【モダン・ラブ~今日もNYの街角で~】シーズン1第1話のネタバレと感想。住人とドアマンの気持ちが温まるストーリー

モダンラブ今日もニューヨークの街角で アンソロジー

Amazonプライムビデオ 【モダン・ラブ~今日もNYの街角で~】のネタバレと感想。

ニューヨーク・タイムズ紙のコラムに基づいて製作された8つのそれぞれの愛のカタチを描いたエピソード。

第1話は、1人暮らしのマギーと彼女が住むアパートのドアマン・グズミンとの心温まる友情ストーリーです。

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【モダン・ラブ~今日もNYの街角で~】第1話”私の特別なドアマン”のあらすじ

NYのアパートで独り暮らしをする30代独身のマギー。

運命の相手を探してデートをするのですが、男性とはいつも自分の住むアパートから離れた場所でお別れをします。

なぜならアパートの前にはドアマンのグズミンが立っており、いつもマギーの連れてきた男性のダメだしをするからでした。

一目男性を見ただけで、マギーにふさわしい相手ではないと見抜くグズミン。

マギーもグズミンの直感はあっていると認めながらも、反抗心もあってかイケメンのイギリス男性テッドと付き合い始めます。

しかしテッドは、読書家で教養のあるマギーとは共通点が全くありません。

結局は、グズミンの予想通りテッドからフラれてしまうマギーでしたが、2人の関係はここでキッパリと終わることができませんでした。

なぜなら、マギーがテッドの子を妊娠してしまったのです。

家族の誰にも言えなかったマギーが相談したのはグズミンでした。

グズミンは、自分の胸で涙を流すマギーを優しく受け止め話を聞いてくれました。

意を決してお腹の子の父親テッドに相談するも、まるで興味を示さない態度にマギーはシングルマザーになる道を選ぶのです。

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【モダン・ラブ~今日もNYの街角で~】1話のネタバレと見どころ

2人の関係

マギーとグズミンの関係はマンションの住人とドアマン以上の関係です。

冒頭では、マギーがデート相手の男性よりグズミンの事を気にかける様子を不思議に思いましたが、話が進むにつれて2人が強い信頼関係で結ばれていることが分かってきます。

マギーが住むアパートは、長年家族で借りているアパートなので、グズミンはマギーを小さい頃から見守ってきたおじいちゃん的な存在なのだと思います。

元狙撃手のグズミンは、マギーが連れ込む男を標的のように厳しいまなざしで見つめていました。

ドアマンとして一定の距離を保ちながらも、グズミンはマギーの事が心配でたまらないのでしょう。

マギーも家族以上の存在として絶大的な信頼を置いていて、妊娠が判明した時も、マギーはグズミンに一番に打ち明けます。

身近な存在でありながら、親や友人とも違う不思議な関係の2人。

親子以上に年が離れている二人の友情に心がほっこりとなります。

グズミンとの子育て、そして別れ

マギーの事をずっと見守り、マギーの精神的支柱のような存在のグズミンは、マギーの娘サラの子育てもサポートします。

毎日マギーとサラを送り出し、時におままごとに付き合ってマギーの帰りを一緒に待ち、お昼休みを利用して博物館へ連れて行ってあげたりもするグズミン。

ドアマンとしての仕事があるので、普通のおじいちゃんのようにはできませんがサラを溺愛している事は誰が見ても明らかです。

サラもグズミンのおかげで、子育てしながら大学も卒業することが出来ました。

そんなマギーに転機が訪れます。

夢だった出版社の仕事が決まったのです。

しかし、その仕事は東海岸のNYとは真反対の西海岸のLAです。

これまでの生活を捨てて新しい仕事を取るか悩むマギーでしたが、グズミンは優しく後押し。

マギーはLAへ行くことを決意しました。

自分の気持ちは一切話さずにマギーを温かく送り出したグズミンですが、きっとすごくすごく寂しかっただろうと思い、切なくなりました。

グズミンが認めた男とは?

5年後、マギーは新しいパートナーを連れて戻ってきます。

恋人をグズミンに気に入ってもらえるかタクシーの中でドキドキするマギー。

男性はもちろん何が待っているのか分かりません。

まずこの場面で、グズミンがまだドアマンの仕事をしていてホッとしました。

なにしろグズミンもお年ですから。

グズミンは、男性を一目見て「合格です」と言いました。

実は、グズミンは男性の事を見ていたのではなく、マギーの目を見ていたのです。

マギーがNYに戻ってきたのか、里帰り的にグズミンの元へ来たのかは分かりませんが、最後の最後までグズミンのマギー愛をたっぷり感じることが出来ました。

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【ミニ情報】

1話の主役クリスティン・ミリオティ

1話で主役マギーを演じたクリスティン・ミリオティ。

目がクリっとしていて、お人形のような顔立ちのクリスティンは、映画、テレビドラマ、舞台と広く活躍の場を広げています。

2012年に上演された舞台【ONCEダブリンの街角で】でトニー賞ミュージカル女優賞にノミネートされました。

素敵な歌声をもち歌手としても活躍しています。

彼女の豊かな表情はグッとストーリーに引き込んでくれました。

ドアマンの仕事

グズミンの職業でもある”ドアマン”という仕事。

日本ではまだ馴染みが薄い職業ですが、ニューヨークではドアマンがいるアパートに住むことはちょっとしたステータスになっているようです。

ドアマンといっても、単にドアを開け閉めするだけの仕事ではありません。

その仕事の幅は広く、空気を読む力など高いコミュニケーション力が求められると言われています。

同じビルで10年以上働くドアマンにとっては、子供の成長を身近に見守ることにもなり、マギーのように自然と家族のような関係になっていくことも多いようです。

しかし、住民の私生活を尊重し、つかず離れず、絶妙な距離感を保てるドアマンこそがプロの条件なのだそう。

そいういう視点からも、グズミンは最高のドアマンであることが分かりますね。

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【モダン・ラブ~NYの街角で~】1話の感想

全話ラブストーリーなのかと思ってみていたので、グズミンとマギーが恋に落ちるの?と思いきや、違いました。

こういう関係もひとつの愛のカタチなのだと伝えるストーリーでした。

今の日本では、近所づきあいも希薄になってきています。

ご近所さんとの付き合いを面倒に感じる事もありますが、このような人と人とのつながりがあったら素敵だなと感じました。

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【モダン・ラブ~今日もNYの街角で~】作品情報

【配信】

2019年

【制作】

Amazon Original

【キャスト】

クリスティン・ミリオティ、デーヴ・パテール、ローレンス・ポッサ、ケイトリン・マギー、キャサリン・キーナー、アン・ハサウェイ、ゲイリー・カー、ティナ・フェイ、ジョン・スラッテリー、ソフィア・ブテラ、ジョン・ハワード・ギャラガー・Jr、ジュリア・ガーナー、フランクリン・シェー・ウィガム・Jr、オリヴィア・クック、オリヴィア・クック 、ブランドン・カイル・グッドマン、エドワード・クリストファー・シーラン、エドワード・クリストファー・シーラン、ジェームズ・サイトウ

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