Amazonプライムビデオ【モダン・ラブ~今日もNYの街角で~】第2話のネタバレと感想。
ニューヨーク・タイムズ紙のコラムに基づいて製作された、8つの愛のカタチを描いたエピソード。
第2話は、恋愛サイトを運営する青年実業家ジョシュアを取材した記者ジュリーが自身の体験から彼の恋のキューピットをする話です。
【モダン・ラブ~今日もNYの街角で~】第2話”恋のキューピッドは世話好き記者”のあらすじ
デートアプリを作って有名となった青年実業家ジョシュア。
ある日、記者のジュリーがニューヨークタイムズ掲載の為、ジョシュアを取材しに訪れます。
一通り取材を終えたジュリーは、別れ際に「今まで人を愛したことは?本気で恋したことはある?」と、最後の質問を投げかけます。
その質問を聞いて少し動揺するジョシュア。
そして、オフレコという約束でジュリーに、自分が出会った運命の女性エマの話しを始めるのでした。
エマとの出会いは会社の面接で、面接を待つ間の5分間でジョシュアはすっかり彼女に魅了されてしまったのです。
そして、自分の面接をすっぽかしてエマを追いかけ、デートに誘います。
その後、2人は交際を始め半年が過ぎた頃、ジョシュアはエマとの結婚を考えるようになっていました。
そんなある日、エマが高校時代の元カレと会い、つい昔の感覚に戻り寝てしまったと告白します。
それを聞いたジョシュアは家を出ていき、エマとはそれきり会うことはありませんでした。
その後、失恋の傷をいやすべく仕事に没頭するジョシュア。
そして、少しずつまた人を信じられるようになり出会いも訪れます。
しかし1カ月前、恋人と歩いていたジョシュアはエマと通りですれ違いました。
その瞬間、ジョシュアの胸の奥に眠っていたものがよみがえってくるのです。
【モダン・ラブ~今日もNYの街角で~】第2話の見どころ
もうひとつのストーリー
前半はジョシュアの物語になっていますが、後半はそれを聞いた記者ジュリーの物語となっています。
再会したエマは婚約しており、今更彼女の人生に割り込むことはできないというジョシュアに、ジュリーは自分の過去を話し始めました。
戦争写真家だった22歳のジュリーは、カリブで英国留学中の大学生と出会いました。
その男性と恋に落ちたジュリーでしたが、パリで会う約束した日に彼は現れなかったのです。
人生最高の日になるはずだった日が一転して、最悪の日となってしまったジュリー。
彼が現れなかった理由も分からず、月日は過ぎていきます。
その後、ジュリーは結婚して子どもにも恵まれ本を執筆したりと忙しい日々を過ごしていました。
そんなある日、ジュリーは書店でのサイン会にその男性と突然の再会。
実は17年前の約束の日、男性は住所を書いた本を盗まれてしまい行く術を失っていたのです。
2人ともお互い結婚していましたが、再会したことにより封印していた想いが弾けてしまいます。
過去に置き去りにしてきた恋、最も純粋で凝縮された恋は、何年経っても色褪せることはなかったのです。
結局、ジュリーは夫に別れを告げたものの、男性は妻を選びました。
過去にかけ違えられたボタンは元に戻ることはなかったのです。
今想いを伝えないと一生の重荷になるとジョシュアに言い切るジュリーには、こんな過去があったのでした。
想いを託すジュリー
オフレコという約束で、ジュリーにエマとの過去の話をしたジョシュア。
デートサイトのCEOが恋煩いなんて、笑いものになってしまうと世間体を気にしているのです。
しかし、ジュリーはジョシュアの話を記事にしてしまいまいした。
彼女の記事の書き方がとても素敵で、この雑誌を読んだエマの気持ちとも重なり合ってじんわりと涙が出てきてしまいます。
ジョシュアには自分と同じような道を歩んでほしくないという想いが溢れていてとにかく感動しました。
この記事を読んだエマはすぐに婚約者と別れ、ジョシュアとハッピーエンドになりました。
【ミニ情報】
ジュリー役:キャサリン・キーナー
記者ジュリー役を演じたキャサリン・キーナー。
数々の映画やドラマに出演するベテラン女優です。
今回も、運命の人と結ばれなかった切なさを優しい笑顔で表現していて素晴らしい演技でした。
1986年に【昨日の夜は…】のウェイトレス役でスクリーンデビューしたキャサリンは、映画【マルコヴィッチの穴】(2001年)、【カポーティ】(2006年)でそれぞれアカデミー賞助演女優賞候補となっています。
私生活では、俳優のダーモット・マローニーと結婚して息子に恵まれますが、2007年に離婚しています。
総監督ジョン・カーニー
このドラマの総監督は映画【はじまりのうた】(2015年)【シング・ストリート未来へのうた】(2016年)で監督を務めたジョン・カーニーです。
音楽映画の名匠との異名を持つ彼が監督しているだけに、このドラマのBGMの使い方もとても素晴らしいです。
音楽を前面に主張することなく、自然に流れてくる心地よさを味わうのもこのドラマを見るひとつの楽しみとなっている人も多いかもしれません。
【モダン・ラブ~今日もNYの街角で~】第2話の感想
2話は、恋愛に携わる仕事をしているのに自分は上手くいっていないという人が、運命の人と結ばれるという恋愛ストーリーの王道のような話でした。
ジュリーの話はちょっと切なくなってしまいましたが、彼女の話があるからこそジョシュアたちのハッピーエンドが更に幸せに感じる要素となっていました。
最近では、マッチングサービスも充実してきて、”出会いはネットで”という方たちも増えてきているようです。
出会いのきっかけはどうであれ、運命の人とのタイミングを迷わないようにしよう!と思わせてくれるストーリーだったと思います。
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