最終回(40話)あらすじネタバレ
顧千帆は皇后に「同じ女子である趙盼児に機会を与えて欲しい」とお願いし、皇后は承諾します。
高家の霊薬を飲んで意識を取り戻した趙盼児は体を引きずりながら再び登聞鼓院へ出向きました。趙盼児の杖刑が再開されそうになったその時、皇帝の聖旨が届きます。
皇后の誕辰を祝い、本日より女性は罰金を支払うことで杖刑を免除できるものとする
孫三娘や顧千帆は銭をかき集めその場で罰金を支払うと、趙盼児は杖刑を免れました。裁判が始まり、出廷した欧陽旭は婚約不履行やその他の罪を否認しましたが、次々と証言や物証が出てきます。
最後に宋引章が欧陽旭の人殺しの証拠を提示すると、後ろで裁判を傍聴していた皇帝と皇后が姿を現しました。皇帝は欧陽旭の官職を剥奪し、皇城司への連行を命じます。
皇帝は手柄を挙げた趙盼児・孫三娘・宋引章に望みを聞くと、孫三娘は永安楼の新作料理を皇帝に召し上がって欲しいこと、そしてできれば婚礼の際に誥命夫人の衣を賜りたいと答えました。
宋引章は登聞鼓院が常に開かれ杖刑が減ることを望み、超盼児は賤民の苦しみが解き放たれることを望みます。
皇帝は3人の望みをすべて聞き入れ、今後は優秀な楽師や職人であれば賤民から脱籍でき官史としての資格を得られることとなりました。
その後、孫三娘と杜長風は結婚式を挙げ、顧千帆と超盼児も幸せな道を歩むのでした。
<完>
夢華録を見終わった感想
ストーリーに大きな破綻はなく、中だるみもなく、全体的に良質な作品でした。「女性の自立」というテーマが好きな方なら楽しめる作品だと思います。そうでない自分のような視聴者でも楽しめました。
ただ、ハマるほどではなかったのは、主人公2人の人間性が完璧すぎて人間味を感じられず、そのため共感も感情移入もできなかったため。その点、クセの強い池蟠やダメ男の欧陽旭には愛着が湧きましたし、彼らの行く末は最後まで気になりました。
最終話は悪役以外ほぼ全員幸せになるという平和的な結末で良かったです。強いて言えば、顧千帆と蕭欽言の父子関係が修復されないままだったのが心残りかも。(結局、蕭欽言は悪い人だったの??)