なつも一緒にその夢を見たいと思いました。
その一方で、学校では”漫画映画”なるものを上映。
動く漫画に興味のあったなつは楽しみでいっぱい。柴田家にいてもいい、そんな想いがなつに本当の笑顔を取り戻すことができたのです。
『なつぞら』
10話あらすじ
明治35年、泰樹は18歳の頃に、たったひとりで富山から北海道に渡ってきました。
当時の十勝は火山灰地で土が悪く、必死に耕しても歯が立たなかったのです。
十勝には晩成社という、泰樹よりも先に開拓していた人々がいました。
泰樹は、晩成社で学び牛飼いを薦められたということです。
その晩成社でバターを作っており、泰樹は初めて初めて口にしたバターに驚き、何としても生きようと決めたのでした。
北の大地で新しい時代が来ようとしている、自分もバターを作りたい。そう強く実感したのです。
前回のあらすじは『なつぞら』9話あらすじと視聴率。なつが怒る、泣く、そして笑う。視聴者の涙を誘った瞬間。からご覧いただけます。
どこにも負けないバターを作るのが夢だという泰樹に、なつも「わたしも作りたい」と顔を輝かせると、泰樹はうれしそうに「バター、作ってみるか?」と言ったのです。
翌朝、柴田家の長男・照男が初めての搾乳に挑戦していましたが、牛にバケツをひっくり返してしまいます。
そして日曜日。その日に搾乳した乳を使ってバターを作りました。出来立てのバターは、ふかしたジャガイモの上に乗せられ、ゆっくりと解けていきます。
みんなでテーブルを囲み、その味わいに笑顔がこぼれ牛乳が嫌いな夕見子も、その美味しさに思わず笑ってしまいます。
なつたちは、作ったバターをもって雪月に行き、ふすまを使ったパンケーキを焼いてもらいました。
パンケーキの上にはビートを煮詰めて作ったという蜜とバターがたっぷり乗せられており、みんなで”甘いお菓子”を味わいます。
雪月の雪之助は、泰樹のバターは新鮮で臭みもない、ぜひ売ってくださいと言いますが泰樹は、このバターは自分が作るものではないというのです。
「なつたちが大きくなったら開拓すればいいんだ。照男やなつたちが仕事として売る方法も考えて、もっと美味しいもの作りゃいい。それが、わしの夢じゃ。」
出典:NHK連続テレビ小説『なつぞら』10話から引用
翌日、学校では先生から来週あるという”動く漫画”の話がされました。
なつは天陽に、「動く漫画って漫画が映ってるのかな?」と聞いてみます。
「絵が動くんだよ」「絵が動くのか……そうだと思った!」
出典:NHK連続テレビ小説『なつぞら』10話から引用
そして上映当日。
教室には、生徒や教師、保護者も訪れ”動く漫画”上映を楽しみにしていたのです。
『なつぞら』10話の見どころと感想
なつに本当の笑顔が戻り、明るい話題が多くなりました。バターを作るという泰樹の夢を一緒に見ることにしたなつ。
なつも心から笑っていると、つくづく感じましたし、作り笑いと本当の笑いの演じ分けが出来てる粟野咲莉の演技はさらに注目度が高いです。
今回、なつが目指すもうひとつの夢”漫画映画”との出会いもラストでほんの少しだけ描かれました。
また、当初怖い印象だった泰樹も、厳しいながらも優しくなつに笑顔を見せるようになったのも印象的です。
泰樹は、照男のことはもちろん、自分が居なくなった後は将来なつにも牧場を一緒にやっていってほしいという想いがあるように思えます。
ここがなつの居場所なんだ、そういっているようにも聞こえました。
十勝といえば”乳製品”と浮かぶ方も多いと思いますが、確かに十勝の乳製品は有名ですし何より美味しいです。
火山灰地で、耕しても歯が立たなかった土地をここまで出来たのは、先の開拓者のおかげであることは間違いないでしょう。
どんな土地でも生まれ変わらせる方法がある、そんな勉強もできました。
そんな方たちがいたからこそ、こんなに美しい北の大地が生まれたんですね。
今回も暖かくて、クスッと笑えるシーンもあったりとほっこりさせてもらいました。
『なつぞら』全視聴率リスト
『なつぞら』は、初回から視聴率20%以上を誇る人気のドラマです。
今回の視聴率も、どうなっているのか気になりますね。
1話:22.8%
2話:20.9%
3話:23.0%
4話:22.4%
5話:22.3%
6話:21.0%
7話:22.5%
8話:22.1%
9話:22.1%
10話:21.9%
(ビデオリサーチ調べ、関東地区)