Netflix2023年キャンセル及びキャンセルリスクのあるドラマリスト

Ojikan

Netflix2023年キャンセル及びキャンセルリスクのあるドラマリスト。2023年はいくつかの大きなキャンセルで始まり、荒れた1年となることを示唆しています。Netflixの2023年のキャンセルと、キャンセルリスクのあるドラマについてご紹介します。

2023年：Netflixでキャンセルされた作品

【Dark】（2017）の製作陣が手掛けた歴史ミステリードラマ【1899】が、シーズン1でキャンセルとなりました。

2022年11月17日の配信開始時には、【ザ・クラウン】（2016）シーズン5に次ぐ2位でデビューを飾りましたが、ヨーロッパのSVOD分析会社Digital iのデータによると完走率が非常に低かったとのこと。

実に、最後まで視聴した人は3分の1程度だったことから、Netflixはシーズン2の制作を発注しない方針を固めました。

影の政府と世界の陰謀を企てている機能不全のチームを描いたアダルトアニメシリーズ【陰謀論のオシゴト】は、2021年10月と11月にそれぞれ10エピソードずつリリースされました。

2022年6月にはシーズン2への更新が発表されていましたが、2023年1月には制作を務めるシオン・タケウチによってシーズン2の更新がキャンセルされたことがわかりました。

キャンセルに至った理由については明かされていません。

幼い頃から大統領になることを夢見る御曹司の政治レースを描いた【ザ・ポリティシャン】は、2019年にシーズン1が配信され、2020年にはシーズン2が配信されました。

評論家からも好意的な評価を受け、ゴールデングローブ賞やプライムタイム・エミー賞など、数々の賞にノミネートされた作品です。

ところが、シーズン2が配信された2020年以来、【ザ・ポリティシャン】の公式Instagramアカウントの更新が止まっていることから今後の展開が心配されています。

2000年前にゲルマン部族とローマ帝国との間に起きた”トイトブルクの戦い”を描いた歴史ドラマ【バーバリアンズ－若き野望のさだめ－】は、2020年にシーズン1、2022年にシーズン2が配信されました。

【バーバリアンズ－若き野望のさだめ－】は、Netflixで最も人気のあるドイツのNetflixオリジナルシリーズで、世界のトップ10リストの全てにランクインしました。

とはいえ、Netflixでシリーズを更新するには一定の再生回数が必須であるため、シーズン3への更新の鍵を握るのはリリースまで2年間もの期間が空いたシーズン2の再生回数となるでしょう。

【Zネーション】（2018）の前日譚となる【ブラック・サマー: Zネーション外伝】は、ゾンビが猛威を振るう世界を生き抜くサバイバルホラードラマで、2019年にシーズン1、2021年にシーズン2が配信されました。

2019年のシーズン1の配信からシーズン2の配信までは2年も空いたこともあり、シーズン2の再生回数は世界規模で芳しくないようです。

しかし、主演を務めるジェイミー・キングはシーズン3の実現を熱望しており、すでにシーズン3に関するアイデアも彼女自身が出しているため、シーズン3が最終シーズンとなる可能性もあるかもしれません。

CM俳優として細々と活動する独身男性の生活を描く【マスター・オブ・ゼロ】は、2015年から配信開始され、2021年にシーズン3が配信されました。

ユーモアとタイムリーなトピックから、現代的な関係性へのアプローチで視聴者や評論家からの評価は非常に高く、プライムタイム・エミー賞3部門とゴールデングローブ賞を受賞しています。

しかし、主演のアジズ・アンサリが「同じようなショーなら2度とやりたくない」と、シリーズの方向性に対する不満を漏らしていることからもシーズン更新が危ぶまれています。

誕生日に事故死してしまった主人公がタイムループで同じ日を繰り返すミステリードラマ【ロシアン・ドール: 謎のタイムループ】は、2019年にシーズン1、2022年にシーズン2が配信されました。

視聴者や評論家の評価はもちろんのこと製作でも高い評価を受け、プライムタイム・クリエイティブ・アーツ・エミー賞では3部門受賞しています。

製作陣によれば、本作は3シーズンでの計画のようですが、シーズン3への更新はシーズン2の再生回数次第となるでしょう。

ただ、【ロシアン・ドール: 謎のタイムループ】は、シーズン1の配信からシーズン2の配信まで3年間もかかっているため、次シーズンの更新も気長に待つ必要がありそうです。