【ノクドゥ伝】15話と最終回16話(放送では20話)のネタバレ感想。ノクドゥは、ユルムの謀反を阻止するために尽力したものの、生還した王には「ノクドゥが謀反人」だと思われてしまいます。そうして追われる身になったノクドゥは一体どうなってしまうのか!? この記事では、ストーリーの詳細と感想をお届けします。
Licensed by KBS Media Ltd. © 2019 KBS. All rights reserved
動画配信:[U-NEXT] (PR) [Prime Video](PR)
【ノクドゥ伝】15話のネタバレ
ノクドゥの身分
時はノクドゥが王宮に向かう前に遡ります。
ドンジュはノクドゥに「あなたが誰で私が誰かなんて考えずに、ただ一緒に居たい」と涙ながらに思いを告げました。
ノクドゥもその気持ちに抱擁で応え、必ず無事に戻ってくることを約束します。
そして現在。
王宮に到着したノクドゥは、ユルムの謀反を阻止するべく連れてきた兵を中に引き入れました。
そこに王妃も現れ、王の崩御を宣告したあと、王の嫡子であるノクドゥの身分を回復するつもりだと宣言します。
ノクドゥの出自を証明する証人として、ユンジョも登場。
20年前に王に殺されかけたノクドゥを、秘密裏に育てていたことを証言しました。
すると、ユルム側についていた兵の何名かがノクドゥに寝返り、それを皮切りに乱闘がはじまります。
そんな中、ファンテを戦場から連れ出した師匠は、追ってきたダノ(ユルムの護衛)を相手に戦い ファンテだけを逃がしました。
逃げたファンテは、父ユンジョと合流。
ところが、出くわした敵兵にユンジョが斬られてしまいます。
ファンテは父にここで身を隠して待っているように言い、自身はユルムのところに戻りました。
ユルムの執着心
乱闘の中、ノクドゥを連れて安全な場所へ避難した王妃は「そなたが生きているとは知らず、つらい思いをさせてすまない」と言って彼を抱きしめます。
ノクドゥは、王妃を「母上」と呼びながら涙を流しました。
王妃はノクドゥの身分を回復させて王座に就かせるつもりでしたが、ノクドゥは王になるつもりはないと固辞します。
*
一方でドンジュは、ヨン・グンから「王宮で大変なことが起きている」と聞いてすぐに駆けつけます。
すると、ユルムがノクドゥに弓矢を向けていたため、立ちはだかって「謀反などやめて下さい」と阻止しました。
しかし、謀反をやめるつもりのないユルムは声を荒げます。
「王となってそなたを娶るのだ!たとえ心を得られなくても、抜け殻でも、どんな姿でもそばに置く」
王の生還
ユルム一派は、ノクドゥたちのいる便殿に突入しました。
再び乱闘がはじまり、ノクドゥとダノが剣を交えます。
それを離れた場所から見ていたユルムは、弓矢でノクドゥを狙おうとしますが、そばにいたファンテに阻止されました。
その直後、スクがユルムを斬ろうとしたところに、ダノが駆けつけユルムを守ります。
しかしスクは、ノクドゥの助けを借りてダノを刺し殺しました。
そこに、崖から生還した王が登場し、ノクドゥに剣を向けます。
王は、ユルムではなくノクドゥが謀反を起こしたと思い込んでいるのです。
何を言っても信じてもらえないと思ったノクドゥは、つい逆心があったことを認めてしまいました。
それを聞いた王はショックで倒れそうになりながらも「罪人を捕らえよ」とノクドゥを捕らえさせます。
その時、ドンジュが官兵を矢で射って皆の注意を引きつけました。
そのスキに、ドンジュとファンテはノクドゥを支えて便殿から連れ出しました。
【ノクドゥ伝】15話の感想
ノクドゥが王への復讐をやめたのは、ドンジュが説得したおかげのようです。
崖落ちした王も生きていたことだし、これで大団円かと思えば、もう一波乱が待っていました。
まさか王が、本当の謀反人であるユルムではなくノクドゥを謀反人だと決めつけてしまうとは……。
次はいよいよ最終話となりますが、王の中に、ノクドゥを息子として慈しむ気持ちが少しはあるはずだと信じたいところ。
一方のファンテは、身分を回復するためにユルム側についていましたが、ここに来てノクドゥを守ってくれました。
やはりまだ兄弟の情があったのでしょう。
最終回:16話(放送では20話)のネタバレ
ユルムとの交渉
ノクドゥは師匠に兄ファンテを託し、自身はドンジュを連れて王妃に会いにいきました。
王様のもとに残るという王妃は、涙ながらにノクドゥに別れを告げたあと、外に通じる秘密の門からノクドゥたちを逃がしました。
その後、ノクドゥとドンジュは小屋のような場所で身を隠していましたが、傷を負っているノクドゥは意識が朦朧としてきます。
そんな中、様子を見にきた師匠と合流。
眠ってしまったノクドゥを師匠が背負いながら船のある場所へと向かうと、途中でユルムらに見つかりそうになります。
ドンジュはノクドゥたちを守るために、わざとユルムの前に姿を現し 交渉を持ちかけました。
「ノクドゥは死んだと王に報告して下さい。そうしてくれれば、あなたのお傍にいます」
それを聞き入れたユルムは、捜索兵を撤退させたあと 王に「ノクドゥは死んだ」と報告しました。
ユルムの諦め
ユルムの屋敷。
手製のかき氷をドンジュに持っていったユルムは、食べる彼女の頬に手を当て「いつまでも待つゆえ、心を寄せてほしい」と想いを告げます。
しかしドンジュは「そうします、と偽ることもできます。でも誰かに心を寄せることは、努力でできることではありません」とはっきり拒みました。
その日の夜。
ドンジュの寝室にノクドゥが現れ、ユルムの屋敷からドンジュを連れ出します。
ユルムは2人が逃げたことに気づきましたが、追うことはしませんでした。
幸せな暮らし
島では、逃げのびたノクドゥたちが幸せに暮らしていました。
一時は身分回復のためにユルム側についていたファンテも、今はこの島でノクドゥと暮らせることが幸せだと言います。
ノクドゥ、ドンジュ、ムウォル団、烈女団
師匠、エンドゥ、ユンジョ、ファンテ、ヨン・グン
ノクドゥとドンジュの婚礼の日。
餅を運ぶヨン・グンが盛大にすっ転んだり、強風であらゆるものが飛ばされたりといったハプニングがありながらも、皆の笑顔に見守られながら2人は夫婦になりました。
婚礼のあと、2人は小花で指輪交換をし 改めて愛を誓いあいます。
~9年後~
謀反を決行したユルムは、己の真の誕生日が11月19日であることを王に明かしました。
かつて巫女が「11月19日に生まれた子が王になる」と予言した人物は、ユルムのことだったのです。
王は抵抗する様子をいっさい見せず、過去の過ちも汚名もすべて自分が背負うから王妃だけは逃がしてほしいとユルムに頼みました。
ユルムはそれを承諾し、王妃を“島送り”にします。
*
島では、ノクドゥとドンジュが王妃の到着を待ちながら「嬉しいときも辛いときも、末永く一緒に暮らそう」と語らいました。
彼らは末永く 幸せに暮らしました。
引用:【ノクドゥ伝】最終話から引用。
最終回:16話(放送では20話)の感想
歴史ドラマは多くの主要人物が亡くなってしまうものですが、本作は誰も死なない素敵なラストを迎えました。
何より、このドラマの大きな魅力である“明るさ”を取り戻してくれたことが良かったです。
ノクドゥたちの暮らす島には、ムウォル団や烈女団、ヨン・グンやファンテやユンジョ、師匠やエンドゥなどなど 全員が勢揃い。
最後には王妃までもが島に到着し、この上ないハッピーエンドとなりました。
こんなに視聴者が満足できる最終話は、なかなか無いのではないでしょうか。
また、ノクドゥとドンジュの婚礼は、決して豪華とはいえないながらも幸せに満ち溢れていました。
2人の仲良しぶりは最高で、中でも、小花で指輪交換をしたシーンは“2人の思い出”がよみがえるような心和むシーンとなっていました。
そしてファンテも、一時は身分を取り戻すためにユルム側についていたこともあったけれど、島での暮らしを幸せに感じているようで良かったです。