【ノクドゥ伝】7話・8話のネタバレ感想。ユルムの二面性とは……!?

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【ノクドゥ伝~花に降る月明り~】7話・8話のネタバレ感想。王になるつもりのユルムは、ホ・ユンを取り込もうとしますが拒まれてしまいます。一方のノクドゥは、兄のファンテに再会するも思いがけず憎しみを向けられ……。この記事では、ストーリーの詳細と感想をお届けします。

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【ノクドゥ伝】7話のネタバレ

王になる資格

*放送は全20話ですが、当サイトは全16話版でご紹介します。

ノクドゥは、ユルムがホ・ユンを脅している場面をこっそり覗いていましたが、物音がしたため外に出ます。

一方、場所を移したユルムは、ホ・ユンに改めて自分を擁立してほしいと話を切り出しました。

「私が王になれば民を慈しみます……などと綺麗ごとを言うつもりはない」

ユルムがそう言うと、ホ・ユンは声を荒げました。

王には民を慈しむ心が必要だ!

ホ・ユンの配下は、「永昌大君がいない今、いっそ綾陽君(ユルム)に鞍替えしては?」と進言します。

しかしホ・ユンは、民を慈しむ気のないユルムを擁立するつもりはありません。

とはいえ、ユルムには弱みを握られており(20年前に王の命令に背いてノクドゥたちを生かした件)、ムウォル団の実権も奪われてしまったようなものでした。

一方でチョン行首は、ムウォル団の拠点をうつすことになったとメンバーたちに伝えます。

本当の名前

ある夜。

ドンジュは、ユルムから「私は誰でも殺す男だ。そなたの思い人を殺してもいいか?と言われたことを思い返していました。

そこにノクドゥが帰宅してきたため、ずっと疑問に思っていた「この村にきた理由」を問いますが、彼は答えませんでした。

秘密にされて腹を立てたドンジュは、ついケンカ腰になってしまい口論に。

朝になっても2人はケンカしたままでした。

ある時、ドンジュ、ノクドゥ、エンドュの3人は魚を捕まえに川へ出かけます。

ノクドゥが小舟から川に落ち、それを見たドンジュは泣きながら彼を助けようとしました。

しかし、ノクドゥはただ魚をつかまえようとしていただけでした。

魚をゲットした帰り道、ドンジュはノクドゥの本名を尋ねます。

「今度教える。ヒヨコたちが成長したらな。だから世話をしろよ」

ノクドゥがこう答えたのには理由がありました。

数日前、ドンジュが「もうすぐこの村を出ていく」と言っていたのを聞いてしまったのです。

ノクドゥは彼女に出て行ってほしくなくて、ヒヨコが成長するまで名前を教えないと答えたのでした。

数日後。

チョン行首ヘンスに同行してホ・ユンの屋敷へ行くことになったノクドゥは、出発の直前にドンジュに言います。

「俺を好きにならなくても利用してもいい。だから去るな。頼む」

ドンジュは本心ではノクドゥのそばに居たいと思っていましたが、復讐を遂行するために去ると決めます。

翌日。

ドンジュはチョン行首の部屋に別れの手紙を置いたあと、ユルムに去ることを告げます。

送り届けようとして拒まれたユルムは、せめて無事を確認したいから亥の刻にブランコのある広場にきてほしい言いました。

「言う通りにしたら、彼を殺さないでくれる?

「やはりあいつが好きなんだな」

王の息子

チョン行首とノクドゥは、ホ・ユンの屋敷に到着しました。

部屋にはチョン行首だけが入っていきます。

行首はホ・ユンに、「綾陽君(ユルム)は弱者を慈しむと約束してくださった。一緒に支えていきましょう」と言いました。

しかしホ・ユンは、「綾陽君は弱者を慈しむどころか、欲しいものを手に入れるために弱者を踏みにじる人間だ」と答えます。

その証拠に、綾陽君がムウォル団のドュルレを殺したことを教えました。

それを聞いた行首は、ユルムに直接確かめにいきます。

するとユルムは殺したことを認め、「証拠隠滅のために寡婦村も捨てた(襲撃させた)」と言うのです。

一方のノクドゥは、チョン行首を待っている間、ホ・ユンの屋敷を偵察していました。

どうやら、これからホ・ユンの配下たちがユルムの屋敷を襲撃するようでした。

彼らの会話から兄のファンテがユルムの屋敷にいるらしいと知ったノクドゥは、自分も後をついて行き屋敷に侵入。

すると本当に、ファンテがいました。

ノクドゥはすぐに連れ出そうとしますが、ファンテに拒まれてしまいます。

ファンテはユルムに捕まったのではなく、自分の意志でここに留まっているのだといいます。

「お前のせいで何度も襲われたが、ユルム様が助けてくれた」

そしてファンテは、隠れて生きなくてはならなかった理由や、追われる理由が分かったと続けます。

「お前が――この国の王の息子だからだ」

ファンテはそう言うと、これからは失った人生を取り戻すつもりだから2度と現れるなと忠告し、ノクドゥを部屋から追い出しました。

ノクドゥはこの事実を確かめるため、ホ・ユンの屋敷に戻り 刀を突きつけて真実を聞き出そうとします。

そこへ、チョン行首が慌てた様子で駆け込んできて「寡婦村が襲撃された」と知らせます。

ノクドゥはすぐに寡婦村に向かいました。

その頃、ユルムは約束の時間になってもドンジュが広場に来ないため寡婦村を見に行きました。

すると、ドンジュが賊に殺されかけていて……。

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【ノクドゥ伝】7話の感想

今回ホ・ユンは「王には民を慈しむ心が必要だ!」と声を荒げていました。

この言葉から察するに、おそらく彼が光海君を見限った理由は、民を慈しんでいないからだと思われます。

そしてユルムも民を慈しみそうにありません。

そうなってくると、ホ・ユンは王の息子であるノクドゥを擁立するのではないでしょうか。

現に「王の息子は“賢く健全に育っている”と言っていたな?ならば……」と言いかけていました。

ただ肝心のノクドゥは、たとえ周囲に担がれても皇帝の座を拒む気がします。

史実と照らし合わせて推測をすると、次の王になるのはユルム(綾陽君)でほぼ間違いないでしょう。

それまでの過程を本作ではどう描くのか、そのあたりに要注目です。

今回ついに、ノクドゥが自分の素性(王の息子)を知りました。

彼は自分が王の息子だったことよりも、兄ファンテに突き放されたことのほうがショックだったのではないかと……。

ノクドゥは何一つ悪くないのに、兄弟同然に慕っているファンテから恨まれてしまうとは、悲しすぎる展開です。

けれど、ファンテにも兄弟の情は残っているはず。

それは、ノクドゥを追い出した時に見せた1筋の涙が物語っていました。

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【ノクドゥ伝】8話のネタバレ

ノクドゥが男だとバレてしまう!?

急いで寡婦村に駆けつけたノクドゥは、殺されかけているドンジュを助けたものの彼女は意識を失っていました。

少しすると、賊に村を襲わせた黒幕であるユルムも到着し、「私が連れていくほうが安全だ」と言ってドンジュを連れ帰ります。

隣の妓楼では、ムウォル団や烈女団が賊を相手に戦っていましたが、力及ばず包囲されてしまいました。

そこに、ノクドゥがやって来て どうにか賊を撃退。

男姿だったため、村のみんなはノクスン(村での偽名)だとは気づいていませんでしたが、たった今駆けつけたエンドゥの一言により気づくことになります。

「もしかしてバレちゃった?男だけど女装してたこと」

「たった今、お前のせいでな」

ノクドゥが男だと知り、村のみんなは啞然とします。

なぜ寡婦村に侵入したのかと聞かれたノクドゥは、「家族が襲われ、誰がやったのかを突き止めるために侵入した」と事情を話しました。

その時、ユルムの屋敷から抜け出してきたドンジュが、ノクドゥの名を呼びながら駆け寄り、「死んだかと思った」と目に涙を浮かべます。

ノクドゥは「大丈夫だ」と答えた直後に血を吐いて倒れました。

寡婦村も妓楼も焼け野原となったため、村人たちは次の居場所を求めて山を下ります。

別れ際にチョン行首は、希望を捨てずに生きのびるよう皆に言葉をかけました。

そんな中、スクは1人だけチョン行首のもとに残り、一生お供をしたいと願い出ます。

ところが……。

スクが馬を取りにいっている間に、チョン行首はユルムの手下に殺されてしまったのです。

それを目にしたスクは復讐を誓います。

漢陽での新生活

全身にケガを負ったノクドゥが目を覚ますと、看病していたはずのドンジュがいませんでした。

師匠によれば、彼女は去ってしまったのだといいます。

さらに、チョン行首が死んだことも知らされます。

ノクドゥはよろめき、「漢陽ハニャンへ行く。確かめなきゃいけないことがある」と歩き出しました。

その後。

ノクドゥ、師匠、エンドゥは漢陽に到着。

そしてなぜか、役人のヨン・グンも同行していました。

どうやら彼は、ノクドゥが男だと知ってもまだ未練があるようで、漢陽でのノクドゥたちの生活を助けると申し出ます。

漢陽の人間に見えるようにと衣服も買い与え、ノクドゥにいとこの名前も与えました。

「今日からは、私のいとこのヨン・スとして生きるのだ」

その後ノクドゥが、広場のブランコを眺めながらドンジュとの思い出を反芻していると、1人の男(王)がブランコに座ったため「変わってくれ」と頼みます。

けれど その男がまだ乗ったばかりだと言うので、ノクドゥは座って順番待ちをしながら悩みを話しました。

2人は本当の親子だからか、自然と親しみが湧いているようです。

その頃。

王に復讐するため漢陽に来ているドンジュは、宮女を相手に商売をしていました。

ツテをつくり、宮女の推薦で宮入りしようと目論んでいるのです。

父ユンジョとの再会

ノクドゥが、自分の出自を確かめるためにもう1度ホ・ユンに会いにいくと、父のユンジョに引き合わされました。

ノクドゥは父に恐る恐る「俺は王の息子なのか?」と聞きますが、真実を答えてはもらえませんでした。

家族が堂々と生きていけるように道を正そうと思っているノクドゥは、父の答えに納得がいかず、「また来る」と言って立ち去ります。

入れ違いで部屋に入ってきたホ・ユンがユンジョと話をしていると、突然 王が乗り込んできました。

王はホ・ユンへの疑いをくすぶらせていたため、このような行動に出たのです。

20年前に死んでいるはずのユンジョを見た王は、怒りに震える手で剣を抜こうとしたものの、殺すことができず生かしました。

その代わりに、ホ・ユンもユンジョも幽閉し、配下たちに見張らせることにします。

ノクドゥとドンジュの再会

ノクドゥが父親の薬を届けにホ・ユンの屋敷へいくと、見張りをしていた王の手下と戦いになります。

隙をついて逃げたノクドゥは、追っ手から逃げている途中でドンジュと再会しました。

一方で、侵入者の報告を受けた王は、その侵入者(ノクドゥ)を必ず捕えるよう命じます。

ノクドゥとドンジュは食器店で身を隠していましたが、音を立ててしまったために追っ手に居場所を悟られてしまいます。

その時、ちょうど現れた王は「ここに例の侵入者がいる」と報告を受け店に踏み込みました。

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【ノクドゥ伝】8話の感想

今回はなんと、師匠役イ・ムンシクのアクションシーンを拝むことができました!

彼はベテラン俳優なのであらゆる作品に出演していますが、こんなに本格的な彼のアクションシーンを見るのは初。

顔が映っていないシーンはスタントマンが演じているとしても、本人のアクションかのように見せる編集技術が見事でした。

ストーリーとしては、ようやく王の光海君が本筋に絡んできました。

ノクドゥが、王と知らずに光海君と何度も顔を合わせるといった流れは、視聴者をハラハラさせつつ ほっこりもさせる絶妙な展開運びです。

親子だからか、2人の服の好みが似ている(笠の紐まで!)といった細部の設定には思わず顔がほころびます。

今回ひときわ輝いていたキャラクターは、役人のヨン・グンでした。

ノクドゥが男だと分かっても、なお未練のある様子がかわいくもあり可笑しくもあります。

何より、ノクドゥたちの生活の世話までしてあげる優しさには好感度が爆上がりでした。

*次回9話と10話のネタバレ感想は(こちら)から。