【ノクドゥ伝~花に降る月明り~】9話・10話のネタバレ感想。ドンジュと再会したノクドゥは、借金返済を理由に彼女を引き止め一緒に暮らしはじめます。そんなある日、武科の試験に首席で合格したノクドゥは、王の顔を見て衝撃を受け……。この記事では、ストーリーの詳細と感想をお届けします。
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【ノクドゥ伝】9話のネタバレ
王とは知らずに……
追っている侵入者がここに逃げ込んだと報告を受けた王は、1人で店に踏み込みました。
すると、ノクドゥとドンジュの姿がありましたが「顔見知りの者だ。追っている侵入者ではない」と配下たちに伝えます。
王が去ったあと、ドンジュもやるべき事があるからと去ろうとします。
するとノクドゥは、(養女にした時の)借金返済を理由にドンジュを引き止め、漢陽で暮らしている家に連れて帰りました。
翌朝。
ノクドゥたちと同居している役人のヨン・グンは、武科の初試に合格したノクドゥのために豪華な朝食を用意しました。
まだ寝ているノクドゥを起こしに行くと、ドンジュとくっついて寝ていたため大ショックを受け、その後もなにかとドンジュへの嫉妬心をチラつかせます。
その後。
宮女の斡旋をしているという男へ会いに賭博場に入ったドンジュは、その男に大金をだまし取られそうになりますが、現れたノクドゥに助けられました。
ノクドゥは開いた傷口から出血しており、心配になったドンジュは医院に連れて行き彼を手当てします。
その帰り道、2人は王に遭遇。
(2人はまだ、彼が王だとは知りません)
眠れないという王の悩みを聞いたノクドゥは、不眠の解消法を教えるといって一緒に山を登りました。
ユルムの嘘
スクは再会したムウォル団のメンバーたちに、チョン行首が殺された時の状況を話します。
すると、彼女たちは「誰であれ、必ず仇を討つ」と怒りをあらわにしました。
そこにユルムが現れ、チョン行首を殺したのはホ・ユンだと嘘をつき「一緒に仇を討とう」と彼女らを丸め込みます。
一方のホ・ユンは、ユンジョにある提案を持ちかけました。
「王からノクドゥを守るために、ノクドゥを王にすれば良い」
しかし、ユンジョは猛反対をしました。
王様の正体
武科の最終試験を終えたノクドゥは、兄のファンテを賭博場に呼び出して会いに行った……と見せかけてユルムをおびき出します。
ユルムはまんまとその策にハマり、ファンテを追いかけて賭博場に入ってきました。
ノクドゥはユルムを捕らえて竹林へと連れ出すと、兄ファンテを味方に引き入れた理由を聞き出します。
そして、寡婦村を焼き払った報いを受けさせるべくユルムを痛めつけました。
そこへ、ユルムの護衛ダノが登場。
ノクドゥはダノと戦っているうちに、再び傷口から出血してしまいます。
ところが、ダノはノクドゥを倒すことよりも 気絶したユルムを助けることを優先し、ユルムを抱きかかえてこの場を去りました。
*
武科の最終試験を首席で合格したノクドゥは、任命の儀で王様から直々に慶祝を賜りました。
ノクドゥが顔を上げると、不眠の解消法を教えたあの男性こそが王様だと知り驚きます。
【ノクドゥ伝】9話の感想
役人のヨン・グンは本当にいいキャラをしていて、お笑い要員でありながら癒しでもあります。
ノクドゥたちの生活を全面的に援助しているうえに、試験の合格時には お祝いとして豚一匹を用意したりと、かなりの太っ腹。
そういえば、以前にノクドゥのために宴を用意していたこともありましたし、根本的に尽くすタイプなのかもしれません。
そんな彼は、せっかくノクドゥと隣同士の部屋だったのに、ドンジュが来てからその部屋を追い出されてしまい気の毒でした。
けれど、役者のコ・ゴンハンがコミカルに演じているため、可哀想なシーンでも笑いを誘われます。
きっとノクドゥへの恋心が実ることはありませんが、いつかは良い相手を見つけて幸せになってもらいたいです。
今回ついに、ノクドゥが光海君を王だと認識しました。
王だと知る前は、気の合う知り合いといった感じで気軽に接していましたが、王と知ってからはどのように変わっていくのか気になるところ。
一方のユルムは、完全な悪役となった今でも、料理好きなのは変わっていないようです。
彼は6話で突然悪役になりましたが、それ以前の魅力ある人柄のままでも「ライバル役」として十分な役割を果たせた気がします。
【ノクドゥ伝】10話のネタバレ
従事官となったノクドゥ
任命の儀を終えたノクドゥは王に呼び出され、「礼節などいらぬ仲であろう」と気軽に話しかけられますが恐縮してしまいます。
一方、任命の儀でノクドゥの姿を目撃したユルムは、その夜ノクドゥの住処を訪れ「王宮入りした理由」を問いました。
ノクドゥは出世のためだと適当にごまかした後、周りの者に手をだしたら謀反を密告すると警告。
しかしユルムは、「謀反の同志の中にはお前の兄ファンテもいる」と言ってノクドゥを黙らせます。
そんな中、ドンジュが帰宅。
ユルムは、「ここで暮らすことは許さない」とドンジュを連れ帰ろうとします。
ドンジュは皆を守るため、ユルムに従いこの家を出て行きました。
ユルムの屋敷。
ドンジュはユルムに「罪のない者を殺すなんて」と寡婦村の一件を責め立てました。
ユルムは「失望したか?私がどんな人間か興味もないくせに」と言葉を返し、この屋敷で大人しくしているよう言います。
するとドンジュは、私を閉じ込めておきたいなら殺せばいいと言い放ち、部屋を後にしました。
嵌められたホ・ユン
“近々ユルムが謀反を決行する”と知ったホ・ユンは、阻止するための行動を起こします。
まずは王妃に会いに行き、20年前に死んだはずの王妃の子(ノクドゥ)が生きていると伝えようとした瞬間、王が乗り込んできました。
場所を移ったホ・ユンは、「綾陽君(ユルム)が逆心を抱いている」と王に密告しましたが信じてもらえません。
なぜなら、ユルムが先手を打っていたのです。
ユルムは少し前に「20年前に死んだはずのお子が生きている」と王に報告しており、証人としてユンジョの息子のファンテを召喚。
さらに「ホ・ユンに脅されています。お子のことをバラせば逆心の罪を着せると」と王に泣きついていたのです。
王はすっかりユルムを信じ、ホ・ユンの牢獄を命じます。
また、ユンジョのことも捕らえるよう配下に言い渡しました。
牢獄。
王は「いつから逆心を抱いていた」とホ・ユンを問い詰めますが、彼は何も答えませんでした。
ホ・ユンは、牢獄される直前にユルムから「罪をかぶって死ねば家族の安全は保証する」と言われたため、ユルムの逆心をこれ以上訴えることができないのです。
割れた装飾品
ノクドゥは、従事官としての任務で父ユンジョを捕らえることになってしまったものの、密かにユンジョの逃亡を手助けしました。
その最中、遭遇したホ・ユンの側近から「お前の出自を証明する物だ」と何かを渡されます。
それは、半分に割れている装飾品で半月のような形をしていました。
王宮に戻ったノクドゥは、王が配下に「殺してでもユンジョを捕らえろ」と命じているのを聞いてしまいます。
その夜。
ノクドゥが置き忘れた笠を探していると、王妃に出くわします。
王妃の胸元には半分に割れた装飾品がつけられており、ノクドゥが持っている装飾品の片割れだと思われました。
それに気づいたノクドゥは目に涙を浮かべます。
雨の中のキス
お忍び中の王を暗殺しようと決めたドンジュは、王の行きつけだという妓楼に足を運びました。
すると、以前に賭博場で大金をだまし取られそうになった男と遭遇し、逃げているうちに井戸に落ちてしまいます。
死んだと勘違いした男は慌ててその場を去りました。
ドンジュは薄れゆく意識の中で、ノクドゥとの思い出を反芻します。
一方、ドンジュを探し回るノクドゥは、賭博場の男から井戸で死んだと聞いて駆けつけ、ドンジュを助け出しました。
しかし、彼女は目覚めるなり部屋を出て行きます。
ノクドゥが追いかけると、ドンジュは感情を吐露しました。
「私にはやるべき事があって、それを心の支えにして生きてきた。
やり終えたら母のいる天国に行けるから幸せだって、そう思って生きてきたの。
なのに、いざ死にかけたら、あなたを思い出して死にたくないと思ってしまった」
「俺はお前が何をしようとしているのかは分からない。
それが何であれ この先がどうなろうとも、今は同じ時間を生きてる。
だから、心の赴くままに好きになってはダメか?俺はお前が好きだ」
「私も好き。好きだってば。あなたが好き」
ノクドゥはドンジュを引き寄せ、キスをしました。
キスシーン集の動画と10話の感想
思い返してみれば、ノクドゥとドンジュは早い段階から両想いでしたが、今回ようやく本当の意味で想いが通じ合いました。
どしゃ降りの中での、募らせてきた思慕を解き放つかのようなキスシーンは とてもロマンティックでした。
ただ、2人はいまだに自分の出自を相手に秘密にしています。
ドンジュは、もしもノクドゥが王の息子だと知ったら王への復讐をやめるのでしょうか?
まだまだ結末が読めないこのドラマ。
どうか悲恋にならないようにと祈るばかりです。
*次回11話と12話のネタバレ感想は(こちら)から。