「愛なんて、ただそれだけのこと」キャスト・あらすじ・相関図。キャリア形成の難しさ、勝負の世界の厳しさ、家族との複雑な関係、恋愛に臆病になってしまった過去の傷、10歳の年の差……諸々の障害を乗り越えて、彼らは幸せになれるのでしょうか。
作品情報
あらすじ

今年で32歳になる梁友安は、Yスペーススポーツ副社長のエグゼクティブ・アシスタントとして24時間365日、常にオンライン待ち受け状態のバリキャリ女史。上司にも部下にも頼られていますが、このままアシスタントとして働いていくことには限界を感じていました。
一方、今年22歳の宋三川はプロのバドミントン選手。あることがきっかけで勝てなくなってしまい、成績は振るいません。とうとう来年の契約は解除するという通告を受けてしまいます。
そんな二人が、Yスペーススポーツがスポンサーのマラソン大会で、スタッフと大会の公式ペースメーカーとして出会います。宋三川はプロフェッショナルな働きぶりの梁友安に目を奪われてしまいますが……
登場人物/相関図

/周雨彤(チョウ・ユートン)

アシスタント→テニスクラブマネージャー。大学時代のトラブルから留学を経てYスペーススポーツに入社し、4年間蒋傑副社長の下でアシスタントをしていました。
将来のキャリアを考えアシスタントではなくリーダーとして自分の力でやっていきたいと希望しています。スポーツ選手を見出す才能に定評があります。恋愛には奥手で、後ろ向きなところがあります。両親は離婚していて結婚に希望を持っていません。
/吴磊(ウー・レイ)

プロバドミントン選手→プロテニス選手。有望なプロバドミントン選手でしたが、あることがきっかけで18-18の同点に追いつかれると勝てなくなってしまいました。22歳の今、引退を迫られています。梁友安に才能を見出され、テニスへの転向を勧められ、悩んだ末、彼女の信頼にこたえてみようと一念発起します。常に梁友安を守り、支え、励ましますが、なかなか思いを受け止めて貰えません。
/夏浩然(シァ・ハオラン)

プロテニス選手。蒋傑と陳可の一人息子。蒋傑副社長の息子としての甘えもあり、Yスペーススポーツテニスクラブの王子様と揶揄されています。実際はテニスに対する愛情はとても強く、真剣です。
偶然出会った梁桃と、始めは気が合わず、ムカついて意地悪ばかりしていましたが、次第に彼女のことが気になって仕方ありません。それでもやはり会う度、意に反してつい、意地悪をしてしまいます。
/姜珮瑶(ジャン・ペイヤオ)

梁友安の学生時代からの親友。栄養士。シングルマザーで栄養士をしながら娘の羅勒を育てています。出張も多く、娘との時間がなかなか作れないことに罪悪感を持っています。
梁友安のことをとても良く理解していて、いつも相談に乗ったり、助言して助け合っている親友同士です。同じマンションの違うフロアに住んでいます。
安従/涂松岩(トゥー・ソンイエン)

ストリンガー。宋三川の母親・童鹿の夫。プロバドミントン選手だった宋三川の母親の理解者で、私生児を生んだ彼女の夫となりました。彼女が家出してからは宋三川を男手一つで育て、守っています。ストリンガーをやめて、がん専門病院の向かいでカツラ店を営んでいます。実の父親以上にステキなお父さんの役割を果たしている優しいパパです。
Y-Space
蒋傑/ジュ・ヨントン

Yスペーススポーツの副社長。焦焦の父。一度失脚した際に、ついてきた梁友安を腹心の部下として鍛え、仕事のノウハウを教え込んだという自負があります。
返り咲いてからは、会長の甥の高力営業部長と張り合って常に険悪な権力争いを繰り広げています。梁友安と約束した3年が過ぎても、彼女を開放せず、アシスタントとして使い続けようとします。
陳可/グオ・コーユイ

蒋傑の元妻。焦焦の母。良妻賢母でずっと家庭を支えてきましたが、独善的で、話が通じない夫に嫌気がさし、離婚を切り出します。焦焦の成功を願っていて、テニスクラブにも出資しています。梁友安とはある種の戦友のような共感を覚えています。
艾利克斯/ユミコ・チェン

プロスポーツスカウト。Yスペーススポーツでアンダードッグプロジェクトを進めるにあたって、蒋傑が梁友安に紹介した、プロのスカウトマン。
その道の第一人者で、プロフェッショナル。梁友安とはとても気が合っていて、個人的な依頼にも協力し、アドバイスを与え、現在ではテニスクラブに出資もしています。
金翌/ガオ・ミンチェン

プロバドミントン選手。宋三川を心ひそかに恐れていて、対抗心をむき出しにライバル視しています。自分の利益になること以外興味がなく、他人に対する誠意や尊敬の念がありません。
失敗すると、ラケットやシューズのせいにしたり、人のせいにしたりします。暴言も、暴行も多い、問題児。梁友安が反対したにもかかわらず、アンダードッグ候補に選ばれてしまい、案の定トラブルを起こします。
テニスクラブ
梁桃/マー・ファンディン

梁友安の腹違いの妹。動画インフルエンサー。梁友安母子を捨てた梁樹が再婚した相手の娘で、幼いころから梁友安と比べられてきたことから対抗意識を持っています。
インフルエンサーとして活動していましたが、そのスキルを活かして梁友安のテニスクラブの広報担当をしています。
張岩/ジャン・タオ

テニスコーチ。有名で優秀なテニスコーチですが、口下手で他人を怒らせてしまいがちです。自覚はあるのか、自己啓発本で話し方を勉強しています。
頭の中はテニスの指導で一杯で、ノウハウやストラテジーが詰まっています。お酒が大好きで、水に見えるよう細工したボトルにお酒を持ち歩いています。羅念のことが気になっていますが、うまく表現できません。
陳哲/リー・チン

プロテニス選手。焦焦の親友で、同じテニスクラブの仲間です。宋三川を始めに受け入れて、慣れない彼にテニスのノウハウを教えます。
お金持ちの息子で高級車に乗り、家族カードで自由にお金を使えますが、嫌味が全くありません。育ちのせいか勝負にあまり執着がありませんでしたが、仲間のため、チームのポイントを稼ぐため、勝ちたいという気持ちが芽生えてきました。
代奕/マー・ブォチュェン

テニスプレイヤー。アメリカの名門大学への進学を有利にするため、テニスを頑張っています。以前は母親がつきっきりでコートに入って球拾いまでして支えていましたが、母親が苦労する姿に負担を感じていました。梁友安の申し出で干渉を控えることになり、ほっとしています。18歳になってお酒が飲めるようになりました。