【如懿伝〜紫禁城に散る宿命の王妃〜】あらすじ1話・2話。本作は第1話から重厚なストーリーが展開され、中国版エミー賞を4冠達成したというのも頷けます。またキャストも見渡す限り豪華で、彼らの洗練された演技からも目が離せません。この記事では、ネタバレ感想をお届けします。
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【如懿伝】あらすじネタバレ1話
烏拉那拉氏の禁足
後に乾隆帝となる第四皇子 弘暦(ウォレス・フォ)の花嫁選びの日が近づいていました。
幼なじみの青桜(ジョウ・シュン)に想いを寄せている弘暦は、彼女のところへ行き「来月の花嫁選びには来てほしい」と伝えます。
花嫁選びの当日。
現皇后で青桜の叔母でもある烏拉那拉氏は、青桜の身づくろいを手伝いながらいつものように言い聞かせます。
「ウラナラ一族に高官はいないゆえ、女が後宮に入って一族を繁栄に導かなければならない」
烏拉那拉氏は皇后という地位ではあるものの、雍正帝(現皇帝)からの寵愛があるわけではないので姪の青桜が一族の頼みの綱なのです。
その頃。
烏拉那拉氏の養子である第3皇子 弘時は、皇位簒奪の罪で雍正帝の怒りを買い皇子の身分を廃されました。
烏拉那拉氏も簒奪を企てた罪を問われ、生涯禁足処分となってしまいます。
花嫁選び
花嫁選びの会場では、妃候補の女子たちがすでに集まっていました。
嫡福晋・・・正室のこと
側福晋・・・側室のこと
弘暦の育ての母親である鈕祜禄氏は、家柄のよい富察氏(ドン・ジェ)を嫡福晋に選ぶよう、弘暦にそれとなく促します。
しかし、弘暦としては青桜を選びたい気持ちが強く、今この時も青桜の到着はまだかとソワソワした気持ちを隠せません。
そんななか妃選びが始まってしまい、弘暦は仕方なく富察氏を選ぼうとしますが、ちょうど青桜がやって来たため彼女を嫡福晋に選びました。
ところが……。
そこに雍正帝が現れて、「烏拉那拉氏を簒奪の罪で処罰した。ゆえに彼女の姪である青桜を嫡福晋に選ぶな」と言うのです。
ひとまず青桜は帰らされ、花嫁選びは後日改めて行われることになりました。
その後も青桜を諦めきれない弘暦は、雍正帝に「彼女を娶りたい」と直談判。
すると、雍正帝は富察氏を嫡福晋として迎えるのならば、側福晋として青桜を選んでも良いと答えるのでした。
【如懿伝】あらすじネタバレ2話
初夜
側福晋に選ばれた青桜は、格格の高晞月(トン・ヤオ)と共に弘暦の屋敷に輿入れをしました。
その夜。
青桜の部屋に弘暦がやって来て、「そなたが最初の初夜の相手だ」と言います。
掟により嫡福晋の富察氏は青桜よりも先に輿入れしたはずですが、彼女とはまだ初夜を迎えていないとのこと。
青桜と弘暦は初々しく気持ちを確かめあいながら初夜を過ごしました。
一方で富察氏は、嫡福晋の自分を差し置いて先に青桜が初夜をつとめていると知りますが、こんな時こそ正室らしく振る舞えば正室の座は奪われないはずだと毅然とした態度を貫きます。
*
6年後。
弘暦の屋敷には、側室(格格)がさらに増えました。
名前 | 【瓔珞】での呼び名 | |
---|---|---|
蘇緑筠 | 純妃 | お産の直後 |
金玉妍 | 嘉嬪 | 異国から嫁いだ |
珂里葉特海蘭 | 愉妃 | |
黄綺瑩 | 該当者なし? | |
陳婉茵 | 該当者なし? |
雍正帝の死
雍正帝(以下、先帝)が崩御し、即位した弘暦は先帝の葬儀を取りしきります。
一部の大臣たちは、烏拉那拉氏の禁足処分を解いて尊号を与えるべきだと弘暦に進言します。しかし弘暦は、先帝の「烏拉那拉氏とは死んでも まみえない」という強い意志を尊重するべきではないか?と考えているため、この場では答えを出しませんでした。
一方でニオフル氏(現皇太后)も、烏拉那拉氏の処遇が気になって仕方ありません。
それというのも、ニオフル氏と烏拉那拉氏は先帝の妃として長年争ってきた間柄。もしも烏拉那拉氏の禁足が解かれて尊号を与えられた場合、“皇太后“が後宮内に2人も存在することになります。ニオフル氏にとってそれは己の権力が半減することになるため、烏拉那拉氏には禁足のままでいて欲しいのです。
ニオフル氏の激怒
姪の青桜を呼び出した烏拉那拉氏は、禁足処分を解くよう弘暦に頼んでほしいと言います。
先帝と合葬されるには尊号を得るしかない、とも。
青桜は仕方なく弘暦に進言しました。
「烏拉那拉氏を皇太后として行宮へ送れば、尊号を与えずとも大臣たちは納得するはずです」
弘暦はその案に納得し、烏拉那拉氏を行宮に送る手配をします。
それを知ったニオフル氏は激怒して青桜を呼びつけると、「烏拉那拉氏とそなた、生きられるのは1人だけだ」と言い放ちました。
ニオフル氏からすれば、烏拉那拉一族がこれ以上 権力を得るのは困るからです。
青桜は毒を受け取り「私が死んだら、烏拉那拉氏と先帝を合葬して下さい」と頼みました。
【如懿伝】感想1話
本作は、【瓔珞】と時代背景が同じで出てくる登場人物もほぼ同じです。
しかも中国では同時期に放送されていたというのだから、視聴者は頭を切り替えるのが大変だったことでしょう。
【瓔珞】は圧倒的なテンポと主人公の強さが売りといった感じで、エンタメ性を重視した漫画チックな内容でした。
それに対してこの【如懿伝】はストーリーが重厚で、主人公の嫻妃(青桜)は第1話から落ち着き払った女性の雰囲気を滲ませています。
もう1人のメインキャストである弘暦(後の乾隆帝)は、好青年な上にかなりの男前。
そんな2人は第1話から両想いで、初々しい2人のやり取りには温かい気持ちにさせられました。
*
それにしても、弘暦の側室はたくさんいるため初見で覚えるのは大変でした。
女性たちは皆 本名のほかに封号も持っており、複数の呼び方があるので誰が誰だか分からず混乱することも。
ですので、慣れて覚えるまでは相関図を用意して視聴するのがいいかもしれません。
【如懿伝】感想2話
弘暦と青桜の、初々しい初夜のシーンには顔が綻びました。
ただ、嫻妃(青桜)の末路を知っているため、この先に訪れるであろう苦難を想像すると悲しくもあります。
今の青桜が幸せであればあるほど。
*
ストーリーとしては、想像していたよりも早く弘暦が皇帝になりました。(即位式はまだですが)
それに伴って彼に嫁いだ女性たちも“妃嬪“という立場に。
後宮入りしたらすぐに妃嬪たちの争いが始まるかと思いきや、今のところ皆が大人しくて意外です。
妃嬪たちよりも、弘暦の育ての親であるニオフル氏(皇太后)が青桜を敵視しており、青桜に嫌がらせをしたあげくに死を命じるとは……。
この先の展開としては、しばらくはニオフル氏との嫁姑問題がメインになっていくのかもしれませんね。