ドラム島
Drクレハ（ドクトリーヌ）役/ケイティ・セイガル
齢130歳を超えるもツヤツヤと自称する、たくましい魔女のような女性。治療は荒っぽいが腕は確かな医者で、チョッパーに医術のすべてを叩き込んだ恩師である。誰も聞いていないが「若さの秘訣かい？」と聞くのが口癖。優しさを厳しさに反転させた女性で、その姿はなんとも粋。
アメリカ出身の女優兼歌手ケイティ・セイガルが、Dr.くれは役を演じます。Dr.くれは役はワンピースの大ファンであるジェイミー・リー・カーティスの出演がほぼ確定したかのように思われていましたが、カーティスの予定が合わなかったことからセイガルに変更されました。芸能一家の生まれのセイガルは、歌手のサラ・ズウィリング（サラ・メイコンで活動）を母に、プロデューサー兼監督のボリス・セイガルを父に持ち、4人の兄弟のうち3人が俳優です。名付け親は脚本家のノーマン・リアで、リアはセイガルの両親を引き合わせた人物でもあります。
ドルトン役/タイ・キーオ
動物（ゾオン）系悪魔の実「ウシウシの実」モデル・バイソンの能力者で、ドラム王国先代王から守備隊長を務めている。先代に続きワポルの側近となったが、ワポルに対し疑念を抱いて立ち向かう。謙遜しがちで控えめな性格ではあるが、それも含め島民から信頼は厚く、のちにドラム国の国王となる。
南アフリカ出身の俳優、モデル、助監督のタイ・キーオが、ドルトンを演じます。南アフリカのヨハネスブルグに生まれ、父はウガンダ共和国出身の俳優ダニー・キーオ、母デビーは映画プロデューサーです。14歳から裏方として俳優のキャリアをスタートさせており、16歳からはケンタッキーやペプシなど多くのCMに出演し始めました。以降は、スリラー映画「ブラッド・ダイアモンド」でレオナルド・ディカプリオと、コメディ映画「ハリウッド式 恋のから騒ぎ」でメグ・ライアンと、アクション映画「リミット・オブ・アサシン」でイーサン・ホークと共演しています。
Dr.ヒルルク役/マーク・ハレリック
チョッパーの育ての親であり、医者としての心構えを教えた人物。しかし見た目通りのヤブ医者で、ドクターくれはからは、「お前に診られなきゃただの風邪で済んだやつが何人いたか」と言われている。独裁にあったドラム国を病と例え、病から救うための研究を進めていた。自分自身不治の病にかかっていたが、最後はいい人生だったと言い自ら生涯を閉じた。
Dr.ヒルルク演じるのは、アメリカ出身の俳優兼劇作家のマーク・ハレリック。祖父はロシア系ユダヤ人のハスケル・ハレリックで、「The Immigrant」というミュージカルで彼の移住経験を描いています。主に、ブラック・コメディ映画「ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!」や、SF映画「ジュラシック・パークIII」、Apple TV＋の「推定無罪」への出演で知られています。
ワポル役/ロブ・コレッティ
先代から引き継ぎドラム国王となった暗君。窮地になると国を捨て、ほとぼりが冷めたころに帰還する、わがままな利己主義者で、思いつきのような悪政で国民を苦しめていた。超人系悪魔の実「バクバクの実」の能力者で、かなりの雑食性。バクバク取り込んだものを合成したり、武器を生成して使用することができる。
ワポル演じるのは、アメリカ人俳優ロブ・コレッティ。ミュージカル「スクール・オブ・ロック」の全米ツアーで主人公デューイ・フィン役を演じ、各地で高い評価を得ました。同作は40都市以上で公演し、中でもロサンゼルスとシカゴでの公演が絶賛されています。ブロードウェイミュージカル「ブック・オブ・モルモン」では、カニングハム長老役を務めました。なお、ミュージカル「スクール・オブ・ロック」はトミー賞4部門でノミネートされ、ミュージカル「ブック・オブ・モルモン」はトニー賞9部門受賞した作品です。