【狼殿下-Fate of Love-】31話・32話・33話のあらすじとネタバレ感想。馬摘星は溍国に帰順すると宣言し、これより溍王と川王(疾沖)に命を捧げると誓います。すぐにでも煬国との戦に臨みたい馬摘星でしたが、溍王に「復讐に執着するな」とたしなめられてしまいます。
31話のあらすじネタバレ
全54話の完全版で紹介します(BSは全49話)
人質交換が無事に終わると、馬摘星は「これより自分と馬軍は溍国に帰順する」と宣言しました。
そこへ、遅れて解放された馬婧がやって来ます。
馬婧は渤王から奔狼弓を預かっており、「この弓で私を殺せ」という渤王の言葉を馬摘星に伝えました。
馬摘星は奔狼弓で渤王への復讐を果たすことを決意します。
その後、馬摘星一行は溍国の皇宮に到着し、溍王と顔合わせしました。
しかし、7年前に皇宮を飛び出したまま いまだに父の溍王と仲違いしている疾沖は、顔合わせに同行せず、1人で宮中をうろつきます。
すると、顔なじみの史大総管と出くわし、“溍王は心ではとっくに疾沖を許している“と教えられます。
さらに、「疾沖」という立場ではなく、「溍国の皇子」という立場でこそ馬摘星を守ることができると諭されました。
一方、溍王に謁見した馬摘星は「すぐにでも煬国との戦に臨みたい」と復讐心をむき出しにします。
溍王はそんな彼女をたしなめました。
「復讐に執着して無謀な行動に出れば、馬軍を危険にさらすだけでなく 亡き馬瑛の面目を潰すことにもなるのだぞ。まずは兵法をしっかり学ぶべきだ」
その言葉に納得した馬摘星は、一心不乱に弓の練習に励みました。
そこに、皇子の装いをした疾沖が現れます。
馬摘星は疾沖から武芸を教わることにしました。
31話の感想
馬摘星が溍国に帰順したことで、渤王とは完全に敵対する関係になってしまいました。
こうなってくると 悲しい結末がチラつきますが、最後にはわだかまりを解いて2人が幸せになれることを願います。
現状、煬国の皇帝よりも、溍王のほうが良心的な人物に思えます。
溍王の詳しい人柄はまだ分かりませんが、国の状態から察するに聡明な王という気がしました。
溍国のキャラで気になるのは、史大総管。
独特な風貌と、クセの強いしゃべり口調はなかなかインパクトがありました。
32話のあらすじネタバレ
煬国への復讐を果たしたい馬摘星は寝食を忘れて兵書を読み漁っていました。
心配した疾沖は食事を持って彼女の部屋を訪れ、幸せな人生を与えると言い3つの選択肢を与えます。
1つ目の選択肢は、馬軍を率いて渤王に対抗し続ける人生。
2つ目は、過去をすべて忘れ、共にさすらう人生。
そして、3つ目の選択肢として「俺に嫁げ」と求婚します。
馬摘星は「1以外の選択肢はない」と答えました。
1を選んだならそれに協力するという疾沖は、馬摘星の後ろ盾になりそうな人物に会わせると言って、屏芫公主の屋敷へ連れていきます。
しかし、屏芫公主は前朝の皇族という尊い身分であるため簡単に会うことはできず、彼女の詳しい情報も分かりません。
そこで疾沖は、史大総管から屏芫公主のことを無理やり聞き出します。
史大総管によれば、屏芫公主は前朝の唯一の生き残りの皇族で、命だけは助かったものの顔に傷跡があるため静かに暮らしているとのことでした。
復讐のために煬国を攻めたいけれど 溍王に反対されたばかりの馬摘星は、屏芫公主の後押しを得たいと考えます。
そこで、屏芫公主の屋敷に侵入し「溍王に煬国攻めを進言してほしい」と頼みました。
馬摘星の顔を見た公主は「知人にそっくり」と驚きます。
馬摘星は、まずは馬軍の強さを見てもらおうと思い 屏芫公主を訓練場に連れ出しました。
そこへ、溍王が現れ……。
32話の感想
渤王が仇だと知った馬摘星の精神状態が心配でしたが、思っていたより悲痛な感じがなくて安心しました。
ところで、屏芫公主って馬摘星の母親ですよね。
でも、1話で登場した本物の屏芫公主とは顔が違うので、わけあって別人が成りすましているのでしょう。
(1話の冒頭で登場した屏芫公主は、馬摘星役の李沁が演じていました(2役))
疾沖は、好きだからといって自分の気持ちを馬摘星に押しつけたりはせず、あくまでも馬摘星の選んだ道を尊重して手助けするところが素敵です。
33話のあらすじネタバレ
復讐に執念を燃やす馬摘星は、瘴気が治癒していない馬家軍に過酷な訓練を強要します。
疾沖はそんな彼女の目を覚まさせるため、無理やり担いで訓練場から連れ去り「恨みで目を曇らせるな、頭を冷やせ」と水槽に放り投げました。
そして同時に、賢さと勇気を持つ馬摘星なら馬軍の立派な主将になれると励まします。
心を落ち着かせた馬摘星は、さきほどの自分の行いを恥じて謝罪しました。
迄貚国の新王が即位するにあたり、煬国の皇帝楚馗に招待状が届きました。
皇帝は渤王に、第4皇子(楚有禎)を連れて即位式に出席し新王の本音を探ってくるよう命じます。
ちょうど同じ頃、馬摘星も溍王から迄貚行きを命じられました。その目的は、煬国と迄貚の盟約を破棄させることでした。
数日後、迄貚国に到着した馬摘星と疾冲は 宝娜公主と再会します。
宝娜公主は、渤王と馬摘星が敵同士になった経緯を聞いて激怒しました。
「摘星お姉様の愛を利用していたなんてひどすぎる!私は姉様の味方よ!」
そんな公主に疾冲は、「自分たちは煬国と迄貚の盟約を破棄するために来た、そのために新王に会わせてほしい」と頼みます。
公主は何とかして新王に会わせる機会を作ると約束し、ひとまず馬摘星たちに迄貚国の服を着用させました。
迄貚国の侍女に扮した馬摘星は、本物の侍女と間違えられ客人の天幕に連れて行かれます。
すると、その天幕にいたのは、即位式に出席するために来ていた渤王でした。
馬摘星は顔を隠していましたが、怪しむ渤王は顔を見せろと命じます。
間一髪のところで宝娜公主が現れ、馬摘星は公主の機転により天幕から出ることができたのでした。
33話の感想
恨みで目が曇ってしまい、いつもの彼女らしくなかった馬摘星。
こういう時に、ちゃんと叱って目を覚まさせてくれる疾冲は素敵な男性ですね。
今回は、久しぶりに宝娜公主が登場。
どうせなら、遥姬も迄貚国に来てくれたらメインキャストが集結して面白そうなのですが。
メインキャストといえば、允王はまったく見なくなりましたが 彼はもう登場しないのでしょうか。
©2018 New Classics Int’l Media Limited
本ページの情報は2022年11月時点のものです。最新の配信状況は公式ページまたは各動画配信サービスにてご確認ください。