【狼殿下】41話・42話・43話のネタバレ感想|罪滅ぼしのために……

歴史 / 時代劇
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【狼殿下-Fate of Love-】41話・42話・43話のあらすじとネタバレ感想。馬摘星の家族を守れなかったことを悔いる渤王は、罪滅ぼしのために、この戦で命をもって償おうとし、無数に飛んでくる弓矢を無抵抗で浴び続け……。

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41話のあらすじネタバレ

全54話の完全版で紹介します(BSは全49話)

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実は第4皇子(楚有禎)は、長兄の死に罪悪感を抱いている渤王を苦しみから解放するために、長兄の死の元凶は皇帝であることを渤王に教えたのでした。

それにより、罪悪感や自分を縛るものから解放され、思うままに動けるようになった渤王は今、単身で溍軍の前に立っていました。

彼は、馬摘星の家族を守れなかった罪滅ぼしのために、今ここで命をもって償おうとしており、無数に飛んでくる弓矢を無抵抗で浴び続けます。

しかし、死にゆくのを黙って見ていられない彼の配下たちは、命令に背いて渤王のもとに駆け寄り、降り注ぐ弓矢を盾で防いで渤王の身を守ります。

一方、無抵抗で微笑む渤王の姿を見た馬摘星は、動揺せずにいられませんでした。

溍国と煬国の戦が本格的にはじまると、馬摘星は敵に捕らわれ気を失います。

そんな彼女を助けたのは、馬摘星の「鈴」の音を聞いて駆けつけた渤王でした。

渤王は馬摘星を傷つけようとする者を片っ端からなぎ倒しました。

そんな中、意識が戻った馬摘星は目の前に渤王がいることに気づき、父のかたきを討つため渤王の胸に弓矢を深く突き刺します。

その直後、彼女はまた気を失いました。

渤王は気絶した馬摘星を抱えて戦場から馬で逃げ去り、森の中で見つけた小屋へ駆け込み助けを求めます。

一方で疾冲は、煬国皇帝の天幕に奇襲をかけたものの皇帝を取り逃してしまいました。

追跡している途中で馬邪韓に出くわした疾冲は、渤王が馬摘星を戦場から連れ去ったと知らされます。

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41話の感想

実を言うと、これまでの渤王の行動(馬摘星守るためにわざと冷たく突き放したり、あえて自分を憎ませる行動)には賛同しきれない部分があり、それゆえに感情移入もしづらかったのですが……。

しかし、実際に渤王が命で償おうとする場面になると、涙腺が崩壊しました。

本当にその行動が正しいのかという是非はともかくとして、渤王の馬摘星への揺るぎない愛は十分に伝わってきました。

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42話のあらすじネタバレ

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命の危機を脱して目覚めた馬摘星は、渤王がいることに気づいて襲い掛かるも逆に押さえつけられました。

渤王は矢の傷と狼骨花の副作用により大きなダメージを受けていましたが、それを表には出さず、馬摘星を安全な場所(溍国)まで送り届けるため小屋を出ます。

道中、渤王は表面上は辛辣な態度を取りつつも、馬摘星の傷を悪化させないよう ひそかに思いやりながら山道を進みました。

馬摘星も、彼の行動の裏にある優しさに気づき始めます。

そして、彼の本質はやはり狼仔なのだと気づいた馬摘星は「狼仔が恋しい」と口にしました。

しかし、自分を憎ませたままでいたい渤王は彼女の気持ちに応えませんでした。

夜になり、馬摘星が座ったまま眠ると、渤王は優しく寝かせ慈しむような眼差しで見つめます。

その様子を、疾冲が見ていました。

一方、帰還した煬国の皇帝は、今まで渤王が就いていた夜煞隊の長の座を遥姬に与えます。

そして、自分の代わりに国政を任せられるのは第2皇子允王だけだと判断し、允王の禁足を解きました。

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42話の感想

渤王はいったい、いつまで馬摘星に自分を憎ませるつもりなのでしょう。

まさか最終話まで……?それだと見るのが辛すぎます……。

渤王が冷たく振る舞っても、馬摘星はその裏の優しさに気づいたようですし、もう渤王は本当のことを明かしちゃって良いのでは?

もどかしくて辛い展開が続くなか、渤王が馬摘星の肌着姿を見て動揺しまくるシーンはほっこりさせられました。

あれが、本来の2人の姿ですよね。

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43話のあらすじネタバレ

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昨夜、渤王は眠る馬摘星を熱いまなざしで見つめていました。

それを目撃した疾沖は渤王の前に姿をあらわし、本当は彼女を愛しているのだろうと言い当てます。

さらに疾沖は、渤王がこの戦で馬摘星に殺されようとしたことも見抜いていました。

渤王はそれを認め、馬府襲撃については自分は関与していないものの、馬家を守れなかったことを悔いているのだと明かします。

それを聞いた疾沖は、馬摘星にも真実を打ち明けるべきだと説得しました。

しかし、馬摘星の心を傷つけ続けた渤王は打ち明けることを拒否し、「自分の分まで彼女を幸せにしてくれ」と疾沖に頼んで立ち去ります。


目覚めた馬摘星は、疾沖から「渤王は逃げた」と知らされ溍国に戻ります。

溍国では「渤王と皇女(馬摘星)がよりを戻した」という噂が広まっていました。

疾沖はその流言を止めるため、馬摘星を娶ると宣言します。

一方の渤王は、皇宮に戻る前に遥姫を呼び出し、自分の死後は楚有禎と夜煞隊を守ってほしいと頼みます。

その頼みを引き受けた遥姫は、去りゆく渤王の姿を見つめながら涙を浮かべてつぶやきました。

「生死を共にしたかったのに、あなたは1人で死にに行くのね。そうはさせないわ 決して」

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43話の感想

疾沖の言うとおり、馬摘星も真実を知りたいはずだし、真実を知ったほうが心も救われるはずです。

でも渤王からすると、あそこまで彼女の心を踏みにじったからには、もう後戻りはできないのでしょう。

最初の頃は、馬摘星を守るためにあえて彼女の心を傷つけるという渤王の理屈があまり理解できませんでしたが、ここまで貫き通すのなら大したものです。

こうなったら、彼がどこまで貫くのか見届けたい気持ちになりました。

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本ページの情報は2022年11月時点のものです。最新の配信状況は公式ページまたは各動画配信サービスにてご確認ください。