【狼殿下-Fate of Love-】47話・48話・49話・50話のあらすじとネタバレ感想。六野の手引きのもと黔奴営に潜入した馬摘星は、渤王に楚馗討伐の協力を求めました。翌日、翌日、獣にかみ殺された奴隷の死体が見つかり……。
47話のあらすじネタバレ
全54話の完全版で紹介します(BSは全49話)
渤王が監禁室に閉じ込められたと知った馬摘星と疾冲は、六野の手引きのもと黔奴営に潜入します。
馬摘星は小窓から「苦しむ民を救うために、共に煬国の皇帝を倒そう」と渤王に話しかけ、溍国に帰順するよう説得を試みました。
しかし、渤王は帰順を拒みます。
馬摘星は、気が変わったら狼煙で合図を送ってくれれば助けに来ると言い、狼煙を渡して立ち去ります。
翌日、獣にかみ殺されたと思われる奴隷(李強)の死体が見つかりました。
奴隷たちは、渤王が操っている戦狼のしわざに違いないと決めつけ渤王に暴行を加えます。
六野も渤王のしわざだと思い、昨夜のこと(馬摘星たちの侵入)を獄長に密告しに行きました。
すると、獄長と允王が密談しており、六野は密談の内容から、彼らが渤王に罪を着せたのだと知ります。
その後、六野はみんなに「李強を殺したのは渤王の戦狼ではなく、獄長と允王だ」と真実を伝えました。
允王は「でたらめを言うな」と六野を斬ろうとしましたが、渤王がその刀を掴んで六野を守ります。
允王は六野の投獄を命じ、「渤王を殺したら六野を解放してやる」と奴隷たちに言い放ちました。
奴隷の1人は「さっさと渤王を殺して六野を助けよう」と言いますが、六野の父である趙久は、六野を守ってくれた渤王を殺すことに迷いがありました。
そんな趙久に渤王は、六野を助ける策があると話を持ちかけます。
その策とは、黔奴営から逃亡して溍国に帰順するというものでした。
奴隷たちの信頼を得た渤王は、狼煙をあげて馬摘星と疾冲に合図を送りました。
47話の感想
こんな形で渤王が溍国への帰順を決意することになるとは意外でしたが、こうして、たまに予想外の方向にストーリーが進むのも本作の面白さの1つです。
それにしても、六野の父親が話のわかる人で良かった。
奴隷の1人が獄長に計画をチクっていましたが、もしかするとそれも渤王の計画のうちでしょうか?
48話のあらすじネタバレ
渤王と奴隷たちは、火薬を使って黔奴営を爆破させ逃亡計画を決行しました。
打ち合わせどおり助けにきた疾冲は、奴隷たちを先導して黔奴営から脱出。
一方の渤王は 趙久らとともに六野を牢から救い出したものの、獄長に見つかり追われてしまいます。
逃げる途中、矢を射られ落馬した趙久は 自分はもう助からないことを悟り、渤王に「こいつの親代わりになってほしい」と六野を託しました。
承諾した渤王は、苦渋の決断で趙久をこの場に残して他の奴隷たちと逃げるのでした。
その後、渤王たちは馬摘星と合流し、溍国に到着します。
溍王に謁見した渤王は、自分たちの帰順を受け入れてくれたことに感謝しつつ、煬国との戦いは引き分けにしてほしいと頼みました。
渤王はその理由を「もしも第4皇子(楚有禎)が次の皇帝になれば和睦も可能だから」と説明します。
溍王はそれを快諾しました。
一方の煬国。
日に日に体調が悪化している皇帝楚馗は、延命祈願のために祭祀を執り行うことにしました。
遥姬は皇帝に、祭祀には迄貚国が適していると進言。
さらに遥姬は、神にささげる供物として渤王の側近3人を生贄にしてはどうかと助言します。
皇帝は何の疑いもなくそれを許可しましたが、実はこれは、側近3人を助けるための遥姬の策でした。
48話の感想
奴隷たちの逃亡計画が成功して良かったです。
彼らはもともと将兵だったので、逃げる際に腕っぷしの強さが役に立っていましたね。
ただ、趙久はすごく良い人だったのに亡くなってしまい残念です。
それにしても、溍王は人間ができていますね、さすがは疾冲の父親です。
渤王も、溍王の懐の深さには感銘を受けているようでした。
2人は“大切な人を守るために突き放す”という思考回路が似ているので、気が合うのではないでしょうか笑
49話のあらすじネタバレ
*一部、ストーリーが前後しています。
孤寡村(疾冲が面倒を見ている遺族たちの村)に足を運んだ馬摘星は、村人がもっと快適に過ごせるように、農地の開拓と家の修繕を配下に指示しました。
するとそこに、罠でケガをした六野が運ばれてきます。
馬摘星は薬草を集めさせましたが、その中に治療に使える薬草はありませんでした。
その時、六野の負傷を知った渤王と疾冲が駆けつけます。
渤王の手には、馬摘星が求めていた薬草がありました。
以心伝心の2人を見た疾冲は複雑そうな面持ちになります。
その後も渤王と馬摘星は、息を合わせて六野の足から罠を外して治療しました。
そんな2人の様子から、六野は「渤王が言っていた“今も想いを寄せる女の子”って、摘星さんのことでしょう」と察しました。
渤王が答えるより先に、馬摘星は「違う。渤王は自分にとって天敵でしかない」と言い放ちこの場を去ります。
渤王を訪ねた遥姬は、祭祀の際に夜煞隊(渤王の側近3人)を助ける計画を伝えます。
渤王は感謝し、なぜ地位も名誉も失った自分から離れず助けてくれるのかと聞きました。
遥姬は想いを押し殺し「……唯一の家族だからよ。でも勝手な思い込みかしら」と答えます。
渤王は「とっくに家族以上だ」と遥姬を抱きしめました。
煬国。
皇帝楚馗は側近の宦官・張錦に、自分が死んだら殉死するよう命じました。
殉死を恐れた張錦は、こっそり身代わりを立てようとするも允王にばれてしまいます。
允王は、このことを皇帝にばらされたくなければ自分に従えと脅し、皇帝の茶に毒を盛らせました。
その茶を飲んだ皇帝は、体調が悪化したうえに失明します。
張錦のしわざだと突き止めた遥姬は、皇帝の前に張錦を突き出し、黒幕が允王であることを吐かせました。
一方、延命祈願の件を知った馬摘星と疾冲は、妨害するため迄貚国に赴きます。
49話の感想
馬摘星の愛を得られず落ち込む疾冲を、渤王が慰めるという構図がなんだか不思議でした(笑)
渤王は少しくらい、疾冲に嫉妬しないのでしょうか。
嫉妬以上に、馬摘星を託せる相手として疾冲を信頼しているのかな。
2人は恋敵だからと言って、陥れ合ったりしないのが良いですね。
疾冲にしろ遥姬にしろ、恋敵の相手を陥れようとしないところに好感が持てます。
視聴者目線では遥姬が渤王を愛しているのは明白ですが、渤王はあれだけ自分のために動いてくれる遥姬の好意に気づいていないようです。
「家族」としてではありますが、遥姬が渤王に抱きしめてもらえて良かった!
50話のあらすじネタバレ
煬国の皇帝に謁見した渤王は、允王を排除するために力を貸してほしいと頼みます。
そしてさらに、半年以内に第4皇子(楚有禎)に譲位するよう迫りました。
失明して権威を失った今の皇帝にとって、残された選択肢は、允王に殺されて皇位を奪われるか、生きて譲位するかしかありません。
皇帝は楚有禎に譲位することを約束しました。
迄貚国で生贄の儀が行われました。
渤王は生贄となった夜煞隊の3人を救出しに行きましたが、文衍はすでに亡くなっていました。
文衍の口から黒血が出ているのを見た渤王は、かつて経脈を切断された文衍には解毒剤が効かなかったのだと悟ります。
その頃、馬摘星と疾冲は、允王はこの機会に必ず渤王を狙うはずだと思い 手分けして渤王を探しました。
允王の姿を見つけた馬摘星は、自分に注意を引きつけ逃げようとしたものの包囲されてしまいます。
そこに現れた渤王は、彼女をかばって代わりに毒矢を受けました。
疾冲も助けに駆けつけたものの、允王に包囲されて不利な状況には変わりありません。
すると、宝娜公主が自身の首に剣を突きつけながら現れ、3人に手を出したら自害すると允王を脅します。
ここで公主に死なれたら無事に国に戻れないと思う允王は、仕方なく撤退しました。
渤王は文衍の死に心を痛め、裏庭で1人弔っていました。
文衍のために儀式を行おうとして渤王が手のひらを切ったところ、手から流れたのは黒血でした。
その黒血を見て、渤王は自分の死期が近いことを悟ります。
一方の疾冲は、優しい馬摘星が恨みと誤解のせいで冷酷になっていく姿を見るのは耐えられないと思い、馬摘星に真相を話しました。
「渤王は馬府の襲撃には関与していない。でも結果的に君の家族を守れなかったことを悔い、命で償おうとしたんだ」
それを聞いた馬摘星は涙を流しながら、真相を知ったところでどうすればいいのかと動揺します。
「なぜ、真実を隠し通してくれなかったの。私はどうすればいいの」
「渤王のところに、行けばいい。渤王こそが君を幸せにできる男だ」
疾冲はそう言うと、今から渤王を慰めに行くようにと促し、溍国に戻ったら結婚を解消すると言うのでした。
馬摘星は渤王のところへ行き、「疾冲から真実をすべて聞いたわ。これからは離れない」と手を握りました。
しかし、渤王は静かに手を離して立ち去ります。
50話の感想
ついに、ついに馬摘星が真実を知り、渤王に対する誤解が解けました!!
いや~ここに至るまでが長かった!
でも長かった分だけ、2人の誤解が解けたことに対する安堵や喜びも大きいです。
これでようやく馬摘星と渤王は心から幸せになれるかと思いきや、渤王はまてしても馬摘星を拒みました。
自分の死期が近いことを悟っているからでしょうか。
もしかしてこのドラマ、バッドエンド??
バッドエンドだとしても、残りの4話は、2人には穏やかに過ごしてほしいものです。
それにしても、馬摘星に真相を教えた疾冲が 最高の男すぎます!
これほどまでに馬摘星の幸せだけを考えてくれる疾冲の想いが切なすぎて涙腺崩壊。
彼にも何とか幸せになって欲しいけど、きっと一生 馬摘星のことを想い続けるのでしょうね……。
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