『アウトランダー』シーズン4第13話ネタバレ。ロジャーを取り戻すため、クレアとジェイミー、ヤングイアンの3人は、モホーク族の集落があるニューヨーク州までたどり着きました。
彼らにたくさんの土産物を持参し、取引もうまくいくかのように思えましたが……。しかし、クレアのネックレスの石が原因で彼らの怒りをかってしまう……。
シーズン4最終話「立派な男」あらすじ
クレアとジェイミー、ヤングイアンの3人は、数ヶ月かけてやっとモホーク族の集落があるニューヨーク州までたどり着きました。
集落に近づく頃には、すでにモホーク族の見張りに見つかり囲まれてしまいます。ヤングイアンは彼らの言葉で「自分が売った男性を探している」と話しました。
ヤングイアンが、ロジャーを売った男が現れ、なぜはるばる来たのかと尋ねます。ヤングイアンは、彼は家族の大切な人だから買い戻しに来たと言いました。
その男の計らいで、ジェイミーたちは族長に合わせてもらう事になり、族長はジェイミーが持参したウィスキーや金属の小物を見ると、ロジャーがジェイミーたちにとって大切な友人であることに気づきます。
ジェイミーたちは族長の表情から、取引に応じてくれると察し、モホーク族に酒や金属、毛布も鍋など様々な”物”を与えました。
ところが、クレアが自分のスカーフを外して渡そうとした際、首にあるネックレスを見たモホーク族は驚きと恐怖の表情になりクレアから離れていきます。
”カワウソの歯の石”
その瞬間、族長の態度も一変し「取引はしない」と、立ち去るよう言うのです。石の意味が分からないまま、ジェイミーたちはひとまず立ち去るしかありませんでした。
その頃、脱獄したマータフがリバーランを訪れており、ブリアナがジョン卿と結婚すると言う話でマータフとジョカスタと言い合いになります。
お互いを罵りあっているかのようでしたが、それをきっかけに2人は深い仲になっていったのです。
ジェイミーたちは、モホーク族集落の近くで火を焚き、ロジャーを取り戻す方法を話し合っていました。そこに、モホーク族のワキャッティオスタという女性と数人の男たちがやってきます。
ワキャッティオスタは、クレアに”カワウソの歯の石”を渡すよう言いに来たのです。なぜそんなに石が欲しいのかとクレアが尋ねると、ワキャッティオスタは話しはじめました。
「私が生まれる何年も前 ある男が現れた。男はどこから来たかではなく いつから来たかを告げた。男の名はタウィネオナウィラ(カワウソの歯)。男は戦が起きると警告した。トマホークを掲げ、殺られる前に白人を殺れと説いた。手遅れになる前に殺せと。男は体に色を塗り 戦いの踊りを舞った。大勢が男に従い白人の頭皮をはいだ。村人は腹を立てた 白人が報復にくるのを恐れたから 長だった私の祖父は”カワウソの歯”を追放すると決めた」
海外ドラマ『アウトランダー』シーズン4第13話から引用
クレアが見つけた頭蓋骨と”石”はまさに、このタウィネオナウィラのものでした。タウィネオナウィラは、追放されてもなお村に戻ってくるためモホーク族は彼を処刑し、はねた首を遠い場所に埋めたということだったのです。
シーズン4最終話ネタバレ
カワウソの歯は警告しに来た現代人だった
クレアが拾った頭蓋骨に残されていた歯から、タウィネオナウィラは1800年代以降に生存していた可能性がありました。また、これから戦が起こると警告していたのも、歴史を知っている人物であるからに間違いないでしょう。
種族を守るため、絶やさないための警告であり、当時の預言者のような存在だとしたら、自分の命を脅かされてまでも貫くことはないのではないかと……。
また、ロジャーがモホーク族から逃げ出す途中でストーンサークルを見つけたのはあまりにも偶然過ぎます。もしかしたら、ロジャーが見つけたのはタウィネオナウィラが通ってきたストーンサークルかもしれませんね。
もし彼がストーンサークルを通ってきた人物だとすれば、クレアをジェイミーの元へ導いたことにも深い意味があると考えられるでしょう。
ロジャーを助けるためヤングイアンが身代わりに!
クレアは、石を渡す代わりにロジャーを助ける手助けをしてほしいとワキャッティオスタに取引を持ち掛けます。ワキャッティオスタは、タウィネオナウィラを信じているようで、石があれば未来が見えるのだとクレアの提案を受け入れます。
ワキャッティオスタの手引きで、ロジャーが囚われている檻まですぐというところで、モホーク族に見つかって囲まれてしまいました。
これによりワキャッティオスタは、村の平和を乱したとしてモホーク族を追放。族長はジェイミーたちに、タウィネオナウィラの件は長年の懸案だったが火種は消えたから、石をもって立ち去るよういいます。
ロジャーが一緒でなければ意味がないとして、ジェイミーはロジャーと引き換えに自分がモホーク族に残る決心をします。
彼らの言葉が話せるヤングイアンから族長に伝えてもらうも、ヤングイアンはジェイミーではなく自分を差し出すと伝えたのです。
愛する甥をモホーク族に渡さなければならなくなったジェイミー。娘のためとはいえ、どちらにしろ彼にとっては悲しい決断だったはず。
しかし、ヤングイアンは彼らの”歓迎”を見事にクリアし、ロジャーのような捕虜としてではなく、仲間として迎えられたのでした。
別れになると言っても、生きていれば必ず会えるはず。ただ、白人であるヤングイアンの存在が、タウィネオナウィラの言う戦にどんな影響を及ぼすのかは気になるところです。
シーズン4最終話を観た感想
ヤングイアンと引き換えにロジャーを取り戻したクレアとジェイミーは、重い足取りで帰路につきます。
一方で、モホーク族に売られてから悲惨な日々を奥ていたロジャーの怒りはジェイミーに向けられました。ロジャーの身からすれば、納得が行かないのも分かりますが、ジェイミーも娘のために愛する甥と引き換えにした辛さは計り知れません。
ヤングイアンを信じるしかありませんが、モホーク族自体は野蛮な種族というより、平和な暮らしを求めているようにも見えるので、まずはヤングイアンの身の安全は間違いないでしょう。
リバーランに戻ると、赤ん坊を抱きかかえたブリアナが出迎えましたが、その場にロジャーの姿はありません。ブリアナに何があったかをすべて話した上で、ロジャーに考える時間を与えたようです。
もしかしたらボネットの子かもしれない赤ん坊を、生涯我が子として育てることが出来るのか……。しかし、フランクは育て愛することが出来たので、ロジャーにもきっと出来るはず。
そう思っていた矢先、ロジャーが馬でリバーランにやってきた時は、物語とは思っていてもホッとした喜びに顔がほころんでしまいました。
ブリアナも、とても不安な一夜を過ごしていたので、喜びはひとしおという感じで、クレアとジェイミーの再会と同じような感動に包まれました。
そしてラストで、トライオン総督から”世直し団”を一掃するための兵を集めろという指令が届いてしまいました。
世直し団のリーダーであるマータフを囲む一方で、兵をあげろという急展開!次回シーズン5では、大荒れからのスタートになりそうですね。