『アウトランダー』シーズン4第2話ネタバレ。ジェイミーの叔母ジョカスタが暮らすリバーランに向かう途中、ボネット率いる海賊に財産を奪われてしまったジェイミーとクレア一行。
クレアは肩を落とすジェイミーを慰る中、船はリバーランに到着しました。ジョカスタは、ジェイミーはもちろんクレアのことも快く迎えてくれたのですが……。
『アウトランダー』シーズン4第2話あらすじ
ジェイミーは、亡くなった仲間の弔いのつもりで、処刑寸前に逃亡したボネットを助けたものの、それが仇となってしまいました。そんな失意の中、船は無事にリバーランへと到着します。
子供がいないジョカスタは、ジェイミーを息子のように思い、彼の妻であるクレアも家族として出迎えてくれました。ある日、ジョカスタはジェイミーたちの歓迎パーティを開き、たくさんの人々にジェイミーを紹介します。
すると、ジョカスタはその場で”ジェイミーをリバーランの後継者にする”と宣言したのです。突然の話にジェイミーもクレアも驚きを隠せません。
しかし、ここはアメリカ大陸。
イギリスの植民地であり、スコットランドとも法が全く違います。また、この時代は奴隷制度が当たり前で、同じ人間を奴隷として扱う法律にジェイミーもクレアも馴染めないでいました。
「人を差別したくない」ジェイミーとクレアがそう考えていた矢先に、リバーランの奴隷の一人が白人の耳を切り落とすという事件が起こってしまいます。
事件を聞きつけたジェイミーとクレアは、医療道具を持って現場に向かいました。しかし、傷つけられた白人はなんと、傷つけた黒人青年の腹に鉄のフックを刺し、木に吊るし上げていたのです。
それを見たクレアはまず、吊るされている青年を降ろすよういい、ジェイミーがクレアを援護します。ところが、この時代には白人を傷つけた黒人は処刑されるという法律がありました。
クレアの行動は、今後リバーランに波乱を巻き起こすのです。
シーズン4第2話の見どころと感想
アメリカの歴史の一部が垣間見れる
独立する前のアメリカの様子や、美しくも荒々しい大自然が目を楽しませてくれます。当時の暮らしぶりや、厳しい法律に縛られながらも強く生きようとする人々の姿には考えさせられることもありました。
フレイザーズリッジの撮影は、スコットランドの地にロッジを作り、アメリカに似た場所で撮影したとのこと。ストーリーではアメリカが舞台になっていますが、やはりスコットランドの大自然は美しい限りでした。
また、アメリカでのジェイミーとクレアの暮らしぶりは、スコットランドに似通った部分があるとも感じます。
ジェイミーとクレアはどう立ち向かうのか?
クレアは、奴隷青年の命を救い回復に向かっていた最中。白人たちは、群をなしてリバーランに詰め寄ってきました。彼らに青年を引き渡せば、確実に命を奪われます。
処刑されれば、魂は神の元へはいけないと言われていたので、クレアは青年を引き渡すことを拒みました。
ただ、それではジェイミーやクレア、ジョカスタを初めとするリバーランの人々の命が危ないということもあり、ジェイミーはクレアにある提案をします。
「コラムと同じ方法なら、魂を救える」と。
かつて、カローデンの戦いの前に、クレアはコラムの希望から”薬”を渡し、それによりコラムは眠るように息を引き取りました。
ジェイミーは、コラムと同じ方法なら、青年の魂も神の元へ行けると考えたのです。青年に”薬”を飲ませ、息を引き取ったあとに白人たちに青年の遺体を引き渡します。
彼らは青年が死んでもなお、木に吊し上げていました。当時は、こんなに惨いことを平気でできたのかと心痛む場面も……。
だかあこそ、ジェイミーもクレアも未開拓地で、自分たちらしく生きる決意をしたようです。ただ、未開拓地には先住民や熊などの危険動物も生息しているとのことで、今後のふたりの生き方にも注目したいですね。
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