【アウトランダー】シーズン5第2話ネタバレと感想。それぞれの運命の歯車が狂いだす!?

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【アウトランダー】シーズン5第2話ネタバレと感想。

トライオン総督から、世直し団リーダーのマータフを捕えろと指示を受けたジェイミーは大佐としてイギリス兵らと合流しました。

一方で、ボネットが生きていると知ったブリアナの心は不安に揺れ動く。

それぞれの歯車がついに動き出す……。

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【アウトランダー】シーズン5第2話あらすじ

世直し団の過激化

【アウトランダー】全シーズン全話のまとめリンク一覧。
【アウトランダー】シーズン1~5までのまとめを紹介した記事一覧。主人公クレアが過去にタイムスリップしジェイミーと知り合って結婚。カローデンの戦いの阻止に失敗して再び20世紀へ。その後フランクと娘を育てフランクの死を機に再び過去へと戻りジェイミーと再会。さらにシーズン4ではブリアナとロジャーが石を通り過去で暮らすことを決意します。 それらの流れを全てまとめました。

町ではマータフ率いる世直し団が裁判所に乗り込んで、要求を飲まない判事らに暴行を加えるなど、過激な行動を行っていました。

一方で、本格的に世直し団撲滅に乗り出したトライオン総督は、ジェイミーを大佐としてノックス中尉の小隊を任せます。

ジェイミーは、小隊を率いてマータフを探すために出発。

ノックス中尉は、トライオン総督からジェイミーの話を聞いており尊敬しているよう。

馬に乗りながらの2人の会話が続く中、世直し団のメンバー3人を捕えたという報告が入り、ジェイミーの顔がこわばります。

3人の中にマータフがいるかもしれない。

そんな恐怖がジェイミーの脳裏をよぎります。

町に到着したジェイミーは、荒れ果てた様子に唖然とする中でファニングという総督の友人を見つけ、話を聞くことに。

ファニングは、ジェイミーとノックス中尉を被害に遭ったアンダーソン判事に会わせ、今回の暴動の件を2人に話します。

法定で言い分が認められなかった世直し団は裁判所を襲い、判事らを上半身を裸にして大火傷を負わせていたのです。

ジェイミーは、あまりの過激な行動に目を疑いました。

医療の壁

クレアの元に、ファリッシュという男性が運ばれてきました。

彼は息が出来ないとのことで、衰弱しており一刻の猶予もありません。

妻によると、「血抜きしてたら苦しみだしたから通じ薬を飲ませた」とのこと。

通じ薬とは便秘薬のこと

ファリッシュ自身も苦しみながら、酷い腹痛があると訴えたためクレアは妻に一連の流れを聞きました。

2日前に夫がお腹が腫れて苦しいと言うから、甘汞の粉末を飲ませ悪化したから血抜きをした。その後、青汞の丸薬も飲ませたと話したのです。

この瞬間、クレアの顔色が変わり「自分に出来ることはない」と診察の手を止めました。

青汞の丸薬とは、砂糖などに金属水銀を練り込んだ丸薬のこと。かつてリンカーン大統領が服用していた。ただ、金属水銀を摂取すると急性中毒症状による咳や胸痛、呼吸困難を起こしたりすることもある。

ファリッシュは水銀を摂取されていたため、この時代では手の打ちようがなかったのです。

クレアが手を止めた数十秒後、ファリッシュは息を引き取りました。

これにより、この時代での治療に憤りを感じたクレアは人々を助けるためにある覚悟を決めたのです。

ジェイミーの選択

捕えられた世直し団3人の中に、マータフの姿はなくホッと一安心するジェイミー。

ところが、彼らはジェイミーが総督側にいることに不満な様子で反抗的な態度を取ってきました。

3人は、翌日に処刑される予定でしたが、ここで感情的になったノックス中尉が、メンバーのひとりを刺殺してしまうというアクシデントが起こります。

感情的になったとは言え、裁判に掛けることもなく行った行為に、ノックス中尉は自分を恥じていましたが、ジェイミーは済んだことだと宥めます。

しかしその夜。

ジェイミーは人目を盗んで牢屋に忍び込んで残り2人を助け出し、マータフに戻るなと伝えるよう話します。

それでも彼らは、「自分たちには戦う準備がある」と、ジェイミーの助言も聞きませんでした。

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【アウトランダー】シーズン5第2話の結末まで

クレアの選択

現代の医療なら助けられた命。

しかし、この時代の治療には限界があると感じたクレアは、死因を確かめるためファリッシュの遺体を解剖するという、思い切った行動に出ました。

この時代、解剖などは死者を冒涜するとのことで見つかれば大変なことになります。また、体をナイフで切るのはもってのほか。手術なども行われていなかったようです。

そこでクレアは、棺に石を詰めて偽装し遺体を隠して解剖していたのです。

解剖の結果、ファリッシュの腹部は深刻な感染症を起こしていたため、血抜きや水銀の摂取で死を早めてしまったことが分かりました。

もっと早くに診察に来て”虫垂を切除する手術”を行っていれば、彼は死なずに済んだはずだったのです。

さらにその後、ファリッシュ婦人に捧げる蝋燭を作っていた主婦たちの会話から、人々が薬の誤った知識を持っていることを知ります。

ひとりの主婦の息子が火傷したと話した時、別の主婦が蜜蝋を塗ると良いと助言。

これに関してクレアは、感染症の予防になるからいいと言いますが、また別の主婦はジェームズ先生の解熱剤が効くと言うのです。

火傷に解熱剤。

その理由は、国王も飲んでいるからという理由でした。

クレアは、手の火傷に解熱剤を服用することや服用した息子が吐いていたということから、「あの薬に含まれるアンチモンという成分には毒性がある」と訴えますが、主婦たちは”効くなら飲めばいい”と聞く耳を持ちません。

あなたは腕のいい治療師だけどウィルソン先生は博学よ。国王お抱えの医者が毒を盛るなんてことある?

出典:【アウトランダー】シーズン5第2話

そこでクレアは、彼女たちの誤った考え方に警鐘を鳴らす意味で、何をしたらいけないかローリング医師の助言として書き込んだものを、入植者に配ることにしたのです。

さらに、たまたま獲物をさばいていたマーサリの腕を見込んで、弟子として治療を教えると同時に、歴史を変わるのも承知でペニシリン製作にも乗り出したのです。

ボネットの脅威

ボネットが生きていると知った時から、ウリアナの心に変化が現れていました。

彼女は絵を描くのが好きでしたが、息子ジェミー(ジェレマイア)の他にボネットの顔も書いていたのです。

それをたまたまロジャーが見つけてしまいます。

ジェミーが歩き始めて喜ぶブリアナを見たロジャーは、その笑顔の裏に大きな傷を抱えていることをつくづく感じていました。

この時点で、クレアはもちろんロジャーもまだボネットが生きていることは知りません。

ブリアナは、ボネットが近くにいるという恐怖をひとりで背負い、闘っているようでした。

そんなボネットは、正規に運べない荷物を運ぶという商売をしていましたが、その日は、客の取り合いで殴り合いになった女性の喧嘩があり、大勢の男たちが囲んで賭けをしているところにいました。

賭けに勝って喜ぶボネットに、ある男が詐欺だと声を上げてボネットを侮辱します。

するとボネットは、自分を侮辱した男に「紳士らしく決着をつけよう」と申し出て剣を交えました。

戦いの末、ボネットが相手の足に傷を負わせ、男は降参しましたが、それだけではボネットの気が収まらず男の眉間をナイフで切り裂きます。

いつもなら躊躇なく殺していたはずのボネット。

しかし彼は「俺も人の親だ」と、トドメを刺さなかったのです。

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【アウトランダー】シーズン5第2話の感想と考察

ジェイミーの行動から、今は板挟み状態ではあるものの、心の中は決まっているようです。

ノックス中尉らと行動することによって軍の動きも掴めるし、世直し団の動きも手に取るように分かります。

ジェイミーは時期を狙って必ずハイランダーと合流するはずですが、その際はフレイザーズリッジが奪われてしまう可能性があります。

フレイザーズリッジが奪われれば、入植者の生活も危ぶまれることになってしまうので、トライオン総督の約束を守るという建前で、世直し団らを擁護する方向に行くのかもしれませんね。

そしてボネットの一件では、彼は必ずブリアナの前に姿を見せるはず。

この時代、ジェミーがボネットの子かロジャーの子かはわかる方法はありません。

ボネットは自分の子だと思っているので、必ず会いにくるでしょう。

そうなった時、ロジャーはどうするのか、ブリアナはどうするのか。

世直し団と軍の板挟みになっているジェイミー、ボネットに怯えるブリアナ、医療の限界にしびれを切らしたクレア。

それぞれの運命の歯車が狂いだしそうな予感がします。