【アウトランダー】シーズン5第6話ネタバレと解説。世直し団に恩赦が与えられたものの、その内容はマータフを除く者。ジェイミーは、名付け親のマータフを気に掛け、顔を曇らせたままリッジに戻りました。そして今回、ジョカスタの悲し過ぎる過去が明らかに!
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【アウトランダー】シーズン5第5話ネタバレ
ジョカスタの過去
1746年のスコットランド。
サミュエル・トリントン(ヘクター)を乗せた馬車が、大草原を猛スピードで走っていました。
正面から2人の竜騎兵に乗って現れ、馬車を止めて事情を聞きます。
トリントンは、「カローデンから離れたかった。赤には妻と娘が乗っている」と説明。
すると竜騎兵たちは、カンバーランド公の命令で調べているとし、妻子を馬車から降ろすよう伝えました。
馬車の中には、ジョカスタと娘のモーナが乗っていましたが、2人が降りると竜騎兵のひとりが中をチェック。
問題ないとのことで、馬車の乗り込もうとした時に、モーナの靴紐がほどけ竜騎兵のひとりが手を貸します。
別の竜騎兵に、どこに向かっているのかと聞かれたトリントンは「国境を越えてカーライルにある兄の家へ」と伝えていると、靴紐を治していた竜騎兵が馬車の下に隠してある箱を見つけてしまいました。
箱の中には、フランス国王の印がある金塊が隠してあったのです。
金塊をスチュワートに渡すつもりだと察した竜騎兵たちは、トリントンたちを「ジャコバイト」と判断し銃口を向けました。
ひとりがトリントンの背後に銃口を向け、その男には御者が銃口を向ける。
御者が発砲し、トリントンが振り返った瞬間にもうひとりの竜騎兵がトリントンに剣を振り上げました。
ところが、竜騎兵の剣は父親を庇ったモーナの体を斬りつけ、彼女は亡くなってしまったのです。
トリントンは、その竜騎兵の首を刺して殺しました。
その場を離れなければ危険だと、トリントンは泣きじゃくってモーナの遺体にしがみつくジョカスタを引き離し、愛する娘の遺体を残して立ち去ったのです。
そして現在。
ジョカスタの元に、彼女の結婚相手であるイネスが訪ねてきました。
結婚式を翌日に迎え、花嫁に愛の証としてラベンダーの香りがする小さなクッションのようなものを届けに来たのです。
イネスは、ジョカスタが結婚に乗り気でないことは分かっていました。
そこで、「イネスという名はゲール語で、ふたつの潮流によって生まれた島を意味する。いつかは私たちも……」と言う想いを込めたようでしたが、ジョカスタには届いていない様子。
そこでユリシーズから、ジェイミーとフォーブスが訪ねてきたと聞き、ジョカスタはイネスに丁寧にお引き取り願いました。
ジェイミーがジョカスタを訪ねてきた理由は、彼女の財産をジェレマイアに譲るという書類に連名で署名するため。
書類には、ジョカスタとジェイミーの署名が記されました。
書類上では、ジェレマイアが主となりましたが彼はまだ赤ん坊なので、大人になるまではジョカスタが管理するようです。
その日、ジョカスタの結婚前パーティが行われましたが、ジェイミーは彼女の隣にはマータフがいるべきだと浮かない様子でした。
それどころか、マータフを殺したがっている男たちといることに悩んでいたのです。
結婚式には、ジョン卿及びトライオン総督やその妻らも来ていた。
ジェイミーが、トライオン総督に恩赦の件を称賛すると、どうやらジェイミーの耳に届いていない内容が持ち上がったのです。
ジェイミーの同郷のジョンストンのおかげで、集会を禁ずる法を提案出来た。
つまり、10人以上集まるのを阻止し、暴徒が共謀出来ないようにしたものだったのです。
さらに、この法案は過去にもさかのぼることも可能。
トライオン総督はこれを「遅れてきた正義」だと言ったのです。
リッジに襲い掛かる危機。
その頃、フレイザーズリッジでは蝗害(バッタによる被害)が発生し、リッジで暮らす人々が「早く手を打たなければ作物が全滅する」と、ロジャーの家に押しかけていました。
明日には大群が押し寄せてくるから、フレイザーの畑を燃やしてほしいというのです。
しかしロジャーは、「燃やしても次の被害が来たらどうするのか?風向きが変わればみんなの家も灰になる。それでもやるのか」と詰め寄ります。
人々はそれでも納得が行かない様子でしたが、ロジャーにも考えが浮かばず……。
「大佐がいれば頼れるのに」
そんな人々からの声に、ロジャーもどうしていいか分からず、自分ですら「ジェイミーがいれば」と考えるようになっていました。
しかし、ふとしたことから昔、父に読んでもらった物語を思い出します。
アメリカ西部にバッタが襲来した話。
それは、煙を使ってバッタが畑に降りる前に追い払ったというものでした。
物語の多くはフィクションでも事実を含んでいるとのことで、ロジャーは畑の周りで生木を燃やして降り立つのを防ぐことを考えたのです。
結果、バッタの襲来は回避でき、ロジャーはリッジの人々からも感謝されました。
【アウトランダー】シーズン5第5話の結末
ボネットと繋がる
ジョカスタの結婚式には、ワイリーという男も来ていました。
彼はフランスに行ってから”影響”を受け、身なりはフランス貴族そのもの。
クレアに好意を抱いているようですが、見た目がとにかく気持ち悪い限り。
クレアは出来るだけ彼を避けていましたが、彼の口から「ウィルミントンに船乗りの友人がいる」との言葉で態度が一変。
「夫のウイスキーが売れなくて困っている」フリをして、ボネットとコンタクトを取ろうと考えたのです。
ところが、ワイリーはあろうことか厩舎でクレアにキスをしようと襲い掛かり、そこにジェイミーがやって来てナイフを突きつけます。
そして2度とクレアに近づくなと警告し、ワイリーを開放したのです。
ワイリーが去った後、クレアはジェイミーにボネットの情報を伝え、ジェイミーもジョン卿からボネットが男の目を切り裂いた話を聞いたと言ったのです。
そこでジェイミーは、ワイリーに借金があることを利用して、金を掛けてホイスト(イギリス発祥のトリックテイキングゲーム)で勝負しようと考えました。
ところが、ワイリーは「ルーカスはジェイミーが賭けた金より価値がある。クレアの指輪なら馬と釣り合う」と言い出したのです。
ワイリーは、指輪が大事なものだと知っていました。(フランクとの結婚指輪)
ジェイミーは、ボネットを葬るチャンスだとクレアを説得し、クレアは涙ぐみながら「指輪を持っていくなら両方」と、ジェイミーとの結婚指輪も渡したのです。
勝負の結果、ジェイミーが勝ち指輪をクレアに返すとともに、密輸業者との紹介も取り付けたとのこと。
事が上手く進むかと思いきや、後日フォーブスがボネットと会った際、「君の息子が主になった」と話してしまったのです。
ジョカスタの苦悩
一方で、マータフはジョカスタに「待っててほしい」とプロポーズ。
結婚式前夜にとジョカスタに叱られましたが、歳を取ったから余生は穏やかな人と過ごしたいと言われてしまいます。
さらにジョカスタは、自分の過去について話をしました。
カローデンで負けた夜、ヘクターにアメリカに行くと言われ、末娘のモーナと真夜中に馬車に乗ってクレメンティーナとショーナ(ジョカスタの上の娘たち)の家に向かった。
ジョカスタは、愛する我が子を見知らぬ者と一緒に泥の中に置き去りにしたこと、自分は屋敷で30年間もの間、生きながらえていること、屋敷はモーナの命を奪ったお金で建てたこと、さらに上の娘2人は炎の中で命を落としたとにずっと苦しんでいたとマータフに話します。
視力を失ったのは、娘を置き去りにした罰だと……。
ジョカスタがマータフからのプロポーズを断ったのは、彼がヘクターと同じく「大儀を信じているから」でした。
彼女は、ヘクターの理想で全てを失ってしまったと言うのです。
全てを失っても信念のために戦う人とは2度と結婚しないと、自分に誓っていたジョカスタは、マータフとの別れを決意し、マータフは「愛してる。世界が変わっても俺の愛は変わらない」と言って去って行きました。
【アウトランダー】シーズン5第5話の感想
ジョカスタとマータフは心から愛し合っているのに、涙ながらに別れを決意しなくてはなりませんでした。
ジョカスタは中しい過去を抱えているため、大切な人を失うという過ちを2度と犯したくないと思っているのでしょう。
さらに、ここに来てようやくボネットとジェイミーたちが繋がり始めてきました。
相変わらず、クレアは自分の考えで暴走しがちですが、そんな時は大抵ジェイミーが助けに来るというのがお約束。
ワイリーは特に気持ち悪い男だったので、今回はジェイミーに殴られてスッキリしました。
クレアに突き飛ばされた時、ワイリーが尻で踏んだのはもしかして馬のフンというところでしょうか。
顔にそう書いてあったような……。
また、ジェイミーはトライオン総督に探りを入れた際に、いざ戦いとなった場合に「備えられない」ことに気づき危機感を覚えます。
確かに、ジャコバイトが集まることも出来ないとなれば、今後の戦いに支障が出そうです。
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