【アウトランダー】シーズン5第8話ネタバレ。ロジャーを連れ去った男の正体に衝撃!?

アウトランダーシーズン5 ファンタジー
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【アウトランダー】シーズン5第8話以降の原作ネタバレ。実は絞首刑にされていた男はロジャー本人で、8話では彼が木に吊るされていた原因を追う流れになると予想。さらに、モーラグの夫ウィリアム・マッケンジーは意外にもジェイミーと深いつながりがあった。

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【アウトランダー】シーズン5第8話のあらすじ

序章

1969年、オックスフォード大学。

わざわざ武器を埋める理由を分かってるか?”平和を得る”という意味の表現だが、僕は生死をに関わると考えてる。

ロジャーのこんな言葉から始まる。

ロジャーが歴史の講義を行っている教室に、ブリアナが入ってきた。

講義の内容は「著名な最期の言葉」について。

言葉は後世にまで残る大切なものとして伝えていた。

生徒から、自分なら何を遺すのかと聞かれたロジャーは、「学生の論文構成を上達させ、論拠も忘れずに読める字で書かせてほしい」とジョークを返すが、本当のところはと聞かれ真顔で答える。

「歴史に名は残らずとも我が言葉と行いはとどめたまえ 愛する者の心に」

出典:【アウトランダー】シーズン5第8話から引用

ロジャーは、ブリアナを見てそう話した。

講義が終了し生徒が教室から出て行った後、ブリアナはロジャーとキスを交わしながら尋ねる。

「あれが最期の言葉なの?」と……。

8mm映画

吊るされていたロジャーを下ろしたジェイミーはロジャーにまだ息があることを確認した。

クレアが応急処置をし、ブリアナがロジャーの名を叫ぶと彼はうっすと目を開けた。

ジェイミーも、「お前は生きている。もう大丈夫だ」とロジャーに声をかける。

ここまでは、序章を引用させたかのように8mm映画の映像で映し出された。

ロジャーは、処刑直前に右手の縄をほどき、樽を蹴られて落とされる瞬間に首の縄を握って緩めていたたため助かった。

そして3か月後。

ロジャーの喉は治り傷も消えていましたが、彼の心の傷は消えることはなかった。

彼は、声を出そうとはしなかったのだ。

ロジャーは、あの時のことを頭に思い浮かべては苦悩を繰り返していた。

その時の状況が再び8mm映像で表現される。

ウィリアム・ブークリエフ・マッケンジーたちに捕えられたロジャーは、「小川の近くでひとり捕えた」と、トライオンに差し出されていた。

トライオンは、ロクに顔も確認することなく「他の捕虜と一緒にしておけ」と命じ、見せしめとして3人吊るしておくよう指示したのだ。

ロジャーは運悪く、その3人の中に入ってしまった。

口に布で猿ぐつわをされ、顔に布を被せられたところでトライオンが捕虜の方を振り返ったため、ロジャーに気づかなかったのだ。

その時の情景は、ロジャーの脳裏に濃く焼き付いて離れなかった。

一方で、ブリアナもロジャーの目に生気がないこと、自分を失っていることをとても心配し、クレアに相談していた。

クレアは、それでもブリアナならきっと彼を見つけ出すことが出来ると励ます。

そんな中、ジョカスタはジェイミーの家から見える、リッジの片隅に作られたマータフの墓の前で悼んでいた。

マータフの墓は墓標ではなく、いくつもの石を積み重ねた大きなもので、まるでリッジやジェイミーたちを見守っているかのようだった。

その後、ジョカスタはジェイミーとマータフを忍び「最後だと分かっていればさよならを言えるのに」と、リバーランに戻って行く。

そんな中、トライオンからロジャーの一件を陳謝する手紙をロード・ジョンが届けにきた。

手紙には、実に残念な誤りだったと言うと共に、2000ヘクタールの土地を与えると書き記されていた。

これは、トライオンなりの賠償と見たジェイミーだったが、ブリアナは納得がいかなかった。

ヤング・イアン

原作では、ロード・ジョンの息子ウィリアム(実際にはジェイミーの息子)から送られてくるはずの天体観測器が、ロード・ジョンからブリアナに直接手渡された。

ジェイミーもマータフの死を苦悩し酒に頼る日々が続いていたが、リッジでは日常を取り戻しつつあった。

ある日、ジェイミーとクレアは朝食を持ってロジャーとブリアナの家を訪ねる。

ところが、お茶の用意が出来たところでジェミーが火に掛かっている鍋に手を伸ばしてしまう。

ロジャーは咄嗟にジェミーに駆け寄り、「危ない」と声を張り上げた。

驚いたジェミーは泣いてしまうが、それよりもロジャーが声を出したことにみんなが驚く。

何ヶ月ぶりか、彼の声を聞いたのは……。

しかし、ロジャーの声を聞けたのはその一瞬だけで、他にも何か話せるかとブリアナが聞いても、ロジャーは再び口を閉ざしてしまったのだ。

クレアとジェイミーが森でジェミーと遊んでいると、木々の間にイノシシの気配が!?

ジェイミーが、クレアとジェミーに逃げるよう言った直後、大きなイノシシが飛び出してきた。

ナイフを構えたジェイミーがイノシシを退治しようと瞬間、矢が放たれイノシシを仕留めた。

矢が放たれた方を見上げると、そこにはモホーク族の男がひとりで立っている。

彼はヤング・イアンだった。

ロロと一緒にやって来たのだ。

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【アウトランダー】シーズン5第8話(ドラマ)結末

イアンが戻ったお祝いとして、その日はファーガスやマーサリ夫婦も交え、先ほど狩ったイノシシの肉で夕食を囲んだ。

マーサリとファーガスは、イアンの土産話を期待していたがイアンは「最初は知っているだろう。最後はここで食事をしている」としか話さない。

イアンは、その間のことは一切語ろうとはせず、クレアが部族の元に変える予定なのか聞いた時だけ「No」とだけ答え、必要以上言葉を発せず暗く沈んでいるようだった。

帰ってきた理由は、(原作では妻子を失い村を追われたとあります)、ここでは「真実は話せない」というイアン。

翌日、イアンはロジャーがトライオンから貰った土地の測量を手伝いに行く。

測量には数日かかる見込みだったが、イアンは前日よりも話すようになっていた。

ところが、ある朝ロジャーが目覚めるとロロがロープで繋がれており、イアンの姿が見えない。

その時、イアンは離れた場所に自分の”斧”を埋めていたのだ。

<平安を与えたまえ>

序章にあるロジャーの言葉から、イアンは死を覚悟していたようだった。

いつもは繋いだことに無いロロを繋ぎ、クレアの治療室から薬草(ドクゼリの根)も盗んでいた。

沸かした湯の中にドクゼリの根を入れ跪いて飲もうとした瞬間、ロジャーが湯を蹴とばして阻止する。

イアンがロジャーに襲い掛かって倒し訪ねた。

首を吊つられた時に、何が浮かんだのかと……。

ロジャーは「妻の顔が浮かんだ」と、出しづらそうに言葉を発した。

イアンは妻子を失った苦痛から逃れるために死を考えたようだった。

そんなイアンにロジャーは、「君の魂はどこに行くのか?死んでも妻子には会えない」と伝える。

ロジャーは言葉という武器を埋めたが、もう一度闘うことを決意しイアンにも武器を掘り起こして一緒に帰ろうと話した。

数日後、2人はリッジに戻ってきた。

ロジャーが最初に発した言葉は「ブリアナ」だった。

ブリアナはとても喜んだ。

さらにロジャーは続ける。

「元の僕には戻れない。歴史を教えていたが今は歴史の中にいる。これが今の僕だ。僕の先祖が僕を殺そうとしたんだ。だから存在すべきじゃない。でも僕は変わった。君は最期の言葉を聞いたろ?僕は分かっていなかった。大事なのは最期に見える顔なんだ。君の顔だった」と……。

ラストはロジャーとブリアナの歌が流れる……。

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【アウトランダー】シーズン5第8話以降の原作ネタバレ

ジェイムズ・マクイストン

ジェイミーは、トライオン総督からロジャーを連れて来た男に関する情報を得ていた。

男は3人。

男たちは、ロジャーをトライオンに引き渡す際に世直し団の首謀者のうちのひとりジェイムズ・マクイストンだと告げた。

トライオンは顔を確認することなく、ロジャーをジェイムズ・マクイストンだと思い込んで絞首刑にした。

ところが、このジェイムズ・マクイストンの顔は、トライオンどころか世直し団の男たちも見たことが無かったのだ。

ただ、マクイストンの演説を活字にしたものが存在していただけだった。

印刷屋がマクイストンの顔を知っているのではないかと思ったジェイミーは、印刷工に尋ねてみたという。

しかし、ある朝、戸口に原稿とチーズひとかけ、布告通貨紙幣2枚が置かれていただけで、マクイストンの顔は見ていなかったとのことだった。

つまりジェイムズ・マクイストンというのは偽名であると、ジェイミーとクレアは察したのだ。

トライオン総督に「ロジャーがジェイムズ・マイクストンだ」と言った男こそが、本人だろうと……。

マクイストンは、ロジャーを身代わりに仕立てることで、自分の身の安全を図り、死んでいれば逮捕される危険はないと考えたのではないかとジェイミーは思った。

ロジャーの意識は戻ったものの、喉を縫合していたため言葉を発することは出来なかった。

と言っても、状態が安定しているわけでもなく、少しでも動けば縫合した傷口から血が噴き出してしまうほどだった。

それでもジェイミーは、ロジャーに男たちのことを聞いてみる。

「お前を告発した男たちの名前を知っているか?何人いた?」

ロジャーはジェイミーの問いに、指を3本立てた。

男は3人、トライオンの記憶と符合した。

さらに、「男たちは世直し団だったのか?」という問いにロジャーがうなづく。

ここで、トライオン総督から聞いた男の特徴が長身で金髪、おそらく緑色の瞳だということから、ジェイミーはボネットの名前を口にしたが、ロジャーの様子からマクイストンはボネットではないと思った。

確かに、ボネットは世直し団のメンバーになるような男ではない。

次にジェイミーが、その男を知っていたのかと聞いてみると、ロジャーがうなづいた。

ジェイミーとクレアは、筆談で名前を聞き出そうとスケッチ用の炭の棒を持たせた。

ロジャーは腫れあがった手で、スケッチ用の炭の棒でゆっくりと紙をなぞる。

そこには「W」と「M」、間隔を置いて「MAC」と書かれていた。

「ウィリアム?」クレアが言うと、ロジャーはうなづき、次に自分の胸を叩いた。

ロジャーは、男の名が「ウィリアム・マッケンジー」だと伝えていたのだった。

ウィリアム・マッケンジーという名前を聞いたジェイミーは、自分の記憶の中から4、5人の男を思い浮かべたが、スコットランドにはいたがこっちにはいないと言う。

しかし、ロジャーが”スコットランド”に反応したしたことから、ジェイミーは男がスコットランドに纏わる男だと気づいた。

さらに、ロジャーは血の滲む思いをしながら「ドゥーガル」そして「ゲイリー」と書き綴った。

ウィリアム・ブークリエフ・マッケンジー

「ドゥーガル」そして「ゲイリー」という名に、ジェイミーは小さく震えた。

ウィリアム・ブークリエフ・マッケンジー。

ジェイミーは、ドゥーガルの息子がウィリアムという名前だったことを思い出した。

つまり、ロジャーをマクイストンに仕立てたのはドゥーガルとゲイリーの息子であり、ジェイミーからすれば従兄弟にあたり、ロジャーの先祖にもなる。

ここで犯人を見つけ次第、殺すつもりだったジェイミーの考えに変化が起きた。

そのことを伝えられたブリアナは「聞いたことがある。取り替え子」と話す。

ブリアナは、ロジャーの家系図を見た時にウィリアム・ブークリエフ・マッケンジーは取り替え子に違いないと思ったのだ。

ドゥーガルは、生まれた息子をウィリアムとセーラというマッケンジー夫妻に養子に出し、夫妻は2ヶ月前に亡くなった我が子の名前を付けたという。

さらに、ロジャーがグローリアーナ号で夫妻と出会ったとき、2人はスコットランドからノース・カロライナにやって来たのだと話した。

ジェイミーは、カローデンの戦いの前にドゥーガルを殺している。

そのことを知って生きている者は今はクレアしかいないが、ジェイミーはウィリアムがどんな罪を犯していようと、ドゥーガルのために彼を殺すことは出来ないと言うのだった。

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