第12話の解説
ジョンの伝え方が綺麗だったけど…
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ジョンは、ジェイミーに連れられて山の中までやってきました。きっと、自分の身を心配してくれるジェイミーに心が咎めたのか、ジョンとクレアが2人でジェイミーを悼んだあの夜のことを話しちゃったんですね。
「クレアの体を知った」
ジョンが意を決して言ったのに対しジェイミーの返事は「ほう…なぜ?」
にやりとしていましたが、静かな怒りみたいな感じで逆にとっても怖いです。ジョンの方が興奮して「本当にわからないのか?我々は君が死んだと思ってた」と声を荒げると、ジェイミーは「ん?」という表情をします。この時、2人に何があったのか理解できてなかった??
いえ、ジェイミーはちゃんと状況が分かっていたようで、「俺が死んだと聞いて、彼女は理性を失いジョンをベッドに押し倒したのか?」と聞きます。ジョンは、女性に興味がないと思っていたが…というジェイミーに、今回は状況が違うと反論。
その逆を聞かれたジョンは反論せず、ただジェイミーが死んだと思い酒を飲み過ぎて…と状況を話します。でもジェイミーの逆鱗に触れたのは、そのあとの「お互いとではなく、クレアはキミと〇〇ってたんだ」という言葉ですね。
それまでは不敵な笑みを浮かべてたものの、この時のジェイミーは真顔になって殴りつけたので。ジョンの「クレアの体を知った」という伝え方はよかったんですが、説明がヘタで”どんな思いで”だったのかまで伝わらなかったのかも。
怒りの衝動が抑えられない
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ウィリアムはクレアに対しては冷静に対応できるみたいです。クレアも事情は知っているけど、ジェイミーと別の女性との間に自分が生まれたという複雑な事情をクレアが受け入れているからだと思います。
クレアにとっても、夫に別の女性との間に子供がいるということは辛いことだとわかっているのでしょうね。ウィリアムは、まずジェイミーが力ずくで相手の女性を…ではなかったかどうかを聞きます。
次に、愛があったかどうか。ここはクレアも現代に帰っていていない時だったので「できる限り愛し合ったはずよ、一夜だけだから」と明確な答えを避けました。
クレアはその時のことをジェイミーから聞かされて知っていますが、本当のことをしったらウィリアムが傷つくと思ったのでしょうね。ジェイミーを庇うようなことを言ったらウィリアムは興奮して声を荒めます。
ウィリアムは、自分が信じてきたものがすべて打ち砕かれたのだと思います。ジョンもイゾベルも全員知っていて僕を騙してたということだけが、ウィリアムに重くのしかかっているみたいですね。
そしてそのイラ立ちは、レイチェルやヤングイアンにも向けられます。ウィリアムが王党派の避難の手伝いをしているとき、クエーカー教徒に結婚の許しをもらいに行った帰りのヤングイアンとレイチェルに話しかけられました。
この時、ウィリアムはまだアングイアンとレイチェルの結婚を知らなかったので、きっとこのことで怒りのスイッチが入ってしまったのかも。ウィリアムはレイチェルが好きだったので。
2人の幸せを祈ろうと背を向けたとき、「まだ話が…」と引き留めようとしたヤングイアンを振り向きざまに殴るという。もう怒りの衝動が抑えきれないという感じでした。
ヤングイアンも負けじと殴り返すと、なんとウィリアムはヤングイアンを暴行罪で逮捕させたのです。