「アウトランダー」シーズン7後半-13話ネタバレと感想。今回はロジャーがメインんいなったエピソードでした。探し求めていた父と会ったものの息子だとは伝えられず…。そしてヤングイアンとレイチェルが結婚!さらにジョンの状況を聞いたジェイミーは!?
スコットランド過去と現在
1739年スコットランド
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ロジャーとバックは、ジェミーとロジャーの父を探して大草原にいました。バックが、大自然をまじまじと眺めながら「あの山々は時が経ってもそのままだ」と話すと、ロジャーは何かを思い出したように立ち上がります。
「ポート・ナ・クレイグはピトロッホリーのそばにある」目のまえにある川はギャリーやタメルにしては川幅が狭いので、それはエロフティ川だと判断します。
そして、現代にあるエロフティダムの場所を推測したのです。つまり、ロジャーとバックが立っているその場所は未来では水の底になっていました。
かつてブリアナが、トンネルの中で時の入り口の存在を感じたと言っていたのを思い出したロジャーは、「ダムの建設は1950年代で父が姿を消したのはその前。建設前に石があったなら石はおそらくそこにあるだろう」と考えたのです。
父親がその石を通ったと確信したロジャーは、これで足取りを辿れると喜びました。ロジャーとバックは石のところにたどり着きます。
そこには、父のものかと思われるパイロット用のゴーグルとバックが隠してありました。ロジャーは「ジェミー!ジェミー!ジェレマイア!!」と叫びます。
ブリアナのいる時代
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前回、ブリアナはロブを失神させました。ロブを拘束し、昔から存在する秘密の隠し部屋に閉じ込め鍵をかけていました。ブリアナはロブにジェミーの居所を吐かせようとしましたがロブは口を割りません。
必死で怒りを抑えながら警察に電話しようと線を切られているので繋がらず。電話がダメなら警察に行けばいいと自分に言い聞かせていました。しかし、マンディがジェミーのおもちゃの飛行機で遊んでいるのを見たブリアナは、マンディに「ジェミーの存在を感じる?」と聞きます。
この時、マンディはジェミーの存在を感じていなかったため、ブリアナはマンディを連れてジェミーを捜しに車を走らせました。
一方で、水がしたたり落ちる暗い場所に監禁されていたジェミーは、助けを求めて声を上げていましたが誰にも届きません。
薄明りの中、ジェミーはクレアを思い出し「”立て”っていうね、おばあちゃんなら」と、立ち上がり落ちていたヘルメットを拾いました。幸いヘルメットにはライトがついており、ジェミーはブレーカーを見つけて全部のスイッチを入れてみます。
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するとトンネル内に明かりがついたのです。そこは、かつて着任した早々にブリアナが閉じ込められた場所でした。ジェミーはブリアナの持っていた図面を見て覚えていたため、二股に分かれた場所でも迷うことなく進むことができたのです。
(実はジェミーがいる場所は1739年のロジャーが歩いている場所と同じ)
一方で、マンディはジェミーの存在を感じ始めます。ブリアナはマンディがジェミーを感じる方へと車を走らせていました。外はもう夜、「近いよ!もう近い!」マンディが言います。
(このころロジャーもまた石にたどり着く)
ジェミーがトンネルを進んでいくと、青い光の壁のようなものがゆらゆらしていました。近づいてみると「ジェレマイア!」と呼ぶ声が聞こえるとともに、ひどい頭痛に襲われます。
ジェミーは読んでいるのがロジャーだと気づきます。
「ダー?ここだよ!ダー!!」
また、ブリアナは途中で「一般車立ち入り禁止 エロフティ湖」の看板を見つけ、ジェミーの居どころを確信します。
「ママ、すごく近いよ」とマンディは言った直後、車の前にジェミーが現れたのです。ブリアナは、ジェミーを連れ警官と共に自宅に戻ってきました。
警官がロブに声をかけますが返事がないためドアの鍵を開けます。ところが、そこにはロブの姿はなかったのです。石に囲まれた逃げ場のない部屋で、鍵もかかったままの状態でロブはどうやって逃げ出したのか?
ブリアナは誘拐については話しましたが、その理由についての真実は言えないため警官はブリアナとロブの密関係を疑い信じてくれませんでした。
とりあえず、ロジャーが帰るまで子供たちと”過去からの手紙”をフィオーナ夫婦に預け、自分だけ自宅に戻る選択をしたのです。
ブリアナはロジャーのことを心配していました。ジェミーが見つかったことを知らせることができない、でもロジャーは見つけるまで帰ってこない…と。
待ちに待った再会
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ロジャーは岩陰にいる子供を見つけ、話を聞こうと近づくと子供は走って逃げますがバックが捕まえます。少年はロジャーの父のヘルメットをもっていたため詳しく聞くことに。
少年は、石のあたりをうろついてる男に村への行き方を教える代わりにヘルメットをもらったと話します。しかし、村人が男を追い払った。でも昨日、男が戻ってきて子羊を盗んだから追われているというのです。
男は森の中に逃げ込んだとのことで、ロジャーとバックは森へ探しに行きました。少し奥に入ると、男がいました。男は逃げようとしましたが、ロジャーは自分も別の時代から来たと伝えます。
それは紛れもなくロジャーの父でした。ロジャーは父に、息子だとは告げず「金髪の男の子を探している」と尋ねましたが、彼は見ていないと答えました。
息子さんが心配だ、俺にも息子がいる…そう話し始めます。何としても戻る、子供はまだ小さいんだという言葉を聞いてロジャーは笑みを浮かべ「息子さんは大丈夫、元気ですよ」と声を掛けました。
ロジャーは父に、ここに来た経緯を聞いてみます。父は、荒野に墜落して町を探して歩いて川を水を飲んでたらストーンサークルが見えた。石にもたれかかって寝て起きたらここにいたとのこと。
しかし、それは寝たのではなく移動だったのです。ロジャーは、ストーンサークルは時の入り口で触れると時を旅すると伝えました。
その時、さっきの少年が村人を連れて森にやってきます。3人は急いで逃げ、石の前までやってくるとロジャーは父親に宝石を渡して彼の時代に帰るよう伝えました。
「奥さんのことを考えるんだ、マージョリーですよね。彼女を想いながら医師に触れて」とアドバイスすると、ロジャー父は「なぜ妻の名前を知ってる?なぜだ?教えてくれ、頼む」とロジャーに問います。
「それは・・・」
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ロジャーは自分が息子であることを言うことができず「戦争は勝ちます。兵士のおかげで」と目を潤ませながら父を見送ったのです。
そのあと、ロジャーは父の記憶が押し寄せると願っていましたが、空白のままだったのできっと帰れてないと思っていました。父の腕の中にいた自分を見たけど、記憶なのかもどうかわからなかったのです。
するとバックは言います。「それは重要なことか?ここにいること自体…過去だ。過去の出来事なのに記憶にはない。」
「とにかく父はどこかに行った。ここよりマシなところだといい」
ロジャーは過去に戻るときに「ジェミーは父親がいなくて心細いだろう」と思いながら石を抜けたようです。この思いが自分の思いと重なって、父親のいる時代に来てしまったのかもしれません。
石を通って移動できるのは大抵は200年ほどだが思う人がいれば違う。時代は自分で選べるが、時には石が旅人のために選ぶ時がある。それでここに戻されたのならジェミーはいない。
ロジャーは、その時代にジェミーはいないと感じたようでした。