ドラマ『パーフェクトワールド』2話では、つぐみと樹の距離が急接近!と思いきや、ライバルらしき女性が登場して不穏な空気に包まれます。
それでも、樹への恋心を募らせていくつぐみ。
一方の樹は、もう恋愛はしないと心に決めているようで……。
果たして、2話では二人の恋に進展はあるのでしょうか!?
ドラマ『パーフェクトワールド』
ドラマ『パーフェクトワールド』2話のあらすじ
樹(松坂桃李)は、大事なコンペの直前に体を壊し、入院をすることに。しかし、つぐみ(山本美月)の助けもあり、コンペの作業を無事に終わらせることができました。
今回のコンペがきっかけで、仲が深まった樹とつぐみ。病室でいいムードになるも、そこにヘルパーの長沢(中村ゆり)が現れました。
長沢は「ごめんね。私がそばにいなかったからこんなことに……」と謝り、親しげな様子で樹に接します。あまりに近い距離感の二人を見て、胸がざわつくつぐみ。
後日、つぐみは「一緒に行きたい場所がある」と樹を誘います。着いた場所は、車椅子バスケの会場。実はつぐみは、共通の知り合いである晴人に、連れてくるように頼まれていたのです。
これまで晴人がバスケの見学に誘っても、かたくなに断っていた樹。
樹は、最初はバスケの参加を断りますが、そのうちバスケの楽しさを思い出します。バスケからの帰り道、樹が「正式にチームに入れてもらうつもりだ」と言うと、つぐみは大喜び。
その後アパートに戻ると、樹の母親が来ていました。つぐみは気をきかせて茶菓子を買いに出ます。買い物から戻ると、樹と母親の話し声が聞こえてきました。
「俺はもう、恋愛は一生しないって決めたから」
果たして、つぐみの恋の行方はどうなるのでしょうか……!?
ドラマ『パーフェクトワールド』2話のネタバレと感想
ヘルパーの距離感が不穏
つぐみと樹のキスシーン!かと思いきや、突然現れたヘルパーの長沢。病室に入るなり、「私がいなかったせいで、こんなことになってごめん」と言いながら、尋常じゃないほど樹の体を触りまくります。
その距離感に、初めは”樹のお姉さんか?”と思いましたが、ただのヘルパーとのこと。
距離感が近いうえに、料理の作り置きまでする長沢。しかも樹は、長沢のことを信頼しているようです。
長沢と三角関係になるのかな?と思いましたが、長沢は結婚しているとのこと。だとすると、長沢はただ距離感が近いだけの人ということでしょうか。今のところよく分からない立ち位置です。
長沢と面識がある晴人の話では、長沢は元看護士で、患者に鬼と恐れられていたと言います。リハビリ中、家族が(かわいそうで)できないことを、長沢が心を鬼にしてやらせていたと。
その話を聞く限りでは、長沢は厳しいけれど患者に愛情もある人物のように思えます。
ヘルパーに対して複雑な気持ちを抱くつぐみ
退院した樹が、長沢ヘルパーと共にアパートに戻ると、捨てられている子犬がいました。
飼いたそうにする樹ですが、こんな体じゃ飼えないか……と思い直します。すると長沢が、「エサを買いに行こう」と樹を誘いました。自分がサポートするから飼っても良いという意味なのでしょう。
やはり長沢は、ただ厳しいだけの人物ではなさそうです。
その後、樹に「子犬を見にくる?」と聞かれたつぐみは、急いで樹のアパートに向かいました。するとヘルパーの長沢も来ており、つぐみは複雑な気分に。
家事や犬の世話など、何から何まで完璧な長沢。
樹のことが好きなつぐみからすると、できることなら自分がお世話をしてあげたいという気持ちなのでしょうね。
ですが、樹は「もう恋愛はしない」と決めているようなので、二人のすれ違う想いがもどかしいです。
二人の恋の行方は!?
10年前に歩けなくなって以来、自分に厳しく生きるようになった樹。できるだけ人に迷惑をかけたくない、負担をかけたくないという、樹の思いが伝わってきます。
つぐみと再会した当初、樹は「そんなに謝られると、一緒にいるのが申し訳なくなる」と言っていました。しかし今は、樹が謝ってばかりいます。やはり、迷惑をかけたくないと常に思っているからすぐに謝ってしまうのでしょう。
けれどつぐみは、迷惑どころか“樹のために何でもしたい”と思っているように見えます。
何でも言ってほしいし頼ってほしい。つぐみからはそんな気持ちが溢れていて、本当に樹のことが好きなのだなと感じました。
樹は「川奈(つぐみ)の気持ちには応えられない。ごめん……」と一度は断りましたが、つぐみの本気の想いを知って、心が揺らいだようです。
純粋な気持ちをあれほど真っすぐに、そして全力で伝えられたら、樹も心が揺らぎますよね。本当にお似合いの二人だと思うので、気持ちが通じあって良かったです。
次回は、恋人同士になった二人の日常が描かれるのでしょうか。
母親の想い
車椅子バスケから戻ると、樹の母親がアパートに来ていました。母親は、ひとり暮らしの樹が心配なようで、実家で一緒に暮らそうと言います。
「実家で暮らしたら今の会社はやめることになるけれど、一級建築士の資格があるからどこでもやっていけるわよ」と言う母。
しかし樹は「今までいろんなことを諦めて生きてきた。この仕事は必死につかみ取ったものだから、やめる気はない」と言って、一緒に暮らすことを拒否します。
ひとり暮らしの息子を心配する母親の気持ちも分かりますし、樹の言うことも胸に刺さりました。
生きているだけで十分だと思いながらも、それ以上の幸せを願ってしまう親の気持ちも当然だと思います。
母親はつぐみに対して、樹の支えになってほしいという気持ちと、負担をかけてしまう申し訳なさを、どちらも抱いているように見えました。
本作の登場人物は、誰もが複雑な思いを抱いていて、胸が締めつけられます。
2話の視聴率は5.8%でした(ビデオリサーチ調べ、関東地区)