インドドラマ【ポロス~古代インド英雄伝~】あらすじ第35・36・37話。
プルはバムニ王に真っ向勝負を挑まれ、受けて立つことにしました。
到着した船着き場では、登場人物が勢ぞろいをし!?
この記事では、登場人物のまとめとネタバレ感想をお届けします。
【ポロス~古代インド英雄伝~】あらすじ
船上でモーセがダレイオスに尋ねる。世界最大の勢力を持つ国ペルシャの王でありながら、なぜ彼はインドを求めるのか。ダレイオスは答える。人は何度も結婚するかもしれないが、初恋はいつも特別なもので、インドは彼にとって初恋なのだと。
【前回の重要ポイント】
・1対1の対決で、プルはカニシカ王子をボコボコにしてしまう
・その結果、バムニ王が激怒し、プルは完全に追われる身となる
・フィリッポス王は、もう1人の息子をお披露目する
【ポロス~古代インド英雄伝~】35話36話37話
ネタバレ35話(BS第18回)
ダレイオス王の部下は、インドに向かう船の中で王に問いました。
「最大勢力の国王であられるのに、なぜ今インドを欲するのですか?」
すると、ダレイオスは「結婚は何度もするかもしれぬ。だが初恋はいつでも特別なものだ」と答え、さらに続けます。
「黄金の鳥と呼ばれたインドは、私にとっての初恋。愛するものは誰にも分けずに独占したいのだ」と。
ダレイオスは20年前にインドを訪れて以降、インドを手中におさめようと躍起になっているのです。
20年前、バムニ王と手を組み、インドに貿易の基礎を敷いたダレイオス。
今、その基礎の上に、支配という名の建設物を建てようと目論んでいました。
シヴダット宰相とカニシカ王子のことは懐柔しているダレイオスですが、バムニ王だけは長年抱き込めずにいます。
バムニ王はペルシャと手を組んだとはいえ、心臓はインドのために動いている男。
そんなバムニ王を罠にかけるため、ダレイオスはパウラヴァ国に来訪したのです。
【パウラヴァ国】
パウラヴァ宮殿では、チンタンがダスユ賊の居場所を告発するためにバムニ王に謁見を求めていました。
入国の手引きをした人物がチンタンだと知っているバムニ王たちは、チンタンを見て殺気立ちます。
チンタンは「ダスユだとは知らずに入国させた」と弁明しますが、バムニ王にすべての矛盾を見抜かれてしまいました。
バムニ王は厳しい顔つきで「過ちなら許したが、裏切りは許さない」と言い、さらに言葉を続けます。
「お前はまず、私欲のために国を裏切った。そして今、ダスユ賊を裏切っている」と。
今すぐにダスユを捕えてくると言うチンタンに対し、バムニ王は「ここは私の国だ。お前の力を借りずとも捕えられる」と言って罰を与えるのでした。
死という罰を……。
【パウラヴァ国/地下室】
カニシカ王子を流血させたプルは、完全にパウラヴァ国から追われる身となってしまいました。
しかしプルは少しも動じず、翌日のダレイオス王の入国を狙って、脱国を試みると言います。
プルを気に入ったアヌスヤは、プルと共に逃げたいと言い、その上「眠ると置いていかれるから眠りたくない」とダダをこね始めました。
置いていかないと言い、アヌスヤの髪を撫でるプル。
そんな様子を微笑ましく眺めていたラチは「アヌスヤとプルには不思議な絆を感じる」と言います。
「絆はある。子のない母親と、母親のない俺」と悲しげに答えるプル。
アヌスヤに深い共通点と絆を感じているプルは、アヌスヤを自分の国に連れて行きたいとラチに話します。
ラチは、気持ちは分かるとした上で「でも家族がアヌスヤを探しているはずよ」とプルを諭すのでした。
ネタバレ36話(BS第18回)
プルたち一行は、隠れていた地下室から出て、出国のための準備を行うことに。
プルは、「家族が探しているはずよ」とラチに諭されたため、眠っているアヌスヤを置いていくと決心します。
しかし本心では連れて行きかったのでしょう、地下を出る途中で、何度もアヌスヤを振り返るプル。
地下の隠れ家を出たプル一行は、これからは別行動をすることに。
プルから今後の段取りを聞く奴隷たちは、道の前方でチンタンの遺体が宙づりにされているのが目に入ってきます。
おそらく、バムニ王が見せしめのために遺体を吊ったのでしょう。
そして、遺体を吊っている柱には、メッセージが書かれていました。
“パウラヴァへようこそ。船着き場で待つ”と。
バムニ王は、プルたち一行が船着き場から出国するつもりなのを見透かしている――。
すべてを見通されていると悟った奴隷たちは、プルに「投降しましょう。それしか命が助かる道はない」と提案。
プルが投降はできないと言うと、奴隷たちは「それではここでお別れですね」と言って去っていきました。
ラチは奴隷の後を追い、刀をつきつけて言い放ちます。
「プルは掟に背いてまでお前たち奴隷を助け、命を賭した。そのプルを裏切るのか」
さらに「投降したチンタンの末路を見ただろう?この期におよんで去るというのなら、今この場で死んでもらう」と恐ろしい剣幕を見せるのでした。
ラチに説得されて、プルと生死を共にすると決めた奴隷たち。
全員の意見がまとまったところで、スメルがこれからどうするかと尋ねると、プルは「バムニ王の挑戦を受ける」と答えます。
バムニ王は船着き場で俺たちを待っていると――。
その頃、ダレイオス王を乗せた船は、いよいよバウラヴァ国に到着しようとしていました。
船の中で、娘のバルシネ王女に「インドを見せてやる」と言うダレイオス。
しかし、バルシネ王女は「インドに興味はありませんわ。旅のお供をしたのは父上との時間が欲しかったから。それに、ペルシャより美しいものなどありません」と言葉を返します。
さらに、インドを目の前にしたバルシネ王女は言い放ちました。
「何もなさそうな国ですこと。
ペルシャの王女を魅了できるのかしら。
たとえば美しい絵や、優れた人物で」
ネタバレ37話(BS第19回)
【パウラヴァ/船着き場】
ダレイオス王とバルシネ王女は、ついにパウラヴァ国に到着しました。
笑顔で出迎えるバムニ王・カディカ王妃・カニシカ王子・シヴダット宰相。
ダレイオスは、バムニ王に「この地はあなたの物であり、私の物でもある。権利は対等だからな」と言って、嘘っぽい笑顔を貼り付けます。
ダレイオスは、遠まわしに“インドでも自分の持つ力は大きく、バムニ王と同等の支配力がある”と言っているのでしょう。
同じく嘘っぽい笑顔を作り「対等なのは交易面の話」と答えるバムニ王。
両国の王の間でピリつく空気が流れる中、カニシカ王子はバルシネ王女に熱い視線を送るのでした。
その頃、プル一行は大道芸人に変装し、船着き場へ向かっていました。
スメルは、上陸の時と同じ検問官じゃないかと言ってオドオドしますが、無事に検問を通過。
プルたちは祝祭の場(船着き場)に到着し、ここで全ての役者が揃いました。
ダスユ賊のプル、スメル、ラチ。
バムニ王、カディカ王妃・カニシカ王子・シヴダット宰相。
そして、ダレイオス王とバルシネ王女です。
バムニ王は、祝祭で踊る者たちを一度制止して、皆の前でダレイオス王を持ち上げます。
「なんたる光栄か。この世で最も広大な国より、ダレイオス大王をお迎えした」と。
その後バムニ王は、20年前のダレイオスとの出会いを語りだし……!?
【ポロス~古代インド英雄伝~】感想35話36話37話
感想35話(BS第18回)
バムニ王がチンタンを問い詰める様子はさすがでした。
冷徹ではあるけれど、相手の矛盾を少しも聞き逃さない聡明さは健在です。(冷徹だけど!)
早く昔のバムニ王に戻ってほしいところですが、そのためにはプルとアヌスヤの存在が不可欠。
今は別人になったように見えるバムニ王ですが、やはり根底はプルと似たものを持っていますね。
プルもバムニ王も「敵には真っ向から挑む」という志しが同じです。
また、今回もアヌスヤとプルのシーンは癒されました。
プルはまだアヌスヤが母親だとは分かっていませんが、慈しみの感情が次から次へと湧いてきています。
プルの行動は完全に親孝行。
プルは今ちょうど、母プリタに愛されていなかったという事実に胸を痛めており、愛情を欲している。
そんな時にアヌスヤと出会ったことで、アヌスヤを自分の母親に置き換えているのかもしれませんね。
35話は、久々に登場したダレイオスのシーンも見どころのひとつ。
以前は商人(のフリ?)だったので質素な装いでしたが、国王として登場したダレイオスは風格があります。
また、インドを初恋にたとえるセリフ回しが巧い!
これまでは、ダレイオスがなぜインドにこだわるのかよく分かっていませんでしたが、初恋のたとえで何となく理解できた気がします。
感想36話(BS第18回)
プルはアヌスヤをダスユ国に連れていくのかな?と予測していましたが、置いていってしまいました!
家族がアヌスヤを探していると判断したのですね……。
ダスユ国でリプダマンとアヌスヤが再会すれば、プルの身分も明らかになると思ったのですが。
プルの真実が明かされる日がくるのは、まだまだ先なのかしもれません。
出生の秘密を知りそうで知ることができない、このもどかしさは中毒性があります(笑)
それから今回は、ラチの男らしさが垣間見えた回でしたね。(女性ですが)
バムニ王を敵に回した上に、何もかもが見透かされているという状況下で、プルと同じく一歩も引かないラチが男らしいです。さすが、頭の娘。
そして、36話で初めて登場したバルシネ王女はクセのある女性ですね。
インドを目の前にして「何もなさそうな国ですこと。ペルシャの王女を魅了できるのかしら」と言い放ったセリフが印象的でした。
その後の「たとえば、優れた人物で」というセリフは、優れた人物(プル)に惹かれる前フリな予感がします。
感想37話(BS第19回)
37話にして役者がすべて揃いました!
おそらく次回の38話で、プルが父バムニ王と対面すると思われます。
予告を見ると、プルと母アヌスヤの対面シーンが感動的だったのに対し、プルと父の対面はヒリヒリした空気が。
実の父子なので、できれば恨み合わないで欲しいものです。
プルは、バムニ王のことを「ペルシャに奴隷を献上する王」だと勘違いしているので、今は悪感情を抱いているんですよね……。(奴隷を献上したのはカニシカなのですが)
果たしてプルたちは、パウラヴァ国から出てダスユに戻ることができるのでしょうか!?
登場人物まとめ
37話では、船着き場ですべての役者が揃いましたが、新しい登場人物も増えたので表にしてまとめました。
キャストの詳細については下記記事でお伝えしています。
ダスユ | プル | 脱国のため船着き場へ
バムニ王の挑戦を受けてたつ! |
---|---|---|
ラチ | どこまでもプルについて行く | |
スメル | ||
パウラヴァ | バムニ王 | ダレイオスの出迎え |
シヴダット宰相 | ||
カディカ王妃 | ||
カニシカ王子 | バルシネ王女に熱い視線 | |
アヌスヤ | 生きていたが記憶喪失!? | |
ペルシャ | ダレイオス王 | バムニ王を罠にかけるため入国 |
バルシネ王女 | 父と一緒にいたくて | |
モーセ | ||
ファルス | モーセの息子だった! |