インドドラマ【ポロス~古代インド英雄伝~】53・54・55話。
パウラヴァとインド、両国の威厳をかけた闘技大会がいよいよ始まりました。
少年漫画のような展開に胸が熱くなること必至です!
この記事では、ラクシュ・ラールワーニーのインタビュー内容とネタバレ感想をお伝えします。
【ポロス~古代インド英雄伝~】あらすじ
【前回の重要ポイント】
・アヌスヤを連れ帰ってきたプルは、ダスユ王に「明朝アヌスヤを捨ててこい」と命じられる
・プルのもとに届いた手紙には「スメルを助けたければ、パウラヴァへ来い」と書かれていた
・プルはアヌスヤを連れてパウラヴァへ向かった
【ポロス~古代インド英雄伝~】ネタバレ
ネタバレ53話(BS第27回)
【パウラヴァ国】
ダレイオス王は数日前「この国にペルシャ軍を配備したい」とバムニ王に申し出ました。
「真っ向勝負でそなたの軍が勝ったら提案を飲もう」と答えたバムニ王。
そして今、ペルシャ兵vsパウラヴァ兵の戦いが始まろうとしていました。
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— Porus (@officialPorus) January 29, 2018
闘技大会の会場にて。両国の精鋭戦士が登場し、盛り上がる観客たち。
ペルシャ戦士は、登場するなり辺りの置き物をことごとく破壊し、力を見せつけます。
さらに1人のペルシャ戦士が、ハンマーで巨大な樽を叩き割り、滝のような水しぶきを上げました。
ペルシャ戦士の力溢れるパフォーマンスを見て、圧倒されるパウラヴァ民。
バムニ王は、パウラヴァの兵と民が一瞬にして萎縮したのを感じ取ります。
壇上から眺めていたダレイオス王は、満足そうな表情を浮かべて立ち上がり、壇上の前方へと移動して戦士たちを出迎えました。
小声で部下に話すダレイオス。
多くのパウラヴァ民がペルシャ戦士に圧倒されている中、カニシカ王子はとんでもない行動に出ます。
なんとカニシカは、パウラヴァ国の王子であるはずなのに、パウラヴァ戦士ではなくペルシャ戦士に賛美を送ろうとしたのです。
カニシカの行動を見た父のバムニ王は、カニシカを制止して言いました。
「国の名誉や尊厳は、誰にも渡してはならぬ」と。
【パウラヴァ/船着き場】
船着き場では、シヴダット宰相がプルの到着を首を長くして待っていました。
シヴダットは、スメルを利用してプルを呼び出したため、そろそろ到着する頃合いだと踏んでいるのです。
ネタバレ54話(BS第27回)
【ダスユ国】
ダスユ国では、リプダマンが荷物をまとめて、マガダ国へ向かったプルを追おうとしていました。
(プルは本当はパウラヴァ国へ向かった)
リプダマンは、「アヌスヤ王妃はマガダ国では生きていけないはずだ。だから連れ戻しに行く」と妻プリタに伝えます。
かつてアヌスヤ王妃とプル王子を助けた私には、2人を守りぬく責務があるとも。
するとそこへ息子のハスティが現れて、「話は全部聞いた。プルの出生の秘密も知っている」と言います。
リプダマンが「プルたちを連れ戻すためにマガダ国へ行く」と言うと、同行したいと申し出るハスティ。
「父上はマガダ国の北をお探しください。俺は南を探します」
そう言ってハスティは、何か企んでいるような顔を見せるのです。
(おそらくハスティは、マガタ国へ行くフリをしてパウラヴァ国へ行くのだと思います。ダスユから出国するための理由が欲しくて、マガダ国へ同行したいとリプダマンに申し出たのでしょう)
【マケドニア国】
マケドニア国では、いまだにフィリッポス王は病床で苦しんでおり意識も戻りません。
熱心に看病をするアレクサンドロスを見た側室フィリナは、危機感を覚えます。
このままでは、時期王座がアレクサンドロスの手に渡ってしまうと。
そこでフィリナは、息子のアリダイオスと共に、アレクサンドロスを亡き者にしようと画策しました。
フィリナ母子から不穏な空気を感じ取ったオリュンピアスは、折を見て息子のアレクサンドロスに忠告をします。
「フィリナ母子がお前を害そうとしているから気をつけなさい」と。
実際、フィリナたちはアレクサンドロスが入浴する湯に毒を仕込んでおり……。
ネタバレ55話(BS第28回)
ペルシャとパウラヴァ、両国の戦士が競う闘技大会がいよいよ始まりました。
表向きは親善試合、しかし王にとっては国の威厳をかけた戦いでもあります。
負けたら国防をペルシャに預けると約束をした以上、バムニ王にとっては何としても勝たなくてはならない試合。
気合十分のバムニ王は、観客たちにルールの説明を行いました。
・勝者に挑む者がいる限り、試合は続く
・日没までに決着がつかない場合、対決は翌日に持ち越される
その頃、パウラヴァの町を歩いていたプルは、人通りが多いことに気づき村人の1人に声をかけました。
「人の通りが多いが、何か特別なことでもあるのか」
村人の話によると、パウラヴァとペルシャの戦士が戦う“闘技大会”があるとのことでした。
【マケドニア国】
Alexander the Great #Porus #RohitPurohit pic.twitter.com/nJ7GCmu5DE
— dreamblun (@dreamblun) April 13, 2018
一方のマケドニアでは、王の側室であるフィリナが、息子を王位につけるために邪魔なアレクサンドロスを毒殺しようとしていました。
アレクサンドロスが入浴する湯に毒を混ぜたのです。
通常、少しでも体内に入れば死んでしまうような毒ですが、なぜかアレクサンドロスは入浴後も生きていました。
アレクサンドロスが言うには、毒の耐性をつけるために、幼き頃より母オリュンピアスから少量の毒を与えられていたとのこと。
アレクサンドロスが毒殺されそうになったことを知ったオリュンピアスは、怒り心頭。
オリュンピアスは護衛兵とアレクサンドロスを引き連れて、フィリナ母子のもとへ向かいました。
到着して早々、兵がアリダイオスに剣を向けようとしますが、アレクサンドロスはそれを制止し、兄アリダイオスに言うのです。
「男の戦いに他者は必要ない。1対1で決着をつけよう」と。
【ポロス~古代インド英雄伝~】感想
感想53話(BS第27回)
ペルシャ兵とパウラヴァ兵の戦いが始まりました!
戦争ではなく競技というところがバムニ王の人柄を表していますね。
それにしても、ペルシャ兵の筋肉がヤバいです、あらゆる血管が浮き出ていて見るからに強そう!
そんなペルシャ兵を見てパウラヴァの民たちが萎縮するのは分かるのですが、カニシカの行動には笑ってしまいました。
バルシネ王女と共にペルシャ兵を出迎えるカニシカ(笑)
いやあなたはパウラヴァの王子じゃないですか!パウラヴァ兵を応援しようよ!
そう突っ込みを入れた視聴者も多いことでしょう。
どうやらカニシカお坊ちゃまは、衣だけじゃなく心もペルシャに染まっているようです。
そんな息子を持って、バムニ王も先が思いやられるでしょうね。
とは言え、冷静に考えてみると、カニシカ王子はある意味では柔軟な人物なのかもしれません。
この時代の男児であれば、普通は愛国心が異常なほど強く、ゆえに異国の衣を好んで着るなどありえないこと。
けれどもカニシカは、異国の衣であろうと良いものは取り入れ、敵であろうと強い者は認める。
王子としては失格ですが、人としての柔軟性はあるほうなのではないでしょうか。
まぁそれ以前に横暴でワガママお坊ちゃまなので、決して善人とは言えませんが(笑)
でも、バムニ王や叔父にとことん従う素直なお坊ちゃまでもあるので、今のところ何だかんだ憎めない人物です。
感想54話(BS第27回)
ハスティは、父リプダマンに「プルの出生の秘密を全てを知っている」と伝えました。
「今までは弟にすべてを奪われ怒りを感じていたが、王子なのであれば、敬わなければ」
ハスティがそう言った時のリプダマンの嬉しそうな顔と言ったら(笑)
リプダマンは、自身がバムニ王に仕えてきたように、息子のハスティにもプルを支えてほしいと願ってきたのでしょうね。
それが今現実となり(本当はハスティの演技なのですが)嬉しくてたまらないのだと思います。
いつか、リプダマンの願いどおり、ハスティがプルを支える存在になると良いのですが。
感想55話(BS第28回)
前回は兵士の入場だけで終わってしまった競技大会ですが、今回、ようやく本格的な戦いが始まりました。
競技のルールは、いわば勝ち残り戦のようなものでしょうか。
決着がつかなければ明朝にまた再開するというルールなので、それならプルも間に合いそうですね。
一方のアレクサンドロスは、残酷さが顕著に描かれていますが、良い面も見え始めてきました。
陛下(父親)に対しては人間らしい感情を見せたり、兄に殺されかけてもすぐに兄を処刑せずに、1対1で勝負をつけようとしたり。
史実では、いずれポロスと友人のような仲になる人物なので、もっとアレクサンドロスの良い面も描いて欲しいですね。
インタビュー内容/プル役
#Porus as prince the moment everyone has been waiting for!
Find out what turn the story takes only on @sktorigins #Porus @OneLifeStudios @RealSwastik pic.twitter.com/PHsJiP6CtK— Porus (@officialPorus) March 12, 2018
主演のラクシュ・ラールワーニー(プル役)は、インタビューで以下のように答えています。
一般的に有名なのはアレキサンダーで、ポロスについてはあまり知られておらず、自分も詳しくは知らなかったので、最初は役に入るのに苦労した
本作【ポロス】は、自分のキャリアの中で最も過酷なドラマだった
ドラマの撮影は過酷だったが、その一方で、人間としても俳優としても成長できる経験だった
自分がラクシュであることを忘れるほど役に入りこみ、これほど役に夢中になるとは想像していなかった
ポロスと同じように愛国心があり、意見を持っているというラクシュ・ラールワーニー。
オフショットではいつも柔らかい笑顔を見せているラクシュ・ラールワーニーですが、自分の意見をしっかり持った男性なのですね。