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【ポロス~古代インド英雄伝~】感想シーズン2(7話・8話)。
せっかくプルやアヌスヤと再会できたのに、どちらともギクシャクしてしまうバムニ王。
一方のアレクサンドロスは、なぜか砂漠で修行をしており……!? この記事ではネタバレ感想をお届けします。
【ポロス~古代インド英雄伝~】シーズン2第7話ネタバレ
以下、結末に関する重要なネタバレを含んでいますので、未視聴の方はご注意ください。
全身に矢が突き刺さり、瀕死状態のリプダマン。
ラチ、プル、バムニ王、アヌスヤらが見守る中、リプダマンは息を引き取りました。
悲しみに打ちひしがれるプル。
・バムニ王の配下としてプルを守りぬいて死んだリプダマンと
・王宮で何の苦労もなく(とプルは思っている)生きてきたバムニ王
2人の差に、プルは怒りを感じてしまいます。
そしてプルは、「リプダマンの死はバムニ王にも責任がある」と言ってバムニを責め始めました。
さらにプルは
「王ならば、伝え聞いた話の背景までもを推し量るべき。
それを怠ったのならば罪だ。
リプダマンの死の報告を受けて信じた、そこまでは理解できる。
では彼の家族の消息まで確かめましたか?」
と言って、バムニ王を責め続けます。
確かに、もしも20年前にリプダマンの家族の消息を調べていれば、「リプダマンが死んだ」という報告がウソだと気づけたかもしれません。
また、アヌスヤの捜索をしなかったことについても責めるプル。
バムニ王はプルの言葉を聞いて、「そのとおりだ」と申し訳なさそうに言葉を発します。
悲しみと怒りのやり場がないプルは、「俺とあなたは赤の他人だ」とバムニ王に言い放ちました。
その後プルは、リプダマンの遺体を抱きかかえ、ラチと共にダスユへ帰ることにするのです。
その頃、マケドニア国から逃亡したアレクサンドロスは、なぜか砂漠にいました。
砂漠の真ん中には神殿?のようなものが見えます。
そこで出会ったのは、未来を知ることができるという女預言者。
預言者は、アレクサンドロスに砂漠を歩かせるという試練を与え……!?
【ポロス~古代インド英雄伝~】シーズン2第8話ネタバレ
砂漠にて、女預言者に試練を与えられたアレクサンドロス。
その試練とは「砂漠の端から端まで歩き、現れるものすべてを殺す」こと。
アレクサンドロスは、砂漠で遭遇したサソリや鷹を殺して歩みを進めていきます。
途中でまさかの赤子が現れ、一瞬だけ躊躇するアレクサンドロスでしたが、女預言者の言いつけ通り赤子の息の根を止めました。
その後、側近のヘファイスティオンや母オリュンピアスまでをも殺すアレクサンドロス。
しかし、これらのことは全て、現実に起きたことではありませんでした。
砂漠に現れた生き物たちは、女預言者が見せた幻影だったのです。
預言者は「世界を制する準備が整いました!」と告げ、インドへ向かうようアレクサンドロスに促すのでした。
【パウラヴァ国】
その頃、プルはダスユに帰ることを決意します。
俺はダスユで生まれ育った。
突然“王子”だと聞かされて、それで俺自身の考えや振る舞いが変わるのか?
変わらない。
俺は王子として生きたくはない」と。
【パウラヴァ宮殿】
プルに責められ気落ちしているバムニ王に、アヌスヤは慰めの言葉をかけます。
その後、ダレイオス王を目にするやいなや「この者がすべての黒幕です!」と食ってかかるアヌスヤ。
ダレイオスは「もしもバムニ王もアヌスヤの考えに同意なのであれば、我らの協力関係は今ここで終わりにしましょう」と言います。
アヌスヤはダレイオスの罪を糾弾し続けますが、バムニ王はなんとダレイオスの肩をもつのです。
【ポロス~古代インド英雄伝~】シーズン2第7話の感想
7話はプルの泣き顔から始まり、見ているこちらも悲しみに襲われました。
血が繋がっていないとは言え、プルにとってリプダマンは本当の父親のような存在だったのでしょう。
バムニ王の配下としてプルを守り抜いて人生を終えたリプダマン。
きっとプルは、そんなリプダマンの一生に思いを馳せたからこそ、余計に悲しみが増したのではないでしょうか。
ゆえに、やり場のない悲しみをバムニ王にぶつけてしまったのだと思います。
プルがバムニ王にぶつけた怒りは正論ではありますが、あそこまで責められてしまうバムニ王も気の毒でした。
せっかく会えた父子なのに、また2人の溝が広がってしまいとても悲しいです。
プルが心から幸せになれるのは、一体いつなのでしょうか(涙)
「リプダマンの遺体を家族のもとへ連れて行く」
このセリフを聞いて思い出したのはハスティのこと。(そういえばハスティは、ダレイオスに捕らえられたままです)
すっかりハスティの存在を忘れていましたが、父リプダマンの死を知ったハスティがどんな行動に出るのか気になるところです。
それから、久しぶりに描かれたマケドニア側のストーリーは予想外でした。
なぜ砂漠に?しかもなぜそこで訓練を??(笑)
アレクサンドロスは砂漠を渡り歩いて試練を乗り越える?ことになったので、プルと出会うのはまだ先になりそうです。
【ポロス~古代インド英雄伝~】シーズン2第8話の感想
前回に引き続き、マケドニアのストーリーがギャグのようになっています。
砂漠で試練を与えられる、というところまでは良いのですが、試練内容がRPGの冒険のようでつい笑ってしまいました。
砂漠に次々と現れるモンスター(生き物)を狩って経験値をあげるアレクサンドロス(笑)
砂漠の真ん中に赤ちゃんが現れた時には思わずツッコミを入れましたが、全ては幻影だったというオチでした。
現実に現れたわけではなく、精神の修行だったというわけですね。
それから、アヌスヤ王妃の気概はさすがです。
やはり、ダレイオスに対抗できるのはアヌスヤしかいないと改めて感じました。
ダレイオスの罪を糾弾するアヌスヤに対して、まさかバムニ王がダレイオス王の肩をもつとは予想外。
ですが冷静に考えると、証拠もなくペルシャ王を侮辱することはできない、そう判断したバムニは国王としては正しいと思います。
(ダレイオス=ペルシャ王)
ダレイオス王を追放するには、しっかりとした証拠が必要なので、今はまだ追放できないと思われます。
アヌスヤの言っていることはもちろん正しいのですが、バムニはバムニで王としての判断をしないといけない。
アヌスヤとバムニ王は、ダレイオスの件でギクシャクしてしまいました。
せっかくプルともアヌスヤとも再会できたのに、2人とギクシャクしてしまうバムニ王が気の毒です。
ダレイオスの悪事の証拠を見つけるために、バムニ王が動いてくれると良いのですが。
※次回9話と10話のネタバレ感想はこちらです
バムニ王と和解できないまま別れたプル。
ダユスに戻ってからも、プルはプリタやハスティとギクシャクしてしまいます(涙)