「フォールアウト」や「リーチャー〜正義のアウトロー〜」といった人気作を生み続けるAmazon Prime Video(プライムビデオ)には、タフな主人公を描くアクションスリラーのイメージがありますが、実話に基づくシリーズも秀逸です。
2025年に公開されたばかりの連続殺人犯の娘の物語を描いたものから、アン・ハサウェイが出演の1話完結ロマコメシリーズなど、実話に基づくシリーズを詳しくご紹介します。
クライム、実話に基づく
Happy Face

- 2025年/アメリカ/全8話
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「Happy Face」は、連続殺人犯ハッピーフェイス・キラーことキース・ジェスパーソンの娘メリッサの物語です。
これはメリッサ・ムーアの実話に基づいており、メリッサの2018年のポッドキャスト「Happy Face(原題)」と、M・ブリジェット・クックと共同執筆した2009年の自伝「Shattered Silence(原題)」を原作としています。
とはいえ、作中の事件はフィクションであることを、米誌Paradeのインタビューでメリッサが明かしています。メリッサはいつも父から自分が起こした事件は100以上あると聞かされており、実際に父の関与が疑われる未解決事件は常にあったため、それが自然なきっかけになったのだと思うとコメントしました。
15歳のメリッサ(アナリー・アシュフォード)は、最愛の父(デニス・クエイド)が”ハッピー・フェイス”として知られる連続殺人犯であることを知りました。
大人になったメリッサは名前を変えて秘密を守ってきましたが、そこへ何十年も音信不通だった父が姿を現します。メリッサは父が犯した罪のために無実の男が死刑になるかどうかを突き止めなければいけなくなり、自身のアイデンティティを問い始めます。
メタノール

- 2018年/チェコ/全2話
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「メタノール」は、2012年にチェコで実際に起きた密造酒事件に基づくドキュメンタリー風ドラマです。犯人たちが犯行に至った経緯と被害がどのように広がったかを、それぞれ犯人と被害者の視点から描く前編、警察が犯人を逮捕するまでの捜査と裁判に焦点を当てた後編の2部構成となっています。
2012年にチェコで起きたメタノール入り密造酒事件とは、チェコを中心にポーランドやスロバキアを含めた地域で2012年に発生した、有毒なメタノール入りの密造酒の販売によって死傷者が出た事件のこと。判決が確定しているだけで38名が死亡し、他にも多くの人がメタノール中毒で病院に搬送されました。
当時はまだチェコの酒の販売システムは適切に機能しておらず、出所の怪しい酒が市場に出回るのを防ぐことができていなかったため、このような最悪の事態を招きました。この事件の発端は、売上の落ちた密造酒で再起を図ろうと、メタノールで薄めてコストを下げた酒を作ったことからでした。
密造酒だなんて現代では考えられないかもしれませんが、実はいまだにこうした問題は世界中で起きています。2019年にはインドでメタノール入り密造酒により150名が死亡する事件、2024年にはラオスで観光客がメタノール中毒の疑いで相次いで死亡する事件が起きました。
2012年、チェコ。密造酒で生計を立てるルダ(デヴィッド・マイ)は、価格競争についていけず、ボスからクビを宣告されてしまいます。
そこでルダはネットで情報を集め、酒にメタノールを混ぜてコストを抑える方法を知りました。それは、純粋なエタノールにメタノールを混ぜれば毒が体内に回ることを阻止するというもの。
早速、ルダはネットの情報を基に密造酒を作り、ルダの安価な酒は飛ぶように売れました。ところが、この酒を飲んだ客たちが次々と体調を崩し、事態は一変します。
ロマンス、コメディ
誰もがダイヤを愛してる

- 2023年/イタリア/全8話
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「誰もがダイヤを愛してる」は、2003年にベルギーのアントワープにあるワールド・ダイヤモンド・センターが襲われた実話にインスピレーションを得たコメディドラマです。実際の事件同様に、鍵や警報システムなどそれぞれの分野に長けたプロ5人組の犯行を描いています。
ワールド・ダイヤモンド・センターが襲われたのは、2003年2月15日から16日にかけてで、”世紀の強盗”と呼ばれる史上最大かつ洗練されたダイヤモンド強盗の1つです。
1億ドル以上の価値のあるダイヤモンドを始めとする宝石が盗まれ、犯人は逮捕・服役しましたが、盗まれたダイヤモンドのほとんどは回収されていません。
ベルギーのアントワープにある難攻不落のはずのダイヤモンド・センターに、何者かが侵入します。世紀の強盗をやり遂げたのは、鍵の王と呼ばれる者や警報システムに詳しい者など、それぞれの分野のプロたちでした。
彼らはこの大仕事のために何ヶ月もかけて準備をしており、最高レベルの警備を欺いて数百万ドルの宝石を盗み出します。
モダン・ラブ

- 2019年/アメリカ/全16話
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「モダン・ラブ」は、米紙ニューヨーク・タイムズの人気コラム「Modern Love」に投稿されたエッセーに基づく1話完結のドラマシリーズです。愛の喜びや苦悩についてのユニークな物語となっています。
人気コラム「Modern Love」は、担当編集者ダニエル・ジョーンズが、世界中の読者から大量に届く愛をテーマにしたエッセーの中から厳選して世に送り出してきました。元々は2年で終わるはずだった連載は人気を博し、書籍、アニメーション、Podcast番組にもなり、こうしてドラマ化までされました。
シーズン1は現代のニューヨークを舞台に独立した8話から構成されますが、最終話の第8話では他のエピソードの登場人物たちが街角ですれ違うといったワンシーンも。シーズン2は、ニューヨーク以外も舞台としています。
基本的には恋愛ドラマでミュージカル要素はないものの、第3話のアン・ハサウェイ演じるレキシーの物語には少しだけそうした要素が見られました。双極性障がいを持つ看護師のレキシーが、スーパーでジェフ(ゲイリー・カー)と出会うシーンは、ミュージカル仕立てで「ラ・ラ・ランド」を彷彿とさせます。
思いも寄らない人物との友情、後悔しかない失恋のやり直し、転換期を迎えた結婚生活。デートとは言えないかもしれないデート、型にハマらない家族の在り方といったニューヨークの様々な愛の形を描いています。
【モダン・ラブ~今日もNYの街角で~】シーズン1第1話のネタバレと感想。住人とドアマンの気持ちが温まるストーリー