【プリズン・ブレイク】シーズン4ではこれまで影の存在だった”将軍クランツ”が主役となり、マイケル達と機密情報が入っているとされる”スキュラ”を巡って全面対決。
そしてマイケルは母クリスティーナと再会するがクリスティーナは将軍クランツに取って代わろうとする野心家で冷酷な女性だった……。
シーズン4では、ベリックがかっこいい自己犠牲での退場です。
【プリズン・ブレイク】シーズン4のあらすじ解説。
ドン・セルフに利用され、スキュラを探す事になったマイケル達。
【プリズン・ブレイク】シーズン4 ファイナル・ブレイク。マイケルがサラを救出!
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サラがグレッチェンに殺されたと信じるマイケルは、グレッチェンの居場所を突き止め、復讐をしようとしていたが、そこにウィスラーが現れグレッチェンは味方だという。
そのウィスラーは組織を裏切り、スキュラと呼ばれるデータカードの情報をコピーして持ち出すが、組織の一員であるマシューソンに殺されてしまう。
グレッチェンは、マイケルを脱獄に協力させるためにサラを殺した振りをしていただけで、殺していないとマイケルに言う。
マイケルは、半信半疑でサラを探している所をDHS( Department of Homeland Security)国土安全保障省のドン・セルフ/マイケル・ラパポートに捕まり、パナマで正当防衛で相手を撃ち殺して逮捕された兄リンカーン・バローズの釈放を条件に、スキュラと呼ばれるデータカードの奪還に協力させられる事になる。
解放されたマイケルは、サラの父タンクレディ知事の友人ブルース・ベネットの下に居たサラと再会した。
逮捕された兄リンカーン、息子を組織の巨漢黒人ワイアット・マシューソンに消されたマホーン、スクレ、ベリックそしてサラもマイケルの仲間に加わる。
そして新たにハッキング、クラッキング担当のローランド・グレン/ジェームズ・ヒロユキ・リャオが彼らの仲間になる。
組織に息子を人質に取られ、脅迫されて組織に加わっていた事もあるマホーンは、スキュラが番人が守られていると皆に教える。
DHSの捜査で、番人と厳重にガードされた拠点を見つけたマイケル達。
どうやって拠点に潜入するかを皆で話していると、ローランドがこれを使えば簡単だと言ってデータを吸い取る特殊な装置を見せるのだった。
さて最初のスキュラから情報を吸い取ったつもりでいたマイケル達だったが、ローランドが解析してみると、それはデータの一部である事が判明した。
サラは「スキュラはホメロスの叙事詩オデュッセイアによれば6つの頭を持つ怪物だ」という。
マイケル達はスキュラが6つで構成されている事に気付き、彼らは後5つのスキュラを探さねばならなくなった。
マイケルへの復讐を目論むTバッグ。
Tバッグは、彼が手に入れたウィスラーの鳥の本にペンで書き込まれた情報をもとに、サンディエゴのコインロッカーへとたどり着き、本来はウィスラーが手にするはずだったの書類を手に入れる。
それはウィスラーがゲート社の社員として勤務する為に必要な書類で、Tバッグはウィスラーに成り代わって営業マンとして勤務する。
【プリズン・ブレイク】シーズン4ネタバレ(前半)
6枚のスキュラの場所とカードホルダーは!?
スキュラ | 保有者とコピーの方法 |
第1のスキュラ | スチュアート・タックスホーン
メイド外出時に彼女のバッグに忍ばせデータをコピーしようとして失敗。最終的に保有者宅に侵入してコピー。 |
第2のスキュラ | 将軍クランツの娘リサ・タバク
殉職警官追悼集会で彼女に近づいてコピー。 |
第3のスキュラ | グリフィン・オーレン
オフィスの金庫に保管されている。マイケル達は隣の部屋の壁を破りコピー。 |
第4のスキュラ | ナタニエル・エディスン
競馬場の彼のデスクにテープで貼り付けてコピー。 |
第5のスキュラ | ハワード・スクデリ
**と間違われスクレが嫌々近づく。スクレが彼の妻に近付きコピー。 |
第6のスキュラ | 将軍クランツ
地下に降りてきた彼を銃で脅して、アンロックに必要な6枚のスキュラのデータが揃い、最終的に真のスキュラが手に入る。 |
ローランドの裏切りと死。
ラス・ベガスで、スキュラのデータを吸い取る装置をカジノの警備員に取り上げられたローランドは、疎外感から仲間を裏切り組織のマシューソンに情報を売ろうとする。
しかし、残忍なマシューソンが彼と取引するはずもなく、ローランドからマイケル達の居場所を聞き出した後にローランドを撃つ。
マイケル達はそこへ駆けつけ、マシューソンを拘束した。
しかしながらホローポイント弾(ダメージをより多く与える為に中央が凹んだ弾丸)を受けたローランドは、マイケルに見守られて息を引き取った。
さんざん任務として悪事を働いたマシューソンだが、捕まった彼をマシューソンに息子を殺されたマホーンが許すはずもなく、マシューソンはマホーンよって重石をつけられ海に沈められた。
ベリックの死。
鳥の本に隠されていた図面で6枚目のスキュラの場所を特定。
しかし、侵入経路には水道管があり侵入の邪魔となっていた。
そこでマイケル達は、60分断水させて侵入通路を遮る巨大な水道管を通り抜ける為の水道管を通そうとする。
タイムリミットが近づき、ベリックが水道管を繋げて作業を成功させたが、流れてきた水に流されベリックは死亡。
最大の難関6枚目のスキュラ。
温度センサーと音を感知するセンサーに守られているスキュラだったが、マイケルは遺伝性の脳腫瘍の手術を先延ばしにして仲間に知恵を貸す。
窒素を使って温度センサーを眩まして音を建てずにスキュラのある部屋へ無事侵入したが、監視カメラが反応し、将軍がスキュラのある部屋まで降りてきた。
だがそれは、監視カメラが将軍だけ見られるようになっているのを利用したマイケルが仕掛けた罠だった。
マイケル達は、将軍クランツが持ち歩いていた6枚の目カードを本社ビルの地下で彼を銃で脅して手に入れ、6枚のカード全てを使用してをコード解除。
遂に本来のスキュラを手に入れ、将軍クランツのビルから無事に脱出する。
マイケルは、クランツのビルからの脱出には手を打っていた。
将軍クランツの娘リサをサラが人質として捕らえていて、マイケル達を無事逃がすように脅したのだった。
【プリズン・ブレイク】シーズン4ネタバレ(後半)
ドン・セルフの裏切り。
実は捜査官だった受付嬢トリッシェン/シャノン・ルシオは、ゲート社オフィスでグレッチェンとTバッグから人質(彼らがマシンガンを所持しているのがバレたので人質を取った)を救出する。
七面六臂の活躍を見せるが、ドン・セルフは彼が抱えた多額の借金の返済の為にマイケル達を裏切り、ミリアム・ホルツも殺害する。
そしてドン・セルフは、ミリアム・ホルツ殺害をマイケル達のせいにする。
事件は、マイケル達が殺人を犯したとしてテレビで報道された。
セルフと関わっていたダローとスタントンは、保身の為にマイケル達を消そうとするが、逆に彼らはマイケル達に返り討ちにされる。
一方で、マイケルは以前から鼻血を流すなど身体に異変が見られ、脳に腫瘍がある事が判明していた。
そして、セルフに奪われたスキュラを取り返す途中で病に倒れたマイケルは、同じくセルフからスキュラの奪回を企んでいた組織の工作員に捉えられてしまう。
しかし、マイケルに待ち受けていたのは組織の手による最新の医療技術で手術だった。
だがマイケルを助ける代わりに、リンカーンとスクレはクランツ将軍のためにセルフからスキュラを取り戻す羽目に。
スキュラを失って求心力を失った将軍クランツは、仲間であるはずのスクデリを撃ち殺し、さらにその事でリサも父の仕事から手を引く。
セルフは、スキュラを買い取る最初の仲介人の仲介料を奪うために殺害。
2番目の仲介人は、クリスティーナの手下ウィルコットだったが、セルフ、グレッチェンとの取引の途中でスクレとリンカーンがスキュラを取り返しに現れて、2人がスクレとリンカーンに応戦している隙きにスキュラをネコババして遁走してしまう。
その結果、なんとマイケル、リンカーン、サラ、に加え、今までスキュラを巡って対立していたT-バッグ、グレッチェン、セルフが仲間に加わって将軍の為に一緒にスキュラを探すという何とも奇妙な状況に。
母クリスティーナとの対決。
治療を受けたマイケルは、隔離された邸宅で精神科医ノールトンから母クリスティーナ・ローズ・スコフィールド/キャスリーン・クインランが、今も組織で働いている事を知らされる。
しかも、クリスティーナは将軍クランツに代わる組織のリーダーになろうとしていた。
そして将軍クランツがマイケルに治療を施した目的がここに来て明らかになる。
将軍クランツはマイケルを仲間に加えようとしていたのだ。
その一方、街頭でサラは突然ワゴン車に押し込まれ、ピンチ!と思いきや父に愛想を尽かした将軍の娘リサが、ワゴン車内でマイケルが隔離されている場所とその目的をサラに伝えて助け舟を出す。
マイケルを薬物で洗脳するようにノールトンに命じたクランツだったが、マイケルは洗剤を混ぜ合わせて給湯器を爆発させ邸宅から脱出 、マイケルを救出に向かったサラと合流して事なきを得る。
その後、マイケルとサラはクリスティーナ達の車に細工をしてクリスティーナを捕らえて監禁し、彼女の下にあるスキュラを取り返そうとする。
しかし逆に彼女の罠に嵌められ、マイケルとリンカーンはパンダベイホテルでインド首相の息子の暗殺犯に仕立てられてしまう。
事件現場のパンダベイホテルで警察官に囲まれるが、将軍クランツの部下に助けられてパンダベイホテルを脱出。
救出されたマイケルは、将軍クランツの下でクリスティーナの次の行動を予測し、スキュラは既にインド政府に売られていてた。
海外からの入金が最も早い連邦準備銀行に、入金を確認するため彼女は出向くと読むと共に、マイケルは将軍の為に働く気はないと付け加える。
マイケル、リンカーン、マホーンは連邦準備銀行を襲い、遂にスキュラを手に入れる。
一方、マイケル達が素直に手に入れたスキュラを渡すか訝しんだ将軍クランツは、サラを人質に取る。
そして、リンカーンは銀行襲撃後クリスティーナの人質とされてしまった。
クリスティーナの父アルド・バローズが引き取って、養子にしたリンカーンに愛着を持たないクリスティーナは、リンカーンを撃ち5時間以内に救出に来ないと命に関わると言い放つ。
【プリズン・ブレイク】シーズン4 22話までのエピローグ。
2人の人質奪還にマイケルとマホーンは協力して対応。
マホーンは、爆薬の入ったスキュラのケース部分をクリスティーナへ渡し、クリスティーナと部下を吹き飛ばしてリンカーンを救出。
マイケルは、ロープでビルをよじ登りTバッグに監禁されていたサラを救出した。
サラが、バンの中でリンカーンを治療している所を将軍の手下が襲い、マイケル達は再び将軍クランツの下へ。
ここへ来てしばらくご無沙汰だったCノートが登場。
Cノートはスクレを探し出してマイケルとリンカーン捜索に協力させる。
ケラーマンは、マイケルの父アルド・バローズの仲間と組織を潰すために活動していた。
彼らは将軍に協力していたTバッグを捕らえて、将軍クランツの居場所を聞き出し、危機に陥っていたマイケル達を救出。
将軍クランツは遂に捕らえられた。
しかし、マイケル達は要人暗殺犯として警察官からまだ追われていたので、建物に隠れていた所をスキュラを奪還にきたクリスティーナ(生きていた)とその部下に襲われる。
マイケルは、母クリスティーナと対峙するが、運悪くマイケルの拳銃は弾切れだった。
クリスティーナがマイケルを撃とうとした瞬間に、サラがクリスティーナを撃ちマイケルは事なきを得た。
マイケルは、国連のソロモン・オケラとケラーマンに次世代エネルギーなどの最先端の情報が詰まったスキュラを引き渡して、Tバッグ以外は全員免責となって全て解決。
その後ケラーマンは議員となり、将軍は処刑される。
4年後、サラとマイケルとの間にできた息子のマイケル、リンカーン、スクレがマイケルの墓に集うシーンで第22話は終わり。
マイケルに何が起こったのかはここでは語られず、第23話、第24話の【ファイナル・ブレイク】へと持ち越しとなる。
感想とトリビア。
こうしてみるとローランドは最初からマイケル達とは孤立していますね。
しかも、リンカーンからはかなりの嫌われようです。
任務の途中、スロットマシンに不正をし始めるようなふざけた性格で、マイケル達から信頼を勝ち得る事が出来なかった側面もありますが、少し扱いがカワイソウな気がします。
逆に【プリズン・ブレイク】シーズン2、3では少々カワイソウな虐められ方をされたベリックはカッコよく自己犠牲での死亡退場となりました。
一旦死んだと思われたクリスティーナが生きていて、最後にマイケルを襲撃する辺りは、アメリカドラマの定石通りのワンパターンで少し残念な気がします。
尚、主役マイケルを演じたウェントワース・ミラーは【フラッシュ】(2014~)【レジェンドオブトゥモロー】(2016~)でキャプテン・コールド役で出演。
【レジェンドオブトゥモロー】では、再びドミニク・パーセルと共演。
ウェントワース・ミラーは悪役もよく似合いますね。
後字幕も吹き替えも適当になっていたので書いておくと、17話で子供の頃のマイケルが欲しがったクリスマスプレゼントは、80年代当時のアメリカの映画やTV番組で必ず子供が欲しがるアイテムだったケナー社製の4種類の効果音を奏でる大型ミレニアム・ファルコン号のトイです。