ドラマ『ラジエーションハウス』最終話ネタバレ。
杏(本田翼)の父・正一がうつ病ではないことが分かり、ブラッドパット治療を行うことに。
2日後に手術を控えていたものの意識障害を起こし、杏が執刀し五十嵐がサポートに入るも杏の手が止まってしまう……。
しかし、この治療が事態を大きく膨らませてしまうのです。
【ラジエーションハウス】最終話あらすじ
甘春病院の前院長の甘春正一が、病院内で倒れてしまいました。五十嵐唯織(窪田正孝)の勧めで、もう一度検査を行い”低髄液圧症”であることがわかりました。
半年前に、自転車で転倒して脳脊髄減少症という病気になったと思われ、その後飛行機に乗って更に髄液が漏れて発症してしまったと五十嵐は言います。
低髄液圧症とは。
発症するとめまいや頭痛が起き、うつ病と診断されるケースも多いとのこと(ドラマ『ラジエーションハウス』より)
ブラッドパッチという治療法なら、回復する見込みがあるということで麗洋大学病院から専門医を呼ぶことにしました。
正一の病の本当の原因が分かったこと、治療法が見つかったことから安堵うる中、正一が意識障害を起こしてしまいます。
一刻も早く処置しなければ危険な状態となる、しかし、手術が2日後に控えていたことから専門医と連絡が取れるかどうか……という事態に。
甘春病院には、ブラッドパッチ経験者はゼロ。そこで、杏は自分で処置を行うことにしたのです。サポートに入るのは五十嵐。
すぐに処置が始められたものの、難易度の高い胸椎は謝って神経を指すと運動機能に障害が残る可能性もあるということから、杏の手が止まってしまいます。
「お父さん……」
その時、「代わります。僕がやります」
五十嵐唯織が、杏に代わり正一の治療を行うと言ったのです。
『ラジエーションハウス』最終話のネタバレ
唯織の行動が甘春病院に危機を及ぼす!?
唯織が医師免許を持っていることを知っているのは、院長(和久井映見)と小野寺遠藤憲一だけ。(今回の正一の治療で、五十嵐が医師免許を持っていることが明らかになってしまいました。
甘春病院は、医師が不足していたため麗洋病院から派遣していたのですが、当日に呼び出されて正一の治療を行いに来た麗洋病院の医師に見られ、技師が治療を行っていると思われてしまいます。
さらに、甘春病院にいた記者に嗅ぎ付けられ、医師法に反すると記事にされてしまったのです。
麗洋病院では聴聞会が行われ、甘春病院の院長が呼び出されるものの、院長は「何の問題もありません。彼は医師免許を持っていますから」と反論。
しかし、後に引けなくなった辻村教授は、「問題は技師として働いている者が、医療行為を行ったこと。ルールに反している」と言います。
すると院長は、「ではあのまま患者を見殺しにしろと?甘春病院はくだらないルールのために患者を死なせるような病院ではない」と激怒しました。
それでも、五十嵐には何らかの処分を求められたのです。院長は、要求に従う気はなかったものの、五十嵐に処分を下さなければ甘春病院に医師を派遣してはもらえません。
このままでは甘春病院は危機的状況に陥ると、鏑木医師も焦りを見せました。ラジ-エションハウスでも検査予約がキャンセル続き……。
甘春病院ピンチ!
鋼のやっちゃんとスチールマウスのノッチーは似た者同士?
事態が大きくなり、院長は五十嵐が医師免許を持っていることを鏑木医師にも話します。
「鏑木先生、口は堅いですか?」それに対し鏑木医師の答はなんと「鋼のやっちゃんと呼ばれていた」とのこと。
しかし、鏑木は誰かに言いたくてウズウズ。ラジーエションハウスにまっしぐらで「五十嵐がいないのを確認すると軒下に同じようなことを言いました。
「軒下くん、君は口が堅いかね?」軒下も同じように「スチールマウスのノッチーと呼ばれていた」と。
2人して似た者同士。黙ってられない、まるで貝のように口を開いてしまう人たちに笑えました。
鋼の鏑木とスチールマウスのノッチー。言い方を変えても、どちらも同じもの。そして、2人とも実は”貝”だったということです。
全ては”杏ちゃん”のために
五十嵐は、杏を助けるどころか逆に迷惑を掛けていると、技師としてのみならず放射線医師として働くことも選ばなかったのです。
かつてから誘われていたピレス教授からの誘い。”望むなら技師として採用する”というピレス教授のプロジェクトへの参加を決めたのです。
当初、五十嵐が医師免許を持っていることを黙っていたと、仲間たちは五十嵐と口をきこうともせず無視。さらに、知っていた小野寺にも火の粉がヒリ掛かります。
しかし、「技師だって医者と同じくらい患者を救えると信じている」という広瀬裕乃(広瀬アリス)の言葉から、技師たちは医師の方が給料もいいのになぜ技師なんだ?彼はいつも自分のことより患者のことを考えていた。
彼の本当の姿を思い出した技師たちは、次第に五十嵐に対する考え方が変わってきます。「本当に患者を助けたいと思っていること」「技師は写真を撮るだけでなく患者を助けられること」「決して諦めないこと」
五十嵐には、たくさんのことを教えられてきたことに気づいたのです。でもなぜ技師なのか?
その答えは最後に五十嵐の口から伝えられます。
幼い頃に交わした杏との約束だから。
まさか、それだけで技師?ダントツな知識もあり医師としての才能があるのに、子供のころの約束を守るために技師?
医者になるという杏に、僕も医者になるといった五十嵐。でも杏は「ダメ!唯織くんは私のサポートをして」という、子供の時に交わした約束を五十嵐は守りたかっただけなのです。
医師はダメ。それだけの言葉で……。彼が技師にこだわっているのは、全ては杏のサポートをするため。そして彼は、今回引き起こした事態の責任を取って、アメリカへと向かいました。
もっと実力と知見を得るために……。
『ラジエーションハウス』最終話を観た感想とスペ番情報!
前回10話のラストで「代わります。僕がやります」と言った時点で、五十嵐が医師免許を持っていることが明かされるはずと、ほとんどの方が予想していたはず。
その後は甘春病院で放射線医師として働くのか、それとも技師のまま働くのか分かれ道になっていましたが、ピレスからのコンタクトは唯織がどちらも選ばないという伏線になっていましたね。
杏は、唯織に負けないような医師になると約束し、唯織は世界一の技師になると約束。今度は、2人の間で新たな約束が交わされました。
幼少期の約束は杏が覚えていなかったのですが、今回の約束は数か月後か数年後かに守られていることと思うので、一回りも二回りも成長した2人の再会が待ち遠しい限りです。
さらに、今回最終回を迎えた『ラジエーションハウス』でしたが、次週は2時間スペシャルとして放送されます。
予告では、五十嵐唯織が乗っていた飛行機で何かトラブルが起こりそうな予感……。1時間じゃ物足りない、と思っていた方!2時間たっぷりとご覧になれますね。
また、Dramas Noteでも放送翌日までにスペ番のネタバレ、見どころなどをお伝えします。
『ラジエーションハウス』最終話の視聴率は13.8%でした(ビデオリサーチ調べ、関東地区)