『レクティファイ 再生』シーズン3あらすじと感想。必死に生きるダニエルに希望の光が見える!?

クライム
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海外ドラマ『レクティファイ 再生』シーズン3。司法取引に応じたダニエルは故郷から追放されることになりました。

しかし、ハナをめぐっての謎はまだ全て解明されていません。ダニエルは生きる希望を見いだせることができるでしょうか?

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「レクティファイ 再生」シーズン3あらすじ

ジョージの死体が発見され、警察は殺人事件として捜査することにしました。ジョージの家を調べた警察は、ダニエルの指紋がついた財布や携帯電話を発見します。そのことで、ダニエルは事情聴取されることになります。

街を出るまでの仕事を探していたダニエルは、プール塗装の仕事をさせてもらえることになりました。黙々と仕事をするダニエルは、ペンキを塗っている間は他の事を忘れられ、やすらぎの時間になっていることに気づくのでした。しかし、そんなやすらぎの場すら奪われる事態となってしまいます。

ハナの事件解明に向けて再調査を始めたタゲット保安官は、ジョージ、トレイと共に事件について証言していたクリスの元を訪ねます。ジョージの件で話を聞きに行ったタゲットでしたが、話はダニエルのことになり、思いがけない告白を始めるのでした。

子どもを流産してしまったタウニーは、家を出て知り合いの家に身を寄せていました。そこの夫婦からカウンセリングを受けるよう助言されたタウニーは、1人でカウンセリングを受けることにしました。

幼少のころ里親を転々としながら育ったタウニーは、久しぶりに20歳までお世話になった里親の元を訪れます。そして、今後の事を考えるのでした。

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「レクティファイ再生」ネタバレ

あの人に思いがけない悲劇が……

ダニエルに意地悪だったフォルクス議員に天罰がくだされることになります。街のレストランで夕食を取っていた時に、突然ろれつが回らなくなり、救急車を呼ぶ事態に。どうやら脳梗塞だったようです。幸い、認知機能には影響はありませんでしたが、入院生活を余儀なくされることに。

この人が捜査から外れることになったことで、ダニエルに対する障害が1つ減りました。ダニエルを目の敵にしていたフォルクスがこのような状態になったことを知ったジョンは、フォルクスの元を訪れます。

車いすに座っているフォルクスに対し、「あなたは汚い、汚れ具合を調べてあなたの悪行を世に知らしめる。僕の依頼人は殺人犯ではないと証明したい。」と言います。

そして、「たとえ死んでもそんなことはさせん。」というフォルクスに対し、「あなたが死んでも真相は明らかにする。あなたの生死なんて僕にはどうでもいい。この豪邸ともお別れだ。」といって去っていきました。

ジョンもダニエルの弁護中に散々嫌な目に合わされてきたお返しとばかりに、バシっと言ってくれました。殺人を認めて追放されるダニエルですが、真犯人が見つかればまた刑も変わってくるはずです。

事件の全容が明らかになっていく

タゲットの活躍により徐々に事件の全容が分かってきました。ダニエルを憎むヒール側の人間かと思っていましたが、意外にも善良な保安官でした。DNA検査によってハナの死体からジョージのものが検出されましたが、そのジョージは既に自殺しているので真相を聞くことはできません。

しかし、タゲットが探し出したクリスによって当時の真相が明らかになってきました。クリスは、ジョージとトレイと3人でハナをレイプしたことを含め、殺害事件について話し始めました。

当時、クリスはレイプした翌日事情聴取のため友人ら数名で呼び出されていました。クリスは罪がバレるのを覚悟していましたが、事情聴取されることなく自宅に返されていました。それは、フォルクスらによってダニエルが犯人だとされたからだとクリスは後に知ることとなります。

ダニエルは、やはりハナの事をレイプしていませんでした。この件に関しては完全にシロと証明されました。しかし、まだ殺害に関しては真犯人が誰なのかは明らかにされないままとなっていて、シーズン4へ持ち越しとなりました。

トレイが今度は被害者に!?

ジョージの遺体が発見されたことで、捜査の手がトレイにも及んできました。ジョージが自殺したことは、物語の冒頭でハッキリと映し出されているので視聴者には明らかとなっていますが、トレイが証拠隠滅など変な動きをしてしまったことで、彼に殺人容疑が掛かってしまう事になりました。

取り調べられたことで、トレイはジョージの件を正直に話しますが、1度失った信用を取り戻せず。結局、殺人容疑で逮捕されることになってしまいました。

ダニエルを陥れた罰です。このまま有罪となってダニエルの味わった苦しみを、トレイにも経験してもらいたいところですが、残念ながら4話でどうやら出所してくるようです。

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シーズン3の感想

まだまだ社会復帰までの道のりは遠い感じのダニエルですが、ひとつひとつ無実が証明されてきて希望の光も見えてきました。タウニーはテディと別居することとなってしまいましたが、ダニエルとくっつくというような事はなさそうです。

そして、とうとう街を去ることになってしまうダニエル。彼にとっては、冷たい目で見られる生活から抜け出せる良い機会かも知れません。

新しい街へ母と2人へ向かうダニエルは、途中で自分が収監されていた刑務所に立ち寄ります。遠くから建物を眺めながら「正門の前に行って頼みたいと思うことがある。”戻らせてくれ”と。独房は僕を包む繭だった。間違った考えだね。」と言います。

死を待つだけの辛い刑務所の生活の方が、今の自由な生活より戻りたい場所だなんて切なすぎます。しかし、今のダニエルにとって、自由な世界の方が生きることが困難であることは事実かもしれません。次のシーズンでは、ダニエルに温かい目を向ける人がたくさん出てきて、生きる希望を与えてくれることを願います。

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