海外ドラマ『レクティファイ 再生』ファイナルシーズン。再生への道へと向かうダニエルの姿に感動!

クライム
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海外ドラマ『レクティファイ再生』シーズン4。家族と離れ新しい街で、1人新たな生活を送ることになったダニエル。

慣れない共同生活に耐えながら自立への道を探るダニエルは”再生”できるのでしょうか?「レクティファイ 再生」ついにファイナル・シーズンを迎えます。

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「レクティファイ再生」ファイナルシーズン

テネシー州の自立支援施設で、共同生活を送ることになったダニエルは、倉庫係の仕事を見つけることができ、真面目に働いていました。しかし、19年もの独房での生活の影響で集団生活に困難を覚え、同居人たちとも馴染めずにいました。そんな中、同じ部屋のジェシーが薬物に手を出し姿を消してしまいました。

その責任が、同じ部屋にいながらコミュニケーションをとってあげなかったダニエルにあると同居人たちから責められます。ダニエルと同居人たちの間の溝は更に深くなる事態となっていきました。

そんな中、ダニエルに新しい出会いが訪れます。仕事の空き時間に立ち寄った倉庫にいたアーティストのクロエという女性でした。クロエはダニエルが変わるきっかけを与えてくれる女性でした。次第にクロエに惹かれていくダニエルでしたが、クロエにはまだダニエルに話していない秘密がありました。

一方、ダニエルの故郷では、実家の店の土地買収の話が持ち上がり、ジャネットとテッドは意見が合わず険悪なムードになっていきます。別居しても2人の間の溝は埋まらないテディとタウニーは、離婚という決断を下すことにします。ダニエル、そして家族たちの生活が徐々に変わっていく中、ハナ殺害に関しても事態は大きく変わることになっていくことに……。

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「レクティファイ 再生」ファイナルネタバレ

ダニエルとクロエの出会い

今シーズンから登場したアーティストのクロエ。彼女がダニエルを深い闇から救うキーパーソンとなっていきます。

実は妊娠中のクロエ。結婚はせずにオハイオ州の姉の元へ引っ越し、シングルマザーになる決心をしていました。別れが近づいている二人でしたが、次第にクロエに惹かれていくダニエル。クロエもまたダニエルの過去を知り、彼を救うすべく手を差し伸べてあげます。

クロエは、過去に弟を失った悲しみからセラピーを受けていた経験がありました。なので、ダニエルが抱える闇もタイプが違えど共感する部分があったようです。自分がセラピーで救われた経験からダニエルにもセラピーを受ける事を勧めますが、過去を1秒でも思い出したくないダニエルは強く拒否します。

誰しもつらい過去をわざわざ思い出したくはありません。ダニエルの気持ちに強く共感。しかし、クロエの強い気持ちがダニエルの心を動かします。

クロエは、「あなたは生き延びるために”もう1人の自分”をつくった。あたなは”心を病んだ元死刑囚”という役を演じている。あなたは常に自分を恥じてる。でも少しでいいから考えてみて。”僕は人並みだ”と。

自分を守るためにつくったもう1人の自分を捨てなければ、あなたは決して自分を救えない。本当の自分を見出せない。自分をみつけて。今のうちに。」と強く訴えかけたのです。

この言葉は、とてもグッときました。ダニエルもこれをきっかけにセラピーを受けることに前向きになりました。同居人たちとも打ち解けるようにもなれたし、クロエと出会えてダニエルは本当に良かったです。

犯人がついに判明

ハナを殺害した犯人は、ジョージでもなく、トレイでもなくクリスでした。当時、街の有力者だったクリスの父親がフォルクスの支援者だったので、息子をかばうためにダニエルを犯人に仕立てたのでした。

トレイかな?とも思っていましたが、「ハナとは14歳のころからヤリたい時ヤってた。(=レイプなんてする必要ない)」と言っていました。その言葉には納得。

ハナをレイプもしていなけらば、殺害もしていなかったのに、ジョージが自殺した時になんで余計な裏工作をしてしまったのでしょうか?ここの所は謎です。

そんなことしなければ、ジョージ殺害容疑をかけられることもなかったのでしょうが……。結局トレイは、殺害容疑をかけられたことで裁判費用のために家を失い、家族も失ってしまいました。これもまたダニエルへの仕打ちに対する天罰ですね。

クリスはハナから嫌われていたようです。誰とでも寝るハナでしたが、クリスだけは嫌だったようで、大声を出したため、クリスが首を絞めて殺害してしまったというのが真相でした。

いかにも悪い事をしていそうなトレイに視聴者の目を向けさせておいて、善良な市民風のクリスが犯人だった、という結果シンプルはオチでした。

ダニエルの本当の再生が始まる

終盤になって事件の真相が次々と明らかになり、ダニエルに明るい未来が見えてきました。ダニエルが完全に無実になる日も近くなり、同居人たちとも一緒に外食に出かけるなど良い関係性が築けてくるなど、良い風がふいています。

セラピーを受けて自分を認めることができるようになってきたダニエル。クロエは何も言わずに去って行ってしまいましたが、最後にダニエルがベットに寝転がりながらクロエと赤ん坊と3人で草原で出会うシーンは、この後現実になりそうな感じを匂わせるシーンでした。

最終話は、さぁ!ようやく再生へ向けてのスタート地点にたったぞ!!という感じで終わりましたが、ダニエルにも家族にも幸せが待っている予感漂う明るい終わり方でした。

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ファイナルシーズンの感想

全シーズン通して、アップダウンが激しいストーリーではありませんでしたが、ダニエルの心の変化や葛藤など、じわじわと心にくるシーンで何度も涙しました。

アマンサとジョンが別れてしまった事が心残りですが、アマンサは新しい恋人が現れたし、あんなに親身にダニエルのために身を粉にして働いてくれたジョンなので、きっと素敵な人と出会えると信じています!

地味なストーリー展開でしたが、良い人にはちゃんと良い未来が、悪い人には罰が下されていて見終わった後はスッキリするストーリーとなっています。

Photo:「レクティファイ再生」(C)SUNDANCE FILM HOLDINGS LLC. All Rights Reserved