【ロイヤル・ペインズ 救命医ハンク】シーズン8ネタバレと感想。ニューヨーク郊外にあるハンプトンズで”コンシェルジュ・ドクター(専属医)”として働くハンクとその仲間たちの物語。様々な場所での救急医療に加え、涙あり笑いありのプライベート生活など余すところなく楽しめる【ロイヤル・ペインズ 救命医ハンク】も遂にファイナルシーズンを迎えました。それぞれが踏み出す幸せへの道とは!?
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【ロイヤル・ペインズ 救命医ハンク】ファイナルあらすじ
新しい夏と共に、全ての予定をキャンセルしたエディがハンプトンズに戻ってきました。
かねてから付き合っていたミセス・ニューバーグとの結婚を決めたというのです。
父親が結婚を急ぐ理由が分からず何か裏があるのではと心配するハンクでしたが、エヴァンやペイジと共にひとまずエディを祝福し、結婚の準備を手伝います。
しかし、残念ながらハンクの心配は的中しエディは結婚式当時に姿を消してしまいました。
エディをを心配するハンクとは逆にエヴァンは大激怒。
実はエディは深刻な病気を抱えており、そのため一刻も早く結婚しようと思ったのですが、直前で不安な気持ちが大きくなり逃亡してしまったのです。
父親に対しての怒りを忘れるがごとく、ハンプトンズ記念病院の院長として忙しく働くエヴァン。
そんなエヴァンにペイジは、妊活の次のステージに進みたい事を言えずにいました。
一方、ラージとよりを戻したディヴィアは、なんとラージの子を妊娠。
大きなお腹で仕事に励んでおり、1度は諦めた医師になるという夢を叶えることも忘れてはいません。
家事に育児、勉強にハンクメドの仕事と精力的に活動するディヴィア。
ジェレマイアも、希少遺伝疾患の研究をラボで続けながらハンクメドの仕事に復帰しました。
そんなジェレマイアの元に、両親が突然訪ねてきます。
気さくな両親はハンクやエヴァン達と話が弾みますが、ジェレマイアとはギクシャクした空気が流れています。
小さい頃からスキンシップが苦手だったジェレマイアは、実の両親とも上手くコミュニケーションがとれず、親子関係に溝が生まれてしまっていたのです。
そんな中、慈善活動の為にジルが一時帰国してハンプトンズに戻ってきました。
ハンクが喜んだのもつかの間、イケメン好青年のハンスを連れているジルを見てショックを隠せません。
ジルへの想いがまだ残っていると気づいたハンクでしたが、彼女の幸せを願って何も言わずに見送ることにします。
しかしジルが去った後、なんとハンスはジルの恋人ではなかったことが判明したのです。
【ロイヤル・ペインズ 救命医ハンク】ファイナルのネタバレと見どころ
ジェレマイアの親子関係
ジェレマイアを訪ねて病院に顔を見せた両親を見て、怪訝な表情を浮かべるジェレマイア。
親子関係が上手くいっていないのは誰が見ても明らかです。
愛犬を連れ、キャンピングカーでアメリカ中を回っているという両親は、ジェレマイアと正反対でジョークを飛ばすような気さくな2人でした。
両親とのギクシャクした関係を心配したディヴィアは、お互いの関係を良くしようとジェレマイアにアドバイスしますが、噛み合わない会話にお手上げ状態。
ジェレマイアは、スキンシップが苦手で両親からのハグさえも拒否したことで、自分の代わりに両親は犬を飼いはじめたと思っていたのです。
犬に両親を取られたと思ったジェレマイアは、それからずっとイヌ科全般を嫌っていました。
そんな中、両親の愛犬ロージーの容態が急変し、ちょうどキャンピングカーを訪れたジェレマイアとディヴィアが対処することに。
ロージーは妊娠していて出産の兆候が表れていたのです。
妊婦のディヴィアに変わって、ジェレマイアのアシスタントを務めた母親によってロージーの出産は無事に終わり、元気な子犬が誕生しました。
その後、両親はひとりっ子で友達がいなかったジェレマイアのために犬を飼ってあげたということが分かります。
お互いの誤解が溶けた瞬間には、胸に熱いものが込み上げてきました。
シリーズ初のミュージカルエピソード
第7話でのミュージカルエピソードが今シーズンでのひとつの見どころとなっています。
ディヴィアの美しい歌声が流れる冒頭で、物語にグッと引き込まれていきます。
そして、おちゃめなミス・ニューバーグの歌。
概ね素敵な歌声を披露してくれる女性陣に対し、男性陣の歌声は決して上手とは言えませんが、キュートなキャラクターでカバーしています。
エディの結婚式では、過去に登場した懐かしの患者たちも登場し、ちょっと笑えるミュージカルシーンでした。
ラストでは、体外受精に失敗したと思っていたペイジが妊娠していたことが発覚。
ラストに向けて最高のバトンを渡してくれました。
最高のハッピーエンド
ラストエピソードは、視聴者の期待を裏切らないハッピーエンドが待っています。
ディヴィアは見事志望校に合格。
メールが来ていたのに、すぐに開かず保留にしていたのはディヴィアらしくありませんでしたが、それだけドキドキしていたのでしょう。
また、ペイジとエヴァンは親になる準備を順調に進めていましたが、エヴァンは小さな弟達を抱えて行き詰っているリーナの事が気になって仕方ありません。
3人を預かってくれる親戚が見つからず、兄弟が離れ離れになってしまう事に心を痛めたエヴァンとペイジは、預かり先が見つかるまで自分たちが引き取ることを決めました。
これからベビーが生まれるというのに、3人の子も世話する決断をした2人に拍手を送りたくなります。
そんなエヴァンとペイジにビックサプライズが待っていました。
表舞台から跡形もなく消えることにしたボリスは、シャドーポンドの豪邸を使用人付きでエヴァンに譲ったのです。
そして、ハンクが選んだ新しい一歩はジルでした。
ハンプトンズを離れ、ジルの働く発展途上国へカバンひとつで向かったハンク。
ジルも驚きつつもハンクを受け入れ、熱いキスを交わします。
そして3年後、シャドーポンドで双子の息子とリーナ兄弟と遊んでいるエヴァンとペイジ。
そしてバーベキューを焼くハンク。
ジルとは変わりなく熱々の関係の様子。
父親ももうすぐ到着するらしく、愛し合う家族が全員集合した最高に幸せな空気が流れるラストとなりました。
【ロイヤル・ペインズ 救命医ハンク】ファイナルの感想
最後に少しモヤモヤが残るドラマもたくさんありますが、このシリーズは、ハッピーエンドすぎるほどのハッピーエンディングでした。
こんなに全て上手くいくことは現実には稀かも知れませんが、ドラマはやっぱりハッピーエンドが視聴者にとってスッキリしますよね。
視聴率が悪いと、ストーリーの途中であってもバッサリと打ち切りになってしまうシビアなドラマ製作の世界。
その中で【ロイヤル・ペインズ 救命医ハンク】は、8シーズンまで続く長寿ドラマとなり、どれほど母国で視聴者を虜にしたか容易に想像できます。
本作は、どのシリーズもダレることなく観ることができるお勧めのドラマです。