【マーベル ランナウェイズ】シーズン1のネタバレと感想。
本作は、マーベル・スタジオが2008年から映画として製作を開始して一度は棚上げされたものの、Hulu指揮でテレビドラマ化された作品。
スーパーヴィランを親に持つ子どもたちが、親の悪事に立ち向かっていくヒーロードラマです。
【マーベル ランナウェイズ】作品情報
作品データ | |
公開年(製作国) | 2018年 |
原題 | Runaways |
監督 | Josh Schwartz |
配給 | [hulu](PR) |
キャスト | レンジー・フェリズ、岡野リリカ、ヴァージニア・ガードナー、アリエラ・ベアラー、グレッグ・サルキン、アレグラ・アコスタ |
【マーベル ランナウェイズ】シーズン1あらすじ
高校生のアレックス(レンジー・フェリズ)、チェイス(グレッグ・サルキン)、ニコ(リリカ・オカノ)、カロリーナ(ヴァージニア・ガードナー)、ガード(アリエラ・ベアラー)、モリー(アレグラ・アコスタ)の6人はセレブな親同士が”プライド”というチャリティー団体の関係者ということもあり仲のいい幼馴染。
アレックスら幼なじみ6人は、2年前ニコの姉妹エイミーが亡くなったのが原因で疎遠になってしまいました。
エイミーの死後ずっと独りぼっちでいたアレックスは、そんな状況を変えたいと思い、1年に1度行われるザ・プライドのイベントの日に、幼なじみ6人を集結しました。
久しぶりの集合に喜ぶアレックスとは反対に、彼らはそうは思っていないようで、室内に気まずい雰囲気が漂います。
チェイスはアレックスに、エミリーの葬儀に来なかった理由を尋ねましたが彼は答えません。
そんなアレックスに対しチェイスは、それがこうなった原因だと伝えたのです。
そんな雰囲気に耐えかねたチェイスは、お酒を取りに行こうと提案します。
書斎には”絶対に入ってはいけない”と両親から言われていましたが、中を覗いてみると誰もいませんでした。
彼らは、好きなものを持っていけると大喜びで書斎に入っていきます。
アレックスがコースターを取ろうと手をかけると、なぜかコースターは離れず取れないことに気づきます。
不思議に思ったアレックスは、重なっているコースターを回してみました。
すると、書斎の本棚が開き”隠し通路”が現れたのです。
この家に住むアレックスですら隠し通路の存在は知らず、好奇心から入ってみることに……。
通路は地下へと繋がっており下を覗いてみると、そこには6人の親たちが赤いローブを身に纏い、儀式のようなものを行っていたのです。
【マーベル ランナウェイズ】シーズン1登場人物
ランナウェイズ
✔アレックス・ワイルダー(レンジー・フェリズ)
犯罪組織”ザ・プライド”のリーダーの息子であり、ランナウェイズのリーダー。
特殊な能力は持っていませんが天才的な策士。
アレックスは数年前から両親の秘密に気づいており、ずっとザ・プライドのために行動してきました。
ランナウェイズを率いてきたのは、プライドの裏切り者をあぶり出し両親と共に生き残りたいからだったのです。
✔チェイス・ステイン(グレッグ・サルキン)
マッドサイエンティストの息子。
最年長のメンバーで、チャラそうに見えるも行動力があり、意外と友達思いな一面も。
発明家の息子で、チェイスは特殊な能力を持っていないものの両親の開発した発明品を所有しています。
様々な装備を手に入れたり破壊されたりを繰り返し、不可視モード、ビーム、バリアーなど武装も充実しており、人工頭脳で会話もできます。
✔ニコ・ミノル(リリカ・オカノ)
大手企業の経営者夫婦の娘で、魔法を使えます。
エイミーとは姉妹。
ニコが魔法の杖を持って短い呪文を唱えると、思い通りの現象を起こせますが、同じ魔法は2度と使えなくなります。
祖先の魔女に出会い、魔法を使わずに空中を飛べるようになりました。
✔カロリーナ・ディーン(ヴァージニア・ガードナー)
ギボリム教会の経営者の娘。
飛行能力、光を発する能力、エネルギーブラストなどの能力を持っています。
しかし、これらの能力は太陽をエネルギーとしているため、夜は能力が弱まります。
幼い頃から両親につけられていたブレスレットは、実は能力を封印するためのもので、これを外すと能力が発現し全身が虹色に輝くのです。
✔ガートルード・ヨークス(アリエラ・ベアラー)
両親ともに科学者の娘。
両親から、87世紀の遺伝子工学で創られた恐竜”オールド・レース”とテレパシーでつながっており、自在に命令することができます。
✔モリー・ハイエス(アレグラ・アコスタ)
火事で亡くなったジーンとアリスの娘。
最年少11歳のメンバーで、少し空気の読めない女の子。
モリーは目を黄色く発光させると怪力が出ますが、能力を使うと眠くなってしまいます。
プライド
✔キャサリン・ワイルダー(エンジェル・パーカー)
アレックスの母で、凄腕弁護士。
✔ジェフリー・ワイルダー(ライアン・サンズ)
アレックスの父で、プライドのリーダー。
刑務所に入っていた過去があり、親友に罪を肩代わりしてもらい早く出所しました。
900坪の自宅の地下には、プライドの儀式のための場所が隠されています。
✔ジャネット・ステイン(エヴァー・キャラダイン)
チェイスの母で、専業主婦。
夫の暴力に耐えかねてロバートと不倫しています。
✔ビクター・ステイン(ジェームズ・マースターズ)
チェイスの父で、世界的な技術”ネモ”の開発者であり会社のCEO。
気性が荒い一面があり、妻や子に手を上げることも。
✔ティナ・ミノル(ブリタニー・イシバシ)
ニコの母で、大手企業の経営者の投資家。
魔法を使え、エイミーの死後から彼女の部屋に誰も立ち入らせないようにしています。
✔ロバート・ミノル(ジェームズ・ヤエガシ)
ニコの父で、冷淡なティナとは真逆で温和な性格。
夫婦仲が上手くいかずにジャネットと不倫してしまいます。
✔レスリー・ディーン(アニー・ワーシング)
カロリーナの母で、ギボリム教会の経営者。
✔フランク・ディーン(キップ・パルデュー)
レスリーの夫で、元俳優でしたが契約を切られ教会の運営を手伝っています。
✔ステイシー・ヨークス(ブリジッド・ブラナー)
ガートの母で、科学者であり製薬会社(シナジー社)で働いています。
夫と共に遺伝子研究などを行っていて、両親を亡くしたモリーを引き取りました。
✔デール・ヨークス(ケヴィン・ワイズマン)
ガートの父で、科学者でありステイシーと共にシナジー社で働き、研究も行っています。
【マーベル ランナウェイズ】シーズン1ネタバレと見どころ
”プライド”の秘密を暴く
アレックスたちが目撃した儀式では、カロリーナの家が営むギブリモ教会の信者の少女が、白いローブを着せられて現れました。
みんなで少女を囲み、ニコの母ティナが杖をかざして光らせた棺のような箱に少女を入れます。
その時、親たちに気づかれそうになりアレックスたちは逃げたため、その続きはわかりませんでした。
しかしその後、アレックスたちは儀式にいた少女が遺体で見つかったとニュースで知ることになったのです。
ランナウェイズは自分たちの親が彼女を殺したと考えました。
そして6人は、親だからと容赦せずプライドの秘密を暴いていくことを決意するのでした。
プライドは何をしているのか?
ギブリモ教会のプライベートルームには、酸素マスクをつけられ身体は白くボロボロになった男が寝かされていました。
プライドは、この男のための生贄として儀式を行っていたのです。
さらに、家出人の受け入れは15年前からで、身寄りがなく騒がれない者を対象に行われていたのです。
親の犯罪を確信したニコは、アレックスと警察署に向かいました。
ところが、警察署にはチェイスの父とニコの父、そしてエイミーが亡くなった日に家に来ていた男もいたのです。
男は警察官でした。
男は、エイミーが亡くなった時に家に来て「後は任せろ」と言っていたこともあり、ニコたちは親らが警察をも買収しているのだと気づくのです。
親が、白い男にここまでする意味は何なのか、そして居なくなった人々は何のための生贄なのか……。
ランナウェイズは最強メンバーの集まり
アレックス率いるランナウェイズのメンバーは、はっきり言ってチート級の集まりです!
ランナウェイズはそれぞれ、特殊能力や得意分野の才能をもつ6人チーム。
ある時は、モリーが怪力で犯罪者の車を持ち上げて、カロリーナが彼らにビームを発射、チェイスがグローブで男を吹き飛ばすという息の合ったチーム戦も見どころです。
アレックスが誘拐されたときには、ニコの魔法で犯人の車の熱を感知して追いかけ、敵の攻撃にはバリアで防御するなど魔法を使えるようになったばかりでこの活躍でした。
【マーベル ランナウェイズ】シーズン1の感想
マーベル作品の中では珍しく、ヴィラン(悪党)の子どもたちが主人公というところが面白いと思いました!
しかも子どもたちは同じように悪党ではなく、むしろ親の悪事を暴きたいと思い彼らが戦っていくのは珍しいです。
プライドのメンバーもそれぞれ強いので当たり前といえばそうなのですが、ランナウェイズのチート級の強さがまたたまりません!
まだまだ荒削りではあるものの、確実にセンスの良さと才能を感じさせるランナウェイズ。
今後の彼らの成長と、親が最悪の存在とわかった今、どうやって彼らは戦っていくのか注目していきたいです。
今シーズンはプライドとランナウェイズのことが明らかとなりましたが、シーズン2では彼らの成長にも期待です。