【策略ロマンス~謎解きの鍵は運命の恋~】17話・18話・19話のあらすじとネタバレ感想。韓氏の最期を看取った医師を問い詰めると、韓氏には紅花の毒の症状があったと証言。秋嫣は秋大夫人に紅花で韓氏を毒殺したのではないかと迫り……。
17話のあらすじネタバレ
梁翊と秦暄は秋家に弔問に行きました。韓氏の死を解明しようとする秋嫣を秦暄は止めますが、梁翊は調査を手伝うと言います。
秋嫣は2人の協力で屋敷を抜け出し、韓氏の最期を看取った医師を追いました。問い詰められた医師は韓氏には紅花の毒の症状があったと言います。
秋嫣は梁翊、秦暄とともに秋家に戻り、秋大夫人に紅花で韓氏を毒殺したのではないかと迫りました。しかし、秋大夫人は罪を認めず、秋宜も怒り出します。
この状況で秋嫣を秋家に置いておけないと思い、梁翊と秦暄は秋嫣を連れ帰りました。秦暄は秋嫣に秦家の別邸に来るように言いますが、秋嫣は秦暄に迷惑がかかることを恐れて梁翊の職場に泊まることにします。
秋嫣はここで梁翊の協力を得て訴状を書き上げ、なるべく早く秋大夫人を訴えたいと言いました。翌朝、米氏が秋家から路銀を持ち出し、密かに秋荻と逃げようとします。
そこへ秋嫣と梁翊が立ちふさがりました。秋嫣と梁翊は薬舗で紅花を買った客の特徴を聞いたら、秋荻と一致したと言うのでした。
17話の感想
秋嫣の気持ちが少しずつ秦暄から梁翊に移っているようで心配です。それにしても韓氏は毒殺された疑いがあるとは……。
秋家の闇は想像以上に深いようです。今後の展開が気になります。
18話のあらすじネタバレ
尋問された米氏と秋荻は次のように供述しました。
- 少量の紅花では命に別状はないが、女子を身ごもれなくする作用がある。
- 紅花を入手したのは韓氏を殺すためではなく、秋嫣に飲ませて懲らしめるためだった。
- しかし部屋に隠していた紅花は何者かに盗まれてしまった。
まだ証拠は不十分にも関わらず、秋嫣は秋大夫人に事実を隠す隙を与えないため、翌日に訴えると言って聞きません。
当日は梁翊は朝議があり、秋嫣に付き添うことができませんでした。ところが急に朝議が中止になり、梁翊は皇帝から呼び出されます。皇帝は梁翊が韓氏の死について秋嫣に協力したことを公私混同だと指摘するのでした。
一方、秋嫣に訴えられた秋大夫人は米氏が紅花を隠し持っていることを知り、自分が侍女に紅花を盗ませたと証言します。役人は秋大夫人の犯行を疑いました。
しかし秋大夫人は致死量の紅花を実際に湯に入れて見せ、このような見た目では本人に気づかれずに飲ませることは難しいと証明します。
秋嫣は韓氏を診た医師を証人として呼びますが、医師は証言を翻しあの日紅花の毒の症状があると言ったのは娘を人質に取られて脅されたからだと言い出したのです。
その結果、訴えは秋大夫人を陥れようとしたものとみなされ、秋嫣は秋家の門前にひざまずいて孝誡を1000回そらんじる罰を言い渡されてしまいました。
それを聞いた秦暄は母の反対を押し切って秋家に行き、秋嫣の隣にひざまずいて最後まで罰に付き添うのでした。罰を終えた秋嫣は倒れてしまいます。秋嫣が目覚めると部屋に柳姨娘がいました。
柳姨娘は実母ではない韓氏のために奔走する秋嫣に不満をあらわにし、韓氏の秘密を話します。韓氏が毎月行っていた寺の真厳大師と対の玉佩を持っているのを見た、2人は恋人同士だったのだと言うのです。
柳姨娘の言葉が信じられず韓氏の部屋を調べた秋嫣は、寝台の下で割れた玉佩の破片と紅花のカスを見つけます。秋嫣は秋宜を韓氏の不倫を知って毒殺したのではないかと問い詰めました。
そして秋嫣が寺へ行って真厳大師と話をしようと言うと、秋宜は彼は死んだと言い、秋嫣を薪小屋に閉じ込めてしまいます。
秋嫣は真厳大師も秋宜が殺したのだと思うのでした。その頃、皇帝が元閬に秋家の捜索を命じていました。
梁翊は秋珉と婚約中のために捜査から外されたと思い、郭貴妃に婚約解消と捜査へ加わることを願い出ます。元閬はわざと秋嫣と秋珉を逃がし、梁翊の仕業に見せかけようとするのでした。
18話の感想
真犯人かと思われた米氏と秋荻も、結局は犯行を実行していなかったのですね。そして、韓氏の不倫していたかもしれないという新たな事実も判明しました。
謎はますます深まるばかり。秋嫣は真相を解明できるのでしょうか。
19話のあらすじネタバレ
秋嫣と秋珉は秦暄に匿われますが、梁翊は容赦なく2人を連れて行きます。
秋家全員が連行される時、秋荻が突然自分は幼い時に引き取られた者で秋家とは血縁がないと言い出して米氏の秘密を暴露しました。
秋宏に責められた米氏はその場で自害してしまいます。秋家の男たちは尋問のために連行され、女たちは教坊司※の下働きをさせられることになりました。
教坊司で、秋珉の婚約が解消されたと知った秋嫣は梁翊を責め立てますが、梁翊は冷たくあしらいます。秋家の兄弟たちは尋問されると、秋宜が汚職、横領、皇帝への不敬をしたと嘘の証言をしました。
元閬は秋宜に、助かるためには裁きの場で全て梁翊に指示されてやったことだと証言するしかないとそそのかします。また証言しないと母親や娘たちも無事では済まないと脅すのでした。
教坊司では、秦暄が女将に銀子を握らせたために、秋嫣、秋珉、柳姨娘だけは比較的楽な労役で済んでいました。ある日、過酷な労働の中で秋大夫人が体調を崩し、秋嫣は女将に頼み込んで教坊司の薬を分けてもらいます。
秋嫣が薬を持っていくと、秋大夫人は意を決して韓氏の本当の秘密を話し始めました。
韓氏の本当の姓は韋で、父の韋氏が皇帝の道教寺院建立に反対したために家族ともども流罪に。
流刑地に向かう途中、韓氏と弟は運よく逃げ出して韋家と親交のあった秋家に助けを求めた。
素性を隠すために姉は姓を変えて秋宜に嫁ぎ、弟は寺に入った。
韓氏が毎月会いに行っていた真厳大師は恋人ではなく弟だったのです。
また真厳大師が亡くなったのは、自分の素性を知ってしまった師兄を口止めしようと呼び出したところ、口論となって2人とも崖から落ちたからとのこと。
転落事件がきっかけで韋家の兄妹について調査が始まり、秋宜は秋家と韓氏を守るため、病死したように見せかけた後に韓氏を都から離れさせようとしていました。
しかし韓氏は自ら死を選んだとのことでした。
19話の感想
秋家の兄弟たちも秋荻も、家の一大事に自分の保身に走ってしまうのが悲しいです。そして明かされた韓氏の本当の秘密にも驚きでした。
それにしても皇帝は随分前から宗教に入れ込んでいたのですね。梁翊が国の体制を案じるのもわかるような気がしました。