【策略ロマンス~謎解きの鍵は運命の恋~】3話と4話のあらすじとネタバレ感想。秋嫣が見当たらないと大騒ぎになっている秋家に、賀家から秋嫣が無事に到着したとの知らせが届きます。賀家には、梁翊と秦暄が弔問に来て……。
3話のあらすじネタバレ
翌朝、秋嫣が見当たらないと大騒ぎになっている秋家に、賀家から秋嫣が無事に到着したとの知らせが届くのでした……。秋嫣は葬儀まで賀家に滞在し、その後、寺へ送られることになります。そこへ梁翊が弔問に来ました。
驚く秋嫣に梁翊は、賀家は朝廷に貢献する軍人の家だから弔問に来たのだと言います。そして、梁翊は賀夫妻に霊を弔うために賀家に数日したいと申し出ました。その後、秦暄も弔問に賀家を訪れます。
秦暄は賀夫妻に自分はご子息の学友だったと言いました。霊堂で顔を合わせた梁翊と秦暄はお互いにヒソヒソと”お前が賀家と親しかったとは知らなかった”と言い合います。
また秦暄は秋嫣に、なぜかここで初めて出会ったようなそぶりをしました。そして秦暄も賀夫妻に今夜は亡骸を守るために霊堂に泊らせてほしいと申し出るのでした。
すると横から梁翊が自分が霊堂に泊まって亡骸を守るからその必要はないと言います。それを聞いた秋嫣はなぜか慌てて昼間から霊堂にいるのに夜も番をするなんてと言って止めるのでした。
梁翊は秋嫣のそんな態度をいぶかしみながらも今夜は秦暄に任せると言って客間へ行きます。夜になり何者かがたくさんの黒い子猫を放ち、屋敷は大騒ぎに。
その混乱に乗じて、秋嫣と秦暄は他の者を霊堂から閉め出します。実は秋嫣は賀家に来る前、秦暄に賀家の息子の死の真相を調べるための協力を頼んでいたのです。
そして秦暄は秋嫣のために検死道具を入手し、弔問を装って賀家を訪れていたのでした。検死をしていると騒ぎを聞きつけた梁翊が客間から出てきます。
秋嫣は梁翊を止めるために、わざと庭の池のほとりに立ってめまいを起こしたふりをしました。それに気づいた梁翊が秋嫣の肩をつかもうとすると、秋嫣は梁翊を巻き添えに池の中に倒れ込みます。
池の水深は浅かったものの、2人の衣はびしょ濡れに。
秋嫣は梁翊を着替えに行かせようとしますが、梁翊は時間を稼ごうとしているのはお見通しだと言って霊堂に向かってしまいます。
霊堂にはすでに賀夫妻はじめ屋敷の者たちが集まっていました。梁翊は棺の状況だけ確認すると、賀夫妻に勧められるまま着替えのために部屋に戻って行きます。
翌朝、梁翊は秋嫣に昨夜棺のフタがずれていたと指摘し、騒動の最中に棺を開けたのではないかと問い詰めました。秋嫣は仕方なく、棺を開けて遺体に銀針を刺したところ針の色が変わったので毒殺に違いないと言います。
そして秋嫣は自分は毒殺を隠すために利用されたのだと訴えました。また秋嫣は、遺体は半分に割った銅銭の片方を握っていたと報告します。梁翊はそれは愛のしるしで、きっともう半分を持っている人物がいるはずだと言いました。
生前のことをほとんど知らない秋嫣は賀家の息子の想い人をどうやって調べるか悩みますが、梁翊は侍女に尋ねるようにアドバイスします。
なぜ急に助ける気になったのかと問う秋嫣に、梁翊はもし毒殺なら賀家は皇太子まで欺いていることになるからと言いました。
さらに梁翊は寺がどんなところか見に行き、郭貴妃への贈り物をすり替えて秋嫣の宮仕えを阻止したことを後悔していると言うのでした。
その後、秋嫣は賀夫人に、これから夫を弔いながら暮らしていくために生前の様子を侍女から聞いておきたいと申し出ます。
賀夫人は幼少時から仕えていた月盈という侍女は殉死を望んでいて、葬儀まで離れ家で静かに暮らしているので会うことはできないと言いました。
秋嫣がこっそり離れ家を見に行くと、そこには見張りがいて月盈は監禁されている様子。そこへ賀夫人がやってきます。秋嫣の世話をしている賀家の侍女、春杏が告げ口したのです。
咄嗟に秋嫣は夫の生前のことを知るために書斎を探していたのですと言ってごまかしました。続けて秋嫣は賀夫人に、寺で夫をしのぶための遺品を書斎からいただけないでしょうかと言います。
賀夫人は春杏に秋嫣を書斎に案内させました。秋嫣は賀家の息子の遺品に詳しすぎる春杏を不審に思いながらも、硯を遺品として持ち出す許可を得ます。
その後、霊堂に戻って写経をする秋嫣は調査の経過を梁翊に話したいと思いますが、春杏が監視するかのようにそばを離れないため話すことができません。
秋嫣は梁翊に近くに来るように目くばせし、写経をするふりをして帳面に”書斎で「長恨歌」※を見つけた、恋人がいたのは間違いない”と書いて見せます。
梁翊は機転を利かせて、別の茶が飲みたいと言って春杏に取りに行かせ、その隙に秋嫣から詳しい話を聞きます。秋嫣は梁翊に次のように自分の推理を話しました。
- 賀家の息子と月盈という幼少時から仕えている侍女には愛が芽生えていた。
- しかし、賀家の息子は親が選んだ相手と婚礼を挙げることになった。
- それを恨んだ月盈が婚礼の日に賀家の息子を毒殺した。
- 醜聞が漏れることを恐れた賀夫妻は月盈を監禁した。
推理を聞いた梁翊は筋は通っているが証拠がないと言いました。そう言われた秋嫣は何か策を思いついたようで……。
夜になり賀家で用意された秋嫣の夕食があまりにも粗末だったので、秋家から付き添って来た侍女、青黛が春杏に文句を言い喧嘩になっていました。
そこへ秋嫣が来て春杏を平手打ちします。春杏は激怒し、このままでは済まさないと言って出て行くのでした。
3話の感想
梁翊と秦暄は実は賀家とそんなに親しいわけでもないのに、秋嫣を心配して弔問を装って来たということでしょうか。
ラブコメの三角関係あるあるですね、これからの展開が楽しみです!確かに生前のことを何も知らない人物のことを調べるのは大変ですよね。
賀家の息子の人間関係について何か手がかりが見つかるといいのですが……。
4話のあらすじネタバレ
翌日、春杏は霊堂から遺品の硯をこっそり持ち出してどこかへ行きました。しばらくして帰って来た春杏は自分の部屋に何かを隠します。待ち構えていた秋嫣と青黛は春杏の部屋に乗り込み、硯のことを問い詰めました。
春杏は開き直って疑うならこの部屋を探せばいいと言います。秋嫣はここに硯を隠すわけはない、さっき隠したのは質札のはずと推測しました。
春杏は質札を取り出して手の中に隠しますが、秋嫣は質店に聞けば明らかになることだと言います。金目当てではないと言い訳する春杏に、秋嫣は昨日ぶたれた腹いせに私に罪を着せようとしたとわかっていると言いました。
春杏があれはわざとだったのねと言うと、秋嫣は罪を着せるなら硯を捨ててもよかったのに質屋で一時的に保管したのは賀家の息子を愛していたからだと指摘します。
そして秋嫣は春杏に、賀夫妻に質札を見せて賀家を追い出されるか、自分を月盈に会わせるかの選択を迫りました。結局、春杏は秋嫣に侍女を装わせて月盈の部屋に入らせて会わせることにします。
月盈は最初は殉死は自分で望んだことだと言いますが、秋嫣が腕に傷を見つけて問い詰めると月盈は賀家の息子の遊学に付き添った時の出来事を語り始めました。
- 賀家の息子は遊学中に趙蕊という娘と恋に落ちた。
- 趙蕊の父は代書を生業とする老書生で、賀夫妻は身分違いの恋に反対した。
- そこで2人は遊学先でひそかに婚礼を挙げ、婚姻証書を書いて趙蕊の父に送った。
- しばらくして賀家の息子は両親の命令で趙蕊を見捨てて実家に帰り、秋嫣と婚礼を挙げることになった。
- 趙蕊は悲しみのあまり首を吊った。
- その後、月盈が趙蕊の墓参りに行った時、道士に呼び止められて神水を渡され、”主はこれを飲まなければ災難に遭う”と言われた。
- 月盈は賀家の息子を救いたい一心で婚礼の朝に神水を飲ませたが、まさかそれが毒だとは思わなかった。
- その道士は実は趙蕊の父、趙明理が娘の仇討ちのために変装したものだった。
- 毒殺を知った賀夫妻は月盈を監禁して、趙明理の行方を追っている。
秋嫣は梁翊に月盈から聞いた話を報告しました。梁翊は、趙明理が犯人だとわかっているのに賀夫妻はどうして訴え出ないのだろうかと疑問を口にします。
秋嫣は、賀夫妻は息子が法律で禁じられている重婚をしていたことを表沙汰にしたくないのではないかと言いました。
また秋嫣は梁翊に、ここを出て賀夫妻より先に趙明理を見つけたいから助けてほしいと頼みます。葬儀の日、賀家の葬列の行く手を別の葬列が阻みました。
どちらも道を譲らず、従者たちがつかみ合いの喧嘩を始めてしまいます。その隙に、梁翊は秋嫣、青黛、月盈を馬車から連れ出しました。そしてその先には秦暄が馬車と着替えを用意して待っていたのです。
秋嫣は月盈に先に馬車の中で着替えるように言いました。ところが馬車の中に入ったはずの月盈が一向に出てきません。青黛が様子を見に行くと馬車の中に月盈の姿はなく、乗り込むふりをして逃げたようでした。
実は逃げ出した月盈は、賀家の葬列を尾行していた趙明理に見つかっていたのです。趙明理は月盈を刺し殺そうとしますが駆けつけた秦暄がそれを止め、秋嫣が趙明理が持っていた婚姻証書を奪います。
秋嫣は月盈にわざと逃がして趙明理をおびき出したと言いました。そして秋嫣は趙明理に、趙蕊は自害ではないと言って半分に割った銅銭を見せます。
秋嫣は銅銭は賀家の息子と趙蕊が半分ずつ持っていたが、賀家の息子は婚礼の日もずっと銅銭を握りしめていたと言いました。
そして秋嫣は、賀家の息子は趙蕊をずっと想っていたにも関わらず、ある者が趙蕊を殺したのだと言います。趙明理が驚くのをよそに、秋嫣は月盈にそろそろ銅銭の半分を出してくれない?と言いました。
月盈が観念して銅銭を取り出すと、秋嫣はあなたの話には嘘が織り交ぜられていたと指摘します。秋嫣は、賀家の息子が趙蕊を見捨てたと言うのは嘘だと言い、月盈に本当は誰が趙蕊を殺したのかと問い詰めました。
月盈は賀夫妻に、趙蕊を自害に見せかけて殺すことに協力すれば息子が秋嫣と結婚した後に側室にしてやると言われたと白状します。
真実を知った趙明理は月盈に、お前も断腸草で殺すべきだったと言いました。賀家の息子の死因はヒ素だったっため、それを聞いた秋嫣はこの事件にはまだ何か裏があると気づきます。
その時、賀家の配下が乗り込んできて、秋嫣たちは捕らえられてしまいました。秦暄は賀氏に趙蕊の死について問いますが、賀氏はしらばっくれて趙明理を息子の仇だと言って斬り殺そうとします。
すると秋嫣が立ち上がり、賀氏に趙明理が月盈に渡したのは断腸草だが、ご子息の死因はヒ素だったと言いました。そして、ご子息は趙明理が渡した毒は飲んでおらず、自らヒ素を飲んで自害したのだと言います。
驚いた賀夫人がなぜ息子は自害したのかと尋ねると、秋嫣は両親に趙蕊を殺されたからですと答えました。それを聞いた月盈も婚礼の前日に賀家の息子からネズミ退治用にヒ素を用意するように言われたと証言します。
賀氏は罪を暴露されても開き直り、全員を口封じするように配下に命じました。そこに覆面の一行が現れ、秋嫣たちを助けたのです!覆面の一行は梁翊の配下でした。
梁翊と落ち合った秋嫣と秦暄は、朝廷の重臣でありながら清廉潔白とはいえない賀氏を入念に調べるようにと訴えます。その後、街に戻ると元宵節を翌日に控えているため、夜にも関わらず賑わっていました。
秋嫣は梁翊に夜店で天燈を買って願い事を書いて飛ばそうと誘います。ところが売れ残っていた天燈は1つだけでした。2人は店の者に言われるままに、天燈の両面に願い事を書くことに。
また、店の者は願い事の最後に名前を書くと効果があると教えます。天燈を飛ばす時、秋嫣は梁翊の願い事の最後に”天漱清人”と書いてあることに気づきました。
実は、かつて家出しようとした秋嫣を助けてくれた青年に渡された扇にも”天漱清人”と書かれていたのです……。
4話の感想
次々と策を講じて、最終的に趙明理をおびき出すことに成功し、事件を暴いた秋嫣はさすがですね。それにしても侍女2人と遊学先の娘に想いを寄せられていた賀家の息子でしたが、そんなにイケメンだったかなぁ??(笑)
また、秋嫣が梁翊がかつての恩人と同じ署名をしていることに気づきました。2人の関係はどうなっていくのか……続きが気になります!