【山河令】17話・18話・19話・20話のネタバレ感想|温客行の正体

華流
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【山河令】17話・18話・19話・20話のあらすじとネタバレ感想。周子舒、温客行、葉白衣、張成嶺は龍淵閣を目指しますが、あと少しというところで罠が発動。周子舒と温客行は谷底へと転落してしまいます。

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17話のあらすじネタバレ

老夫婦との戦いで負傷した曹蔚寧は、于丘烽の別院で目を覚ましました。

その頃、桃紅と緑柳の老夫婦に捕らえられた高小怜は、薪小屋のような場所で監禁され何も食べようとしませんでした。

老夫婦から「瑠璃甲について知っていることを全て話せ」と強いられても、口を閉ざし続けます。


周子舒、温客行、葉白衣、張成嶺はで龍淵閣を目指していました。

しかし、張成嶺だけは修行がてら自らの足で進みます。

スパルタすぎる周子舒に、温客行は「少し厳しすぎないか」とつい口を出してしまいます。

客桟に到着しても、張成嶺はまだ修練をさせられていました。

倒れそうになった張成嶺を支えた温客行は、張成嶺が人より経脈が広いことに気づきます。

「奇才の持ち主だ」

周子舒ははじめからそれに気づいていたため、厳しく鍛錬していたのでした。


無常鬼、急色鬼、開心鬼は、盟主となった趙敬に祝福の言葉を述べます。

趙敬は「今後も力を貸してほしい」と頼みました。

無常鬼は、いまは瑠璃甲をいくつ所有しているのかと趙敬に探りを入れたものの「知る必要はない」と言われます。

無常鬼が趙敬に協力するのには理由がありました。

望みはもう一度人間に戻ること。

武庫に収められている神医谷の秘伝書「陰陽冊」を入手できれば、その望みが叶うかもしれないと思っているのです。

その話を聞いた急色鬼と開心鬼は「それは良い!」と高笑いします。


岳陽派の弟子である謝無恙は、趙敬の爪の手入れをしながら「義父上」と呼びます。

趙敬は「お前はここ数年、私に尽くしてくれた」とねぎらいました。

そんな話をしているところに、蝎王が現れます。

蝎王は謝無恙に気づくと「誰です」と顔をこわばらせました。(嫉妬した?)

趙敬はそれには答えず謝無恙を退出させます。

蝎王が会いにきたのは、岳陽派に作った趙敬の部屋の内装について細かく相談するためでした。

蝎王は三白山荘のような豪華な部屋を準備していましたが、趙敬に必要ないと言われてしまいます。

「でも、調度品は私が自ら選んだのですよ……🥺」


葉白衣との飲み比べで酔った温客行は、部屋に戻ってもまだ飲んでいました。

部屋に入ってきた周子舒は、飲むのをやめさせようとします。

温客行はふと、周子舒の胸元に手を伸ばし「痛まないか」と悲痛な眼差しで尋ねました。

周子舒は「お前も(七竅三秋釘を)試せばいい」と顔をそむけてしまいます。

温客行「死なないでくれ」

周子舒「なるべくな」

温客行「私の顔を見て、もう一度言ってくれ」

周子舒「見せたくない。仮面をかぶった噓くさい顔をしてるから」

(BSでは以下はカットされているようです)

周子舒は温客行を寝かしつけながら、いつか温客行が自分に心を開き、本心を見せて欲しいと願います。

周「言っただろう 俺は賭けたんだ。お前はいつか心を開き本心を見せてくれる。(賭けの)勝負がつくまで天命が下っても俺は離れない」

温「(心を)見なくていい」

周「見なければ助けられない」

周子舒は温客行に布団を掛け、部屋を出て行きました。

温客行は、本心を見せたら友と思ってもらえなくなると呟きます。

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17話の感想

師匠としての周子舒はかなりスパルタですね。

その横で、いつもフォローを入れる温客行が微笑ましく、2人の飴とムチのバランスが最高です。(このやり取り、大好き♡)

周子舒は余命が短い分、今のうちにできるだけ張成嶺に色々なことを教えてあげたくて つい厳しくなってしまうのかも?

ところで、趙敬の養子は蝎王だけじゃなかったのか!?

もしかして、趙敬は美少年たちをたぶらかして自分の意のままに操っているのでしょうか。

嫉妬した蝎王が、覆面男の時のように謝無恙のことも殺してしまわないか心配です。

今回は、温客行と周子舒のシリアスなシーンがありました。

死なないでくれと切実に願う温客行に、胸が締めつけられる思いでした。

(以下はBSではカットされたようです涙)

周子舒も周子舒で、温客行の心を知りたいと願っているようです。

「心を見なければ、助けることができない」という周子舒の言葉に包容力の深さを感じました。

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18話のあらすじネタバレ

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龍淵閣の若閣主を連れた周子舒の一向は、20年前の真実を求めて龍淵閣を目指していました。

道中で罠が発動するも、うまくかわしながら葉白衣が先導していきます。

一向は吊り橋の前に到着し、橋の向こう側には龍淵閣が見えました。

最初に橋を渡った葉白衣は何事もなく向こう側へ。

ところが、後から渡った3人と若閣主は仕掛けにより谷底へと落ちてしまいます。

落下する途中で、周子舒と温客行はかろうじて張成嶺だけを投げ上げました。

周子舒たちが落下した場所には多くの薬人がうろついており、高笑いとともに車いすに乗った若閣主が現れます。

薬人とは

生身の人間を鍼や毒薬で改造した化け物のこと

若閣主は、ここで飼っている薬人に周子舒と温客行の血を吸わせようとします。

周子舒「薬人はここで精製されていたのか。龍おじは実直な人だが、息子は正気を失っているようだな。毒蝎と結託して薬人を作り出すとは」

若閣主「父が実直だと?あいつは私の病を知りながら放置した!」

若閣主は、父をひどく罵りました。

薬人から逃げだした温客行と周子舒が崖を飛び越えると、着地場所には横穴があり、そこから転がり落ちた2人は緑豊かな大地に放り出されます。

先に起き上がった温客行は周子舒に手を差し伸べますが、周子舒は完全に体の力を抜いています
(甘えモード♡)

周子舒は、体を温客行に預けきって起こしてもらいました。


一方で葉白衣と張成嶺は、龍淵閣だと思われる建物の中へ入っていきました。

すると、仕掛けにより張成嶺だけ落下し若閣主に捕らえられてしまいます。


温客行と周子舒は葉白衣と合流し、張成嶺を救出しました。

彼らは若閣主を捕らえ、からくり人形について行きます。

すると、大きな山洞に到着し、奥には鎖に繋がれた龍雀(龍淵閣の閣主)の姿がありました。

どうやら、龍雀を監禁したのは息子の若閣主のようでした。

若閣主は、武庫の中にある秘伝書「陰陽冊」を手に入れて自分の病を治したかったのですが、龍雀に協力を拒まれたため、龍雀の両足を切断して監禁したのです。

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18話の感想

龍淵閣の若閣主は、自分の病を治すために武庫の中にある秘伝書を入手したいが父が協力してくれないので恨みを募らせた、ということでしょうか?

若閣主に限らず、難病を抱える人にとっては、神医谷の秘伝書は唯一の希望であり何が何でも手に入れたいシロモノなのかも?

今回、ゾンビから逃げた周子舒が、温客行に体を起こしてもらうシーンがとても尊かったです。

完全に力を抜いて温客行に体を預けている感じが甘えているようにも見えましたし、信頼の表れでもあると感じました。

きっと相手が温客行じゃなければ、周子舒は無理にでも自分ひとりで起き上がったのではないかと。

ちなみに、このシーンのメイキングはこちら(6分45秒~)
動画の前半(3分~6分45秒)はネタバレにご注意ください🙏🏻

さらにさらに、周子舒が温客行の袖を断ち切るシーンもありました!!

中国では「断袖」といえば「男性同士の愛」を意味する隠語でもあります。

参考サイト:cinemart

5話では温客行が周子舒の袖を、そして今回は周子舒が温客行の袖を断ち切りました。

断袖という行為が2人の感情とリンクしているのだとしたら、温客行は5話の時点で周子舒を、周子舒は18話で温客行への愛を自覚したとも捉えられます。

あくまでも1つの解釈ですが。

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19話のあらすじネタバレ

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龍雀を前にした葉白衣と温客行はそれぞれ、容炫のことを知りたがりました。

周子舒も、龍雀に真実を話すよう促します。

龍雀は20年前の出来事を語り始めました。

当時、容炫の周囲には友人が集い武術の腕を磨いていました。

最初に容炫と出会ったのは秦懐章、つまり周子舒の師匠です。

そして 五湖盟の義兄弟5人、龍雀、それから神医谷の甄如玉とその妻の谷妙妙が仲間でした。

容炫は仲間たちの支柱ではあったものの、武庫は彼ひとりのものではなく皆のもので、武庫を開けるには5つの瑠璃甲の他に、容炫の持つ鍵も必要でした。

「容炫の鍵は、お前が持っているのか!」

話の途中で横やりを入れたのは葉白衣でした。

龍雀は持っていないと否定。

一方の温客行は「容炫の持つ鍵」の話になった途端、手にぐっと力が入ります。

それを見た周子舒は温客行の横に移動し、そっと寄り添いました。

そんななか、葉白衣は「何としても容炫の死因を知らねばならん!容炫は私の弟子だ!」と明かします。

そして葉白衣は剣法を披露し、容炫の師匠であることを証明してみせます。

それを見た龍雀は「六合心法(不老長寿)を会得されたのですね」と感嘆し、話の続きを語り始めました。

ある時、義兄弟の5人と剣術の手合わせをした容炫は、高崇の剣でかすり傷を負いました。

傷自体は大したことありませんが、猛毒が塗られていたため容炫は倒れてしまいます。

彼の妻で神医谷の弟子でもある岳夫人は、容炫を助けるため秘伝書「陰陽冊」に記された禁術を施しました。

禁術に手を出したことで二度と神医谷に戻れなくなった夫人は、容炫が持っていた武庫の鍵を、同じ神医谷の弟子である甄夫妻に託しました

禁術以降、容炫は狂い始め、殺人まで犯すようになっていきます。

当時の五湖盟盟主は、そんな容炫を成敗するよう号令をかけました。

英雄たちは表向きは容炫の討伐のために集まったものの、大半の狙いは「武庫の鍵」でした。

しかし、容炫を殺し、容炫が鍵を持っていないと分かると、その矛先を甄一家に向けたのです。

英雄たちは甄家を襲撃し甄如玉を痛めつけるも、甄如玉は武庫の秘密を一切口にしませんでした。

そして現在、甄一家の行方も鍵のありかも分かっていません。

「甄如玉ほど高潔な者はいなかった」

龍雀がそう話すと、温客行の目には涙が溜まっていきます。

周子舒は龍雀に問いました。

「“龍淵閣が武庫を開けられる“、と噂を流したのはあなたですね。英雄たちの矛先を龍淵閣に向け、甄一家を守るためだったのでしょう」

龍雀は、自分にできることはこれぐらいしかなかったと答えます。

山河令,あらすじ,19,解説
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19話の感想

温客行の横に移動し、そっと寄り添う周子舒の優しさにキュンとしました。

17話で周子舒は、温客行を助けたい、だから心を知りたいと言っていましたが、今回その気持ちが伝わってくるようでした。

龍雀の話を聞く間、ずっと心配そうに温客行を見つめていましたね。

温客行も温客行で立ってるだけで精一杯だろうに、そんな時でも「陰陽冊なら経脈が途切れた者も治せるのか」と周子舒の治療法を案じていました。

お互いを心から想い合う、深い友情がとても印象に残りました。

ただどうやら、「陰陽冊」では周子舒を治せないようです。治せるかもと期待していただけに残念……。

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20話のあらすじネタバレ

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龍雀は2枚の地図を周子舒に託すと言いました。

1つは龍淵閣全体の地図、もう1つは武庫のからくり図です。

さらに、自身がまとめた龍淵閣の奥義書2冊も渡すという龍雀は、伝承者を見つけてほしいと周子舒に頼みました。

すると、周子舒は張成嶺ならどうかと勧め、龍雀もそれを快諾します。

もうひとつ龍雀が頼んだのは、体に繋がれている鎖を絶ち切ることでした。

しかし、長い間 鎖に繋がれていたことで経脈が枯渇しているため、鎖を切れば気が奔流して死んでしまいます。

龍雀もそれを分かっていましたが、このまま生きることのほうが彼にとっては苦痛だったのです。

周子舒は温客行に剣を渡し鎖を断ち切らせました。

そうして、鎖から解放された龍雀を、張成嶺が支えます。

そんな中、温客行の正体が甄夫妻の息子だと気づいた周子舒は、温客行を「甄衍」と呼びました。

そして、温客行を抱きしめ「師弟」と優しく呼びかけます。

温客行こと甄衍は、四季山荘時代の周子舒の弟弟子だったのです。

ところが、温客行は師弟だと認めようとしません。

周子舒はそんな彼の手を握り、龍雀の前へと連れて行きました。

「龍おじ上、安心してください。甄夫妻は生きのび、息子も成長して武芸が達者です」

龍雀は安心して息を引き取りました。


清風剣派の曹蔚寧は、英雄大会での出来事をすべて知りました。

彼の読みでは、師匠が英雄大会の会場からすぐに引き返したのは、高崇の瑠璃甲(本物)を持っていたから。

その推測が正しければ、瑠璃甲を欲する者たちから清風剣派が狙われてしまいます。

曹蔚寧はすぐにでも清風剣派に帰ることにし、「君も一緒に帰ってほしい」と顧湘を誘いました。

顧湘は「私があなたを守ってあげないとね」と一緒に帰ることを承諾します。

一方で喜喪鬼は、趙敬に会ったことで記憶が戻ったのか正気を失っていました。

喜喪鬼と趙敬の過去を知った于丘烽は、それを脅迫材料にして趙敬から瑠璃甲のありかを聞き出そうと考えます。


趙敬が五湖盟の盟主となり数か月が経ちました。

趙敬は各門派を集め、高小怜と張成嶺の捜索を依頼します。


龍雀の墓に別れを告げた周子舒、温客行、張成嶺は、これからの行き先について話し合いました。

周子舒は四季山荘へ行こうと提案しましたが、温客行はまだ甄衍であることを認めません。

周子舒はもう一度 温客行を抱きしめました。

しかし、温客行は拳をきつく握りしめ、苦渋の表情で周子舒を突き飛ばします。

「……あの後、甄家に何かあったのか?」

温客行はそれには答えず、頭を押さえて逃げて行きました。

真相まとめ

まとめ画像は20話までとなります🙇🏻

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20話の感想

本作には、必ずしも「生きる」ことにこだわらない登場人物がたびたび出てきます。

望まぬ生き方をして苦しみながら生きるぐらいなら死を受け入れるというような、そんな人物たちです。

1話の畢長風にしろ、今回の龍雀にしろ、そして周子舒でさえそのような感情が時々見られます。

しかしこのドラマ、よく出来ていますね。

変装術がここに繋がってくるとはお見事ですし、他にも至る所に伏線が貼られています。

温客行が最初からやたらと周子舒を追いかけ回していたのも、周子舒が四季山荘の技や変装術を使っていたからなのですね。

今思えば納得のいくことばかりです。

温客行は5話の時点で「周子舒」と呼んでいたので、あの時にはすでに周子舒が師兄だと気づいていたのかも。

周子舒の袖を断ち切ったのも5話だったことを考えると、温客行の感情の流れが何となく見えてくる気がします。

(断袖は「男性同士の愛」を意味する隠語)

それにしても、周子舒は相変わらず包容力が果てしなく、温客行を抱きしめるシーンは思わず何度も見返しました。

実はあのシーン、温客行役の龔俊ゴン・ジュンは監督から「抱きしめ返さないで」と言われたにもかかわらず抱きしめてしまったようです。

さらに、本編では流されませんでしたが、周子舒が温客行におでこをコツンとする別バージョンも存在します。

参考サイト:華流知己録 

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