【三国志~司馬懿 軍師連盟~】51話・52話・53話・54話・55話のあらすじ。皇太后(郭照)への積年の恨みを晴らしたい曹叡は、彼女を「新帝を擁立しようとした罪」で投獄しました。それを知った司馬懿は水面下で動き……。のこの記事ではネタバレ感想をお届けします。
Writer:kino
51話のネタバレあらすじ
15万の兵を率いた司馬懿は西城の門前に到着した。
まるで司馬懿たちを招くかのように門が開かれ、城上に現れた諸葛亮は琴を弾き始める。
司馬懿は精神世界の中で諸葛亮と対話(というより、自分との対話?)をしながら、この局面をどうすべきが答えを出そうとする。
城が空であることも、諸葛亮を容易に捕らえられることも司馬懿は分かっていた。
しかし もし捕らえれば、司馬懿は用済みとなり陛下に一家もろとも殺されてしまう――。
そう判断した司馬懿は、軍を撤退させた。
撤退に納得ができない張郃将軍は、兵を率いて再び城の様子を見に行くと 伏兵などはおらず空城だった。
一方、司馬昭は司馬懿の本心を分かっていた。
「父上。諸葛亮を捕らえなかったのは、司馬家が終わるから?」
司馬懿はもの凄い形相で 司馬昭を口止めする。
司馬懿が空城を退いた件について、曹真は司馬懿に責めを負わせようとしたが 曹叡は追及しなかった。
後日。
司馬懿を訪ねた曹叡は、諸葛亮が馬謖を処刑したことを伝える。
「諸葛亮は、また攻めてくるだろうか」
司馬懿は、必ず攻めてくると断言した。
なぜなら、慈愛深い諸葛亮が愛弟子の馬謖を処刑したということは、兵士の怒りを鎮めて士気を上げるために他ならないからだ。
51話の感想
琴のシーンは幻想的で、高度な心理戦という感じがしました。
司馬懿は精神世界の中で諸葛亮と対話していましたが、実はあれは自分自身との対話だったのではないかと。
その対話の中で、司馬懿の心の奥底に眠るわずかな野心が垣間見えた気がします。
そんな司馬懿のわずかな“黒さ”を、MAX値で受け継いでいるのが司馬昭という息子ではないでしょうか。
だから実は、司馬懿の奥底に隠された本心を一番理解しているのは司馬昭なのかもしれません。
52話のネタバレあらすじ
<蜀>
蜀漢の皇帝である劉禅は、寵妃と“皇帝ごっこ”をして遊んでいた。
そこへ、師父の諸葛亮が戻ってきたとの知らせが。
慌てて出迎えた劉禅は、諸葛亮の留守中に自分がどれだけ学問に励んだかをアピールし褒めてもらおうとする。
しかし、諸葛亮は劉禅のその子供っぽさを心配し、自分のいない間に新しい妃を娶ったことも咎める。
<司馬家>
戦から帰還した司馬懿は、妻の張春華に子どもたちの活躍ぶりを聞かれて答える。
「司馬師は大将の器だし、司馬昭は策略家だ。だが司馬昭は 年々 狡猾になってきている、このまま放っておけば人の道を踏み外す」
それを聞いた張春華はひどい言い草だと怒り、「さっさと西院に行けば?」と追いやる。
司馬懿はその許可を待ってましたとばかりに、すぐに西院の柏霊筠に会いに行った。
久しぶりの再会を喜び むつみ合おうとする司馬懿だったが、町で流れているという“新帝擁立の噂”を聞いて顔を曇らせる。
かつて 曹叡の生母である甄宓は、曹丕から疎まれれていた。
曹叡自身も父親の曹丕に疎まれていた。
そんな日々の中で 曹丕からの寵愛を一身に受けていた郭照のことを、曹叡は幼い頃から憎んでいる。
その恨みを晴らしたい曹叡は 辟邪と画策し、“新皇帝を擁立しようとした罪”で郭照を投獄した。
投獄の知らせを受けた司馬懿は、彼女を助けるべく秘密裏に動く。
一方の司馬昭は、恋心を抱いている兄嫁の夏侯徽に絹をプレゼントし 自分の想いをほのめかした。
52話の感想
劉禅は温厚かつ寛容で、子どものような可愛さがあります。
ただその子どもっぽさは皇帝としては不安材料なので、諸葛亮が居なくなったら蜀はやばいかもしれません。
それにしても、司馬懿はすっかり柏霊筠に慕情を抱いているようです。
もちろん 張春華への愛も揺らいではいないと思うのですが、その愛は家族愛に近いものではないかと。
一方、柏霊筠に対しては情愛を抱いているように見えます。
53話のネタバレあらすじ
投獄された皇太后(郭照)を助けるためには、曹叡を説得するしかない。
しかし 曹叡の郭照に対する恨みは深く、司馬懿1人が嘆願したところで聞き入れてもらえるはずもなかった。
そこで司馬懿は、補佐役の一人である曹真と手を組んで曹叡を説得するしかないと考える。
とは言え、司馬懿を忌み嫌っている曹真の協力を得るためにはそれなりの代償が必要だった。
司馬懿は曹真の屋敷へ赴き、条件つきの協力を持ちかけた。
「一緒に陛下(曹叡)を説得してくれれば、兵権を手放し朝廷からも退く」
曹真はこの条件に応じた。
さっそく2人はもう1人の補佐役である陳羣を呼びつけ、3人で曹叡を説得しに行った。
曹叡は激怒したものの、最終的には妥協するしかなく郭照の釈放を命じる。
それから日が経ち、諸葛亮が36万の兵を率いて出陣した。
それを知った曹叡は、諸葛亮討伐の大総督に曹真を任命し、副将として司馬懿を呼び戻すことにする。
曹真は当然反対をするが、曹叡になだめられ渋々ながらも妥協するしかなかった。
53話の感想
司馬孚はいまだに郭照を思い続けているなんて、どれだけ純粋で一途なのでしょう。
作中ではおそらく独身だと思われますが、史実の司馬孚は子だくさんだったようです。
今回は他にも萌え案件が!
曹真邸のしつらえや調度が 曹丕の私邸とそっくりだというエピソードは、曹丕への思慕が感じられて最高でした。
54話のネタバレあらすじ
諸葛亮討伐の副将に任命された司馬懿はすぐに出立を命じられる。
しかし 戦場では大都督の曹真が全権を握っているため、合流すれば司馬懿を陥れるに違いなかった。
没落寸前の城を守らされるかもしれないし、伏兵だらけの場所に行かされるかもしれない。
合流すれば最後、命はない。
そう判断した司馬懿はわざとゆっくり行軍し、10日遅れで曹真の軍に合流した。
曹真は到着が遅れた罰として 司馬懿を杖刑に処する。
その夜、投降を望む姜維将軍からの密書が曹真に届けられる。
姜維将軍はもともとは魏軍だったが、敗戦により今は諸葛亮の軍にいる人物だった。
曹真は配下が「罠かもしれない」と言うのも無視して姜維将軍の投降を受け入れることにする。
だが姜維将軍の投降は偽りで、諸葛亮の策略だった。
結果、魏軍は挟み撃ちをされ投降を余儀なくされる。
54話の感想
ここのところは戦のシーンが多いため あまり感想もないのですが、とりあえず司馬懿の杖刑が60回程度で済んで良かったです。
ストーリーとしては、投降にだまされた魏軍は大敗しそうな予感。
情勢を盛り返すにしても 司馬懿は杖刑を受けたばかりで動けないでしょうし、果たしてどうなるのか!?
55話のネタバレあらすじ
諸葛亮が仕組んだ姜維の投降にだまされた魏軍は、またしても領地を奪われてしまう。
そんな中、司馬懿は蜀軍の弱点は食糧不足だと分析し、敵の兵糧が尽きるまで持久戦に持ち込めば良いと考える。
あえて戦は仕掛けず、兵糧を運ぶ通路に兵を配置した。
このままいけば蜀の兵糧は尽き、魏軍は何もしなくても勝利できるはずだった。
ところが、功を焦った曹真は部下に食糧を運ぶフリをさせ蜀軍を誘い出させる。
これが曹真の罠であることを見抜いた諸葛亮は、逆に曹真を陣地から誘い出し、その隙に魏の本拠地を襲撃することにした。
司馬懿はそれを読んでいた。
諸葛亮が本拠地を襲いに来ると確信し、息子たちと逃亡の準備をする。
同時に、曹真に怪しまれないように、軽装で何も持たずに“大慌てで逃げてきた”ように見せかけた。
その後に蜀軍が退却すると、曹真は1万の精鋭部隊を率いて追撃する。
しかし それも罠で、蜀軍の待ち伏せに遭い またしても大敗する。
55話の感想
大敗して追いつめられた曹真が、司馬懿に相談しようとするも 素直になれずに入り口でウロウロする姿が可愛かったです。
曹真は心身ともに限界でしょうから、そろそろ退場かな。
ところで、曹真の負けを分かっていながら司馬懿が手を貸さなかったのは 負けたほうが都合が良いからでしょうか。
(曹真が大敗すれば、次は自分に諸葛亮討伐の全権が与えられるから)
仮に曹真に助言をしたところで聞き入れなかったでしょうしね……。
王双は登場期間は短かったですが、曹真を守っての最期がとてもカッコ良かったです。
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中国歴史ドラマ「三国志〜司馬懿 軍師連盟〜」(C)CHINA INT’L TV CORPORATION