【三国志~司馬懿 軍師連盟~】61話・62話・63話・64話・65話話のあらすじ。功を焦った司馬昭は無断で出陣し諸葛亮の罠にはめられてしまいます。司馬懿が駆けつけた時には、すでに全軍が火だるまだったのです。この記事ではネタバレ感想をお届けします。
Writer:kino
61話のネタバレあらすじ
兵糧を運ぶ“木の牛馬”を何度も襲われた蜀軍は、後方へと退き「上方谷」へと向かう。
実はこれは、魏軍を「上方谷」に誘い込むための諸葛亮の策略だった。
そうとは知らない魏の将軍たちは、今こそ攻撃をしかけるチャンスだと司馬懿に進言する。
しかし、慎重な司馬懿は 攻めずに守りを固めるよう指示をだした。
そんな中、捕虜から諸葛亮が上方谷にいると聞き出した司馬昭は、司馬懿に無断で郭淮将軍とともに上方谷に出陣し罠にかかってしまう。
司馬懿が慌てて駆けつけた時には、全軍が火だるまになっており司馬昭を助けるだけで精一杯だった。
結局 逃げきれず、司馬懿たちが死を覚悟したその時……突然雨が降り出した。
火は消え、司馬懿たちは命拾いする。
陣営に戻った司馬懿は郭淮将軍を杖刑50回に処し、首謀者の司馬昭には斬首を命じる。
61話の感想
どれだけ司馬懿が慎重でも、周りが独断で動いてしまったらどうしようもありません。
しかも、今回は息子が動いてしまったという厄介なパターン。
いかにも罠がありそうな崖道を、司馬昭は引き返すことなく進んでしまい惨敗しました。
雨が降って命拾いするという 運に助けられた展開でしたが、運も強さのうちですね。
ただ、多くの兵を死なせてしまった罪は重く、司馬懿としても厳罰に処するしかありません。
でも、まさか斬首に処するとは!
司馬昭は本当に斬首になってしまうのか……次回が気になって仕方ありません。
62話のネタバレあらすじ
軍法に背いて全滅の危機を招いた司馬昭は、斬首を言い渡され処刑場に連れて行かれる。
刑が執行されそうになると、兄の司馬師が処刑場に駆けつけ「司馬昭を処刑するなら自分も一緒に死ぬ」と言い張る。
一方の軍営テントでは、将軍たちが司馬昭の減刑を求めていた。
内心 司馬昭を死なせたくない司馬懿は、将軍たちの嘆願にようやく応じて鞭打ち200回に減刑した。
将軍たちが退いた後、司馬懿は司馬昭を洛陽に帰して療養させることにする。
洛陽。
鞭打ちで傷だらけになった司馬昭の姿に心を痛めた張春華は、司馬懿に会いにいくことにする。
その頃、諸葛亮は司馬懿を侮辱する文とともに女物の衣を送りつけて挑発した。
62話の感想
司馬昭が斬首にならなくて良かったです。
司馬懿も内心では死なせたくないけど、陛下や他の兵士たちに示しがつかないから一旦は死罪を言い渡すしかなかったのでしょうね。
きっと、かつて曹丕が司馬懿に死罪を命じたときも同じ心境だったのでしょう。
内心は死なせたくなくても、理由なく減刑はできないから皆が嘆願してくれるのを待つしかないなんて……上に立つ人間も心労が絶えませんね。
今回、諸葛亮が司馬懿に女物の衣を送りつけて挑発していましたが、このエピソードは史実に基づいているようです。
諸葛亮がこうまでして司馬懿を戦に駆り出させようとするのは、きっと己の寿命が短いと悟っているからでしょうね。
63話のネタバレあらすじ
女物の衣をまとった司馬懿はその姿を川越しに蜀軍に見せつけ、諸葛亮の「出師表」を暗唱して聞かせる。
司馬懿が去った後、諸葛亮は血を吐いて倒れた。
決戦の期限があと10日に迫っていた。
曹叡お付きの内官である辟邪が司馬懿の天幕に到着し、曹叡からの詔を読み上げる。
「朕は呉軍を退けたが、そちらの戦況はどうか」という内容だったが、実のところは “10日以内にケリをつけなければ交代させる”という司馬懿への警告だった。
辟邪によれば、司馬懿の後任となる曹爽がすでに到着しているとのこと。
辟邪を見送った司馬懿が天幕に戻ると、妻の張春華と司馬昭が一緒に戻ってきていた。
魏の将軍たちは、諸葛亮を討つよう何度も司馬懿に懇願した。
彼らをなだめるのは難しいと判断した司馬懿は、曹叡に出陣の許可を得ると言って時間をかせぐ。
蜀軍の天幕では、重病の諸葛亮が自分の命が短いことを悟り、側近の姜維に身辺整理と志を託していた。
63話の感想
司馬懿はかつて己の足を折ってまで出仕を拒んだ男ですから、女物の衣を着るくらい何ともないでしょうね。
さて、長く描かれた諸葛亮との戦いもそろそろ終着を迎えそうです。
守り一徹だった司馬懿サイドの史実がベースに描かれているため、どうしても派手な見せ場が少ないのが残念。
五丈原の戦いにおいては、諸葛亮視点で描くほうがドラマチックな仕上がりになるのではないかと思わなくもないです。
司馬懿が主人公のドラマだから仕方ないのですが。
64話のネタバレあらすじ
司馬懿に病を悟られたくない諸葛亮は、病身の体を引きずって鍛錬場に足を運び 指揮を執った。
その号令の声は、魏軍の司馬懿のもとにも届く。
その夜、司馬懿は妻の張春華にたたき起こされ、なぜ女物の衣があるのかと問い詰められる。
司馬懿は諸葛亮から贈られたものだと説明し、戦いを避けるためには着るしかなかったと屈辱を吐露する。
あれほど高潔な諸葛亮がこんな手に出たのは先が短いからだと確信していた司馬懿だが、今日の号令を聞いて 読みが間違っていたのかもしれないと恐れ始めていた。
そんな司馬懿の本音を知った張春華は「そばにいるわ。家族一緒なら死ぬのも怖くない」と寄り添う。
一方、蜀の軍営では諸葛亮が、自分の死後に追撃された場合の策を将軍たちに授けていた。
そして、姜維に志を託し、劉禅への遺言を残して死亡する。
諸葛亮孔明、享年54であった。
翌日、魏の陣営に「蜀軍が撤退した」との知らせが入り、諸葛亮は死んだと推定された。
司馬懿は撤退する蜀軍を追ったが、偽者の諸葛亮らの待ち伏せに遭い退却した。
64話の感想
諸葛亮が死亡し、長く描かれた諸葛亮編が終わりました。
もしも 先帝劉備とのエピソードが描かれていたなら、きっと諸葛亮サイドのストーリーももっと感情移入できた気がします。
一方、司馬懿は平気な顔で女物の衣を着ているように見えましたが、本当は屈辱感でいっぱいだったのですね……。
そんな本心や「私なりに精一杯やった」と吐露するシーンは思わず涙。
冷静なようでいて内心は張りつめていたのでしょうし、自分では諸葛亮に勝てないと認めながらの戦は精神的にもキツかったはず。
そういう本音を話せる張春華がそばに居てくれて良かったです。
65話のネタバレあらすじ
自軍が無傷で撤退できて初めて、司馬懿は諸葛亮の死を確信した。
もしも諸葛亮が生きていたなら、無傷で済むわけがない。
諸葛亮のいた軍営テントに立ち寄った司馬懿は、改めて彼への敬意を表し 息子たちにもこの光景を目に焼き付けさせた。
勝利を祝う宴の席で、辟邪に胸の内を探られた司馬懿は「軍将を退いてこの地で療養します」と告げる。
(諸葛亮が死亡し 司馬懿も用済みとなった今、曹叡から圧力がかかる前に自ら権勢を手放したのでしょう)
司馬懿は張春華と司馬師を洛陽に帰し、司馬昭に関しては自分のもとに置いて生き方を教え込むことにした。
<洛陽>
民が飢えに苦しむ中、皇帝の曹叡は宮殿の築造に民を駆り出し 財を浪費していた。
曹叡に諫言をするも一向に聞き入れてもらえない陳羣は、皇太后の郭昭に泣きついた。
郭昭は仕方なく曹叡に諫言をするが 無駄に終わる。
その直後、曹叡の幼い娘が死亡したとの知らせが……。
悲しみでり取り乱した曹叡は、すべては郭昭のせいだと憎しみを募らせる。
65話の感想
戦に勝った直後に、緊張の糸が切れて妻の体を求めるシーンがリアルでした。
司馬懿の荒々しさにドキッとさせられたのも束の間で、直後に子供たちが部屋に入ってきたのはコントのようで面白かったです。
息子たちの目のそらし方もリアルで笑ってしまいました。
諸葛亮との戦いが終わり、残り20話はどんな話になっていくのでしょう。
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