【SEE 暗闇の世界】5話・6話。
マグラの正体が判明したり、新たに視力持ちの仲間が増えたりと、ストーリーが大きく動き始めました。
中でも、マグラの正体には驚愕!
徐々にマグラの過去も浮き彫りとなり、面白い展開になってきました。
この記事では、ネタバレ感想をお届けします。
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【SEE 暗闇の世界】5話ネタバレ
女王ケインの生死はいかに
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四面楚歌になった女王ケインは、水没を食い止めるための機械を停止させて宮殿を崩壊させました。
機械を止めたことで宮殿内は浸水し、辺りの村も水の勢いに流されて崩壊……。
肝心の女王ケインは、側近のナイリーと2人で宮殿から逃亡しました。
水害のない場所まで逃げる女王でしたが、とある地で、何者かに捕らえられてしまいます。
側近のナイリーは気絶したため、女王ひとりだけが連れ去られました。
There will always be someone who pays for luxury.
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— SEE (@SEEofficial) November 20, 2019
女王が連れて行かれたのは、絹を生産するための蚕の工場(民家?)でした。
初めは「無礼者!」と抵抗していましたが、側近もおらず体を拘束されている今は、ただの無力な女でしかありません。
女王ケインは今後、蚕の作業場で奴隷のように働かされることになりそうです。
視力を持つ仲間を発見
ババ・ヴォス一行は、ジャーラマレルがいるというラヴェンダーの地へ向かうことに。
その途中、双子の母マグラは大切な父親の形見をなくしたらしく、取り乱した様子を見せます。
早く先に進まないと魔術師狩りに追いつかれてしまう状況なのに、「どうしても形見を取り戻したい」と言い張るマグラ。
いつもは家族を最優先するマグラが、家族を危険にさらしてまで取り戻したいと主張したことで、一同はマグラに対して疑問を抱きます。
それでも、ババ・ヴォスと双子は、マグラがそこまで言うなら形見を見つけようと付近を捜索し始めました。
すると突然、何者かに襲われました。
ハニワとコフンは応戦するうちに、相手の目が見えていることに気づきます。
視力を持つその男の名はブーツでした。
どうやらブーツはジャーラマレルの息子らしく、ジャーラマレルはブーツが生まれてすぐに去ったとのことでした。
その話を聞いた双子は、「ブーツを仲間に加えて一緒にジャーラマレルのもとへ向かいたい」と一同に提案します。
双子の母であるマグラの正体とは!?
一同は無事に形見を見つけることができたものの、魔術師狩りに追いつかれてしまいました。
魔術師狩りと戦う中、パリスとマグラは木の陰に隠れ手を繋いで一同の無事を祈りますが、ふとした瞬間にマグラは自ら手を離し、立ち去りました。
マグラが向かった先はなんと……タマクティ将軍のもとでした。
マグラはタマクティ将軍の名を呼びかけながら「いるのなら応答しなさい!」と将軍のほうへ近づいていきます。
マグラの声を聞いたタマクティ将軍は、動揺を滲ませながら言いました。
「……その声の主は死んだはずだが?」
「なら、近くに来て確かめなさい」
直後、マグラの意外な正体が判明するのです。
以下、結末に関する重要なネタバレを含んでいますので、未視聴の方はご注意ください。
【SEE 暗闇の世界】6話ネタバレ
マグラの意外すぎる正体
タマクティ将軍は、死んだはずのマグラ王女が目の前に現れ困惑します。
タマクティが「あなたは亡くなったはずでは?」と問うと、マグラは「死んだというのは姉のウソよ」と答えました。
ことの経緯をさらに詳しく聞こうとするタマクティでしたが、マグラは「家族を無傷で返してくれたら全てを話すわ」と言います。
マグラの提案を承諾したタマクティは、部下に「マグラ様の家族を無傷で連れてこい」と命じるのでした。
ブーツの闇
ひとまず魔術師狩りから逃れることができたババ・ヴォス一行でしたが、マグラの姿がありません。
パリスの話によると、マグラは突然繋いでいた手を離して去ったとのこと。
マグラの姿を見たというブーツは、「マグラは将軍に捕まって殺された」とウソをつきます。
そしてブーツは、「良い隠れ場所がある」と一同を洞窟に案内……と思いきや、洞窟に閉じ込めました。
ブーツは「あんたらは信用できない」と言い捨て、一同を閉じ込めたまま去ってしまうのです。
洞窟に閉じ込められたババ・ヴォスたちが別の出口を探していると、デリアという女性と出会いました。
デリアは実はブーツの母親で、彼女もブーツに閉じ込められたのだと言います。
デリアの話によると、ブーツは目が見えることで“異端者”として周りに虐げられたきたが、ある時怒りが爆発して皆殺しにしてしまったとのことでした。
女王ケインとマグラの過去
女王ケインは、蚕の作業場で奴隷として働くことになりました。
親切なコーラという女性に、自分の過去や正体を話す女王ケイン。
・父親は優しかった。特に妹のマグラには。
・父親の怒りや残酷さを感じたことは一度もないが、それは父がケインに対して無関心だったため
・父親は亡くなる直前、マグラに「そなたが統治せよ」と遺言を残した
・その時に、生きるためには奪い取ることが必要だと学んだ
女王ケインの正体を知ったコーラは、責任者のカッターに報告しました。
するとカッターは、女王を利用してタマクティ将軍から金品をせしめようと思いつき実行にうつします。
一方のマグラ王女は、タマクティ将軍にことの経緯を話していました。
・「そなたが統治せよ」という父親の遺言を実行しようと思った
・遺言実行のために、成長してすぐに味方を集めて、姉ケインを女王の座から降ろそうとした
・あの時、タマクティ将軍さえ賛成してくれていれば、マグラが女王となっていた
・姉ケインを愛していたが、国のために謀反を起こすしかなかった
・だが謀反が失敗してしまい、ゆえに逃亡を図った
・姉と同じ人(ジャーラマレル)を愛してしまったのは運命
マグラが過去の話を終えたちょうどその時、タマクティ将軍のもとに伝言が届きます。
その伝言はカッターからのもので
「女王ケインの身柄を拘束している。返してほしければ金品をよこせ」
といった内容だったのです。
【SEE 暗闇の世界】5話の考察と感想
以下、結末に関する重要なネタバレを含んでいますので、未視聴の方はご注意ください。
5話はめちゃくちゃ面白いところで終わりました!
双子の母マグラの正体がまさかあの人だったとは、予想していなかったのでただただ驚愕。
でも思い返せば、マグラが女王ケインの妹である伏線はいくつかありました。
マグラが村に現れた時期や、ジャーラマレルが逃げ始めた時期を考えると、初めからマグラの正体のヒントが散りばめられていたのだと分かります。
そして今回、ジャーラマレルの息子が新たに見つかりました。
もしかすると、ジャーラマレルはあえて色々なところで子供を作っているのかもしれません。
視力という能力を後世に多く残すために、あちこちでたくさん子供を作っているのではないでしょうか。
全員が盲目という世界だからこそ、自分の遺伝子(視力)をより多く残したいと考えるのは自然なことです。
マグラはジャーラマレルのことを「女性にすぐ手をつける男」だと評していましたが、それだけの男ではない気がします。
6話感想
てっきり、マグラは死を偽造して逃亡しているのかと思っていましたが違いました。
真相は、マグラは姉ケインから王位を奪うために謀反を起こしたけれど、失敗したために逃亡し続けていたのです。
女王ケインとマグラは、姉妹としてお互いに愛し合っていながら王位を争っていたわけですね。
でも、なぜマグラは今になってタマクティ将軍の前に姿を現したのでしょう?
魔術師狩りに囲まれ危険に陥った家族を助けるために一か八かの賭けに出たのかもしれません。
また、仲間になった(はずの)ブーツですが、想像以上の闇と野心を抱えているようで……。
ブーツは自分を不当に扱った人間を皆殺しにした過去があり、そして今は、マグラが王族だと知って取り入ろうとしています。
野心のためなら手段を問わず、平気でババ・ヴォスたちを嵌めたりしているので、今後はブーツがトラブルメーカーになりそう。
※次回7話・8話のネタバレ感想はこちら。
どうやら8話がシーズン1の最終話のようですね。
最終話は意外な展開が続き、シーズン2への布石もバッチリでした!