【成化十四年~都に咲く秘密~】11話・12話・13話。江西の事件を解決した隋州は昇進。しかし、都では幼児の誘拐事件が発生し、おとりになった冬児も犯人にさらわれてしまいます。唐泛らは必死に探しますが……。この記事ではネタバレ感想をお届けします。
Writer:kino
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【成化十四年】11話のネタバレ
*一部、シーンが前後している部分があります。
江西(吉安)の事件を解決した隋州はまたしても昇進します。
しかし、それを妬んだ上司の万通が難癖をつけてきたので隋州は万通に手柄を譲ることにしました。
首都では重臣の子供が誘拐される事件が発生し、隋州が捜査することになります。
この誘拐は皇宮でも大きな問題となっており、汪植は皇帝から徹底的に調査するよう命じられました。
隋州と汪植はそれぞれに調査を開始。
隋州は誘拐された重臣の息子を見つけだしたものの、一緒にいた老人は犯人ではなく助けただけだと主張し、本当の犯人は分からずじまいでした。
一方、唐泛のもとには姉と甥の賀澄が訪ねてきます。
少し目を離した隙に賀澄がてんかん発作で倒れてしまい、すぐに医師の裴淮に診てもらうと、完治はしないけれど緩和はできるとのことでした。
*
唐泛は過去に起きたすべての誘拐事件を調査することにしました。
ところが、あまりに事件が多いので、発生した時間や場所ごとに壁に貼っていき手がかりを見つけようとします。
それを見た冬児は、すぐに分類の仕方に漏れがあることに気づき、他の方法で分類し直すように提案するも聞き入れてもらえませんでした。
その後、冬児はこの分類のことを汪植に話しました。
【成化十四年】11話の感想
唐泛が22歳だと判明しました。
たまに、年齢とキャラクターが合致していないように感じるドラマもありますが、唐泛の年齢は見合っているように思います。
それにしても、冬児は驚くほど頭のよい少女で、やはり唐泛よりも天才的なのではないでしょうか。
ストーリーとしては、数話ごとに解決するミステリーが軸になっているため、興味を引かれない事件のときはなかなかドラマに入り込めないのが難点。
とはいえ、メインキャラは魅力的ですし、アクションの質もよいのでこれからに期待します。
【成化十四年】12話のネタバレ
「分類」の話を聞いて冬児の賢さに感心した汪植は、彼女をおとりにして犯人をおびき寄せるための罠を仕掛けました。
ところが、予想に反して犯人が巧妙だっために、冬児はほんの少しの隙に犯人に連れ去られてしまったのです。
汪植はすぐに物乞い集団を集めて、どんな手を使ってでも冬児を救い出すようにと指示しました。
一方、この事態を知った唐泛は汪植を責め立てますが、居合わせた隋州が「今すべきなのは冬児を助けることだ」と唐泛を鎮めます。
*
城門で検問していた薛凌は、万泰茶舗の銭泰が馬車を通過させるために賄賂を渡してきたので隋州に報告します。
隋州はすぐに銭泰の馬車を何台か確認しましたが、すでに銭泰が問題の馬車(子供を乗せた馬車)を撤退させていたため子供は見つかりませんでした。
その後。
唐泛と隋州が分析した結果、子供の人身売買をしていると思われる誘拐犯は、商人を装って子供たちを運んでいるに違いないと推測します。
昼間の銭泰が怪しいと踏んだ隋州は、すぐさま万泰茶舗へ向かいました。
時間差で唐泛と汪植が万泰茶舗に到着すると、すでに銭泰は逃げた後でしたが、隋州の残したメッセージがありました。
“銭泰の馬車は北へ、子供たちの馬車は南へ”
唐泛は南へ向かいます。
一方、唐泛のために冬児を探すことにしたドュルラは、人脈があると評判の朱大膳人に会いに行きました。
【成化十四年】12話の感想
冬児がさらわれてしまうというシリアス展開のなか、隋州の壁ドンについテンションが上がってしまいました。
やはりこのドラマ、随所にブロマンスを差し込んでくれます。
一方、悪役ポジションの万通は、権力を振りかざしているだけで陰謀を企むタイプではなさそう。
【成化十四年】13話のネタバレ
人買いから逃げた冬児が再び捕らえられそうになったその時、隋州ががやってきて無事に冬児を救出します。
一方の汪植は、誘拐の主犯格である銭泰の屋敷を突き止めて包囲しました。
すると銭泰は、黒幕の李子龍(ワン・マオレイ)を逃がすために、汪植に帳簿を渡して時間稼ぎをしたあと自害します。
その帳簿には、銭泰が万通(隋州の上司/万貴妃の弟)に渡した賄賂の履歴が記されていました。
汪植は帳簿を持って万通に会い、彼の前で帳簿を燃やして恩を売ります。
首都では、誘拐事件が終息するやいなや、18年前に起きた婦女連続殺人事件が再び発生。
被害者の女性たちは全員が心臓を抜き取られており、18年前に比べると心臓を摘出する犯人の手際が明らかに上達していました。
そんななか、藁に死体をまぎれこませて運ぶ男が捕らえられます。
男を取り調べた結果、裴淮が容疑者として投獄されました。
医術の虫である裴淮は、日頃から遺体の解剖をしていたので、心臓を抜き取るという連続殺人の犯人像に当てはまってしまったのです。
それを知った唐泛は、裴淮の潔白を証明することに。
夜通し調査した唐泛は隋州に、裴淮が潔白であることを説明しました。
- 連続殺人犯の目的は心臓を抜き取ることだが、裴淮の目的は死因の解明
- 裴淮が解剖した死体はすべて、引き取り手のない病死者であること
- 連続殺人が起きた18年前は、裴淮は12歳で都にも居なかった
それらの説明を聞いた隋州は、納得しつつも「無罪を証明する証拠がまだ足りない」と言いました。
そこへ、瀕死状態のウユンプラガ(ドュルラの従者)が運ばれてきたため裴淮が救命します。
唐泛は、いつもウユンと一緒にいるはずのドュルラの姿がないため心配になり、彼女の家へ行ってみましたが居ませんでした。
意識を取り戻したウユンに彼女のことを聞いてみると、ウユンは朱大善人の名前をつぶやきます。
【成化十四年】13話の感想
唐泛は隋州がピンチだった時も必死で助けようとしていたし、今回も裴淮のために必死でした。
そんな友人思いの唐泛はもちろん魅力的ですが、隋州の人柄も素敵です。
食べるのも忘れて調査に没頭する唐泛に、食事を運んであげるという隋州のさりげない行動が胸キュンでした!
2人は、口論になっても自然とすぐに「普通」に戻っている関係性が素敵です。
ストーリーも、事件に裴淮が絡みだしておもしろくなってきました。
*次回14話~16話のネタバレ感想はこちら。