26話
凌不疑は参列者たちに程少商と成婚の暁には各位の来臨を賜りたいと言った上で、二度と妻に絡むなと言って凄みました。しかし程少商は凌不疑の権勢に守られたことにより嫁いで夫に従って生きるのは自分らしくないと感じてしまいます。
程少商は帰りの馬車で凌不疑にその気持ちをぶつけました。その後、程少商は持っていた黍ナンを食べようとします。すると凌不疑が夜遅くに物を食べるのは体に良くないと口出しし、程少商はそれも気に入りません。その時、凌不疑の侍衛が韓武のことで報告があると言い、凌不疑は1人で馬車を降りて行ってしまいます。
侍衛は韓武が約束の3日経っても戻らないと報告し、凌不疑は翌日が程家に聘礼(婚約の贈り物)を持参する日にもかかわらず郊外の村へ向かうことにしました。
凌不疑の不在中、淳于氏は程家に自分が病のため聘礼の訪問ができないと伝えてしまいます。ところが凌不疑は皇帝に婚儀の進行を頼んでいて、皇帝の叔父にあたる汝陽王が聘礼品を届けることになっていました。
それを聞いた汝陽王妃は裕昌郡主を連れて汝陽王のところへ行きます。裕昌郡主は凌不疑が婚姻したら出家するとわめき、汝陽王は聘礼で程少商との縁談をぶち壊すと約束させられてしまいました。ところが翌日、汝陽王は聡明な程少商をすっかり気に入り聘礼をつつがなく進めて帰るのでした。
一方、凌不疑は郊外で韓武が残した”無事”だという暗号を見つけていました。凌不疑は韓武が姿を現すのを待つことにして都に戻ります。
翌朝、凌不疑が軍務で聘礼に間に合わなかったことを詫びに程家を訪れると、ちょうど朝餉の最中でした。程少商の両親は凌不疑を朝餉に誘います。凌不疑は喜んで一緒に食べ始めますが、程家の人々は凌不疑の威厳に緊張してしまうのでした。
凌不疑は場を和ませようと侍衛から聞いた”面白い話”をしますが、スベってしまいます。その後、凌不疑は安全のために自分の親衛に程家の出入りを確認させると言い出しました。
感想
宴の席で突然皇帝に婚姻を申し出てしまう凌不疑の行動力すごいですね。それに応じてしまうところから皇帝の凌不疑に対する溺愛ぶりも感じます。それにしても凌家の内情は都では有名な話なのではないかと思うのですが、それを程少商が知らなかったのはきっとそういう話とは無縁に育ってきたんですね。
程少商は凌不疑との婚姻に違和感を感じ始めたようです。ストーリーはまだ中盤なので、まだ主役の2人がめでたく婚姻できるわけではないのでしょうか。ひと波乱ありそうな予感で続きが楽しみです!
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