32話
程少商は宮中で行われる寿誕の宴の準備を任されることになりました。そんな中、廃太子の噂が流れていることを五公主が皇后に訴え、皇后は食事も拒否して寝込んでしまいます。
程少商は宴の料理の試作に見せかけ、わざと塩辛く漬けたきゅうりを皇后に食べさせて粥を食べたくなるように仕向けるのでした。
一方、程少商は太子に、太子として王将軍を助けるのではなく、子の立場として従兄を助ける嘆願はできると助言します。その夜、太子は碁を打ちながら皇帝に幼い頃の話をし……。
翌朝の朝議で皇帝は太子に代理で虎符(兵を発するしるしの割符)を管理させると宣言。その後、朝議では王隆が独断で出兵したことについて議論が白熱します。
皇帝は王隆の将軍の任を解くだけにし父である王淳将軍は罰しないと結論を出しました。そして皇帝は凌不疑に山賊討伐について他の将軍たちと相談するように命じます。
朝議の後、凌不疑が皇帝をどのように説得したのかと尋ねると、太子は程少商の助言のおかげだと答えました。その夜、凌不疑は程少商に、皇帝が王淳将軍を追及しなかったことにより朝臣たちの不満が皇后と太子に向けられてしまうと忠告するのでした。
感想
小乾安王に貨幣を鋳造するように仕向けていたのは小越侯だったのですね。姪である三公主には分け前を与えていたのに、甥である三皇子に暴かれてしまうとは越家も人間関係がなんて複雑な……(汗)
越妃と霍君華はかつて今の皇帝を取り合っていがみ合っていたようです。越妃はサラッと話してますが、越妃が賊に襲われるように霍君華が仕向けたと知ったら小越侯は怒るのも当然ですよね。確かに霍将軍が危機でも助けに行かないかもしれません。
凌不疑は、才能がないのに太子の親戚として将軍の座に居座り続けている王淳を排除するために山賊に情報を流して王隆を捕らえさせたのですね。しかしそれを知らない程少商が皇后と太子を助けるためとはいえ、王淳が罰せられない方向に導いてしまうとは!
廃太子を狙う一味もいるような中、皇室の後継者問題、そして凌不疑と程少商の関係はどうなっていくのでしょうか。
「星漢燦爛(せいかんさんらん)」キャスト相関図 登場人物を一挙紹介