38話
凌不疑が五公主の連れの息女とその父親たちを私刑に処したことを聞いた皇帝は激怒。皇帝が凌不疑を杖刑に処すと聞いて程少商は嘆願に行きますが、凌不疑は厳罰を受け入れると言います。
杖刑が始まりますが、越妃は皇帝が執行人に手加減させていることに気づいていました。皇帝は凌不疑が事前に相談してもらえなかったことで私刑に走ったと程少商に思わせ、今後は程少商が凌不疑になんでも相談するよう仕向けたかったのです。程少商は刑場に突入し、執行人を押しのけて凌不疑を抱きしめました。その姿を見た皇帝は自分の策に満足するのでした。
夜になり、程少商は静養している凌不疑を見舞います。凌不疑は程少商に口づけするのでした。
凌不疑は五公主の連れの1人だった御史中丞の娘とその父親に罰を与えると言って御史台を壊していましたが、実は修理を口実に侍衛を御史台に派遣して密かに孤城が陥落した時の越氏の軍報を持ち出させていました。
軍報には戦馬が瘴気で死んだとは書かれていなかったことから、凌不疑は兵の死因も瘴気ではないと考えます。凌不疑は小越侯が当時嘘をついたことについてボロを出すよう仕向けることにしました。