51話
皇帝は改めて凌不疑に名を尋ねて抱きしめます。それでも左御史中丞が凌益と敵が通じていた証拠を求めると、袁慎が来て淳于氏が汝陽王妃に贈った像の中に彭坤と凌益の書簡が隠されていたことを明かしました。
続いて三皇子が来て、左氏が前皇帝の残党である田朔と結託していたことを暴きます。田朔は前皇帝の腹心で、前皇帝の死後は酒楼を経営して朝廷の官員と接触していたとのこと。
程少商は凌不疑が事前に仇討ちを打ち明けてくれなかったことがどうしても許せず、皇帝と皇后に縁談を白紙にしてほしいと言います。
その後、皇后は優柔不断な太子は後継者失格、それは自分の教えが悪かったためだと言い、皇帝に廃太子と廃后を申し出ました。最初は申し出を拒否した皇帝ですが、最後は受け入れます。
凌不疑は霍不疑と名乗るようになり、仇討ちの日に勝手に太子の虎符を使って兵を動員したことへの罪滅ぼしをするかのように北西の辺境に7年駐留すると申し出ました。
北西に発つ日、霍不疑は程少商に一目会いたいと伝言します。しかし程少商は程少宮に自分の代わりに霍不疑を見送りに行ってほしいと頼みました。霍不疑を見送りに行った程少宮は程少商から預かった霍不疑の屋敷の印章を返します。
程少商は廃后後に自ら申し出て軟禁の身となった宣皇后のそばにいたいと言って程家の屋敷を出て行きました。蕭元漪は程少商を止めようと後を追いますが、目の前で門が閉じられてしまうのでした。