8話あらすじネタバレ
裕昌郡主が程少商を宴に呼んだのは、灯会で凌不疑の前で恥をかかされた仕返しをするためでした。裕昌郡主の取り巻きの令嬢たちは程少商がわからないように凌不疑のことをわざと”十一郎”と呼びます。程少商は十一郎が誰かわからなくても「彼は私を久しく慕う でも私は興味ない 会うだけ気まずいわ 失礼します」と言って退席しようとしました。
ちょうどそこへ来た凌不疑を自分を火事から救ってくれた人物だと気づいた程少商は「あなたは?」と尋ねます。すると凌不疑は「君を久しく慕うも興味を持たれない十一郎だ」と答えました。程少商は慌てて腹痛のふりをして程姎と万萋萋とともに退席します。凌不疑は令嬢たちが武将の娘である程少商たちを見下した発言をしていたことを非難し部屋を出て行きました。
その後、廊下に1人でいる程少商に袁慎が話しかけてきます。袁慎は桑舜華からの返事が届いたことへの礼を言いました。また伝言を頼んだ人物は袁慎の師のようでした。
同じ頃、庭では肖世子が何昭君に婚姻を申し込んでいました。何昭君は先日の謎解きの時に程少商を押しのけた女子でした。そこへ何昭君の許婚の楼垚が駆け込んできたので肖世子は立ち去ります。何昭君と楼垚は口論になり、何昭君は偶然やりとりを見てしまった程少商にも怒りをぶつけて去って行きました。程少商が隣を見ると、袁慎は何昭君から見えないように1人でちゃっかり隠れていたのです。
程少商が袁慎と別れて1人で歩いていると、程姎が池に落ちたとの声が聞こえました。程少商が池に向かうと池の前に絆(馬の脚にかける縄)が張られてつまづかせようとしているのがわかります。程少商は短刀で絆を切って程姎を池から助け上げました。
程少商と程姎が帰ろうとすると、楼縭と王姈が前に立ちふさがります。程少商は楼縭と王姈に殴りかかり、袁慎と楼垚が止めに入りました。凌不疑が駆けつけると、程少商はわざと自分の顔を殴って倒れるのでした。
もめ事を聞きつけた裕昌郡主の祖母、汝陽王妃は一方的に程少商を責めました。そこへ凌不疑が庭に落ちていた王府の印のついた絆を持ってきて、王姈の掌に絆で擦りむいた痕があるはずだと言います。汝陽王妃は慌てて話を終わらせました。
屋敷に戻った程少商は蕭元漪に呼びつけられますが、兄たちに助けてもらってその場をやり過ごします。その後、程少商は母のほとぼりが冷めるまで家出することにしました。程少商が薄着で震えながら歩いていると、通りかかった袁慎に馬車で屋敷まで送り帰されます。程少商は次は万萋萋を頼ることにしました。
感想
程少商は屈折したものの見方をしていて口も悪いですが、兄たちや程姎がいつも助けようとしてくれてホッとします。兵器の着服の件は位が高い肖世子も関係しているようで奥が深そうですね。凌不疑は真相にたどりつけるのでしょうか。
袁慎は真面目な程姎にまでみとれさせてしまうほどで令嬢たちの憧れの的のようですが、程少商の前では飄々としているところがおもしろいです。年頃の若者たちがたくさん出てきて、今後の恋愛関係がどうなっていくのかも楽しみになってきました。