2021年4月23日(金)よりNetflixで配信開始スタートとなる【暗黒と神秘の骨】は、リー・バーデュゴ著のベストセラー小説【グリーシャ】シリーズを映像化した作品。
分断された世界の運命を変えるほどの強大な力に目覚めたアリーナ・スターコフ (ジェシー・メイ・リー)が主人公となる。
本作の脚本・製作総指揮を務めたのは映画【エルム街の悪夢】(2010)や【メッセージ】(2016)を手掛けたエリック・ハイセラー、原作者のリー・バーデュゴや【ストレンジャー・シングス 未知の世界】(2016-)のショーン・レヴィも製作総指揮を務めている。
今回、【暗黒と神秘の骨】を映像化するにあたり、それぞれインタビューに答えている。
エリック・ハイセラーとリー・バーディゴの出会い
エリック・ハイセラーとリー・バーデュゴの出会いは3年前だった。
ハイセラーは、楽しむための読書を心掛けるという抱負を立て、友人におすすめの本を訪ねた。
彼から【オーシャンズ11】みたいな話はどうかと提案されたハイセラーは、まず【Six of Crows (原題)】を読み、その後【魔法師グリーシャの騎士団】の3部作を読んだと言う。
ハイセラーは、若いヒロインが成長して行く姿に魅了された。
その1年後、リーの代理人からNetflixが【魔法師グリーシャの騎士団】の映像化著作権を取得したとの連絡が入り、ハイセラーは【魔法師グリーシャの騎士団】と【Six of Crows (原題)】シリーズのすべてをやりたいとNetflixに売り込み、その2か月後にNetflixから全ての権利を取得したと連絡が入ったと話している。
リーは、これまで様々な映像を観て来た。
自分が創造した世界ではなく多くが脚色されていることに違和感を感じていたが、ハイセラーはそんな人物ではないと直感したとのこと。
【暗黒と神秘の骨】は当該ジャンルの中で、他の作品と何が違うのか?
リーは、原作と今回のシリーズは、帝政ロシア時代の”独特な美意識”から着想を得たと言う。
近年、ファンタジー作品は中世時代から着想を得たものが多い中、リーはこれまで見たことがない作品を作りたいと思い、衣装から言葉まで独特な新鮮さを感じさせる作品作りを目指したとショーン・レヴィは話している。
キャラクターを体現できるキャスティング
【暗黒と神秘の骨】自体、見たこともない作品を作り上げることもあり、キャスティングにも気を使ったようだ。
重要となるのは、観客に”見たこともないキャラクター”を紹介することだった。
見慣れた俳優では、”見たこともない作品”にはならない。
思うような作品を創り上げるには”新顔”のキャストが必要だったと話している。
そこで、レヴィはさまざまな背景や文化が混在する世界を提示した【ストレンジャー・シングス 未知の世界】を手順にしたとのこと。
2019年からキャスティングを始め、ジェシー・メイ・リー、映画【ナルニア国物語/第2章: カスピアン王子の角笛】(2009-2010)のカスピアン役や【パニッシャー】(2017-2019)のビリー・ルッソ/ジグソウ役を務めたベン・バーンズ、フレディ・カーター、アミタ・スマン、キット・ヤング、アーチー・ルノーがメインキャストに決定した。
その後、スジャヤ・ダスグプタ、 ダニエル・ギャリガン、 デイジー・ヘッド、 シモン・セアルス、カラハン・スコグマン、ゾーイ・ワナメイカー、ケヴィン・エルドン、ルーク・パスカリーノ、ジュリアン・コストフ、ジャスミン・ブラックボロ、ガブリエル・ブルックスが加わった。
*当初【暗黒と神秘の骨】は2020年の配信を予定していたが、2021年4月23日からの配信となった。