各話あらすじ
【尚食(しょうしょく)~美味なる恋は紫禁城で~】あらすじネタバレ全話と感想一覧。ウー・ジンイエン&シュー・カイ共演で送る未来の皇帝と宮廷料理人の身分違いの恋愛を描くロマンスシリーズ。
【瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~】のスタッフが再集結し、明朝の宮廷と食をリアルに再現しています。
【尚食】1話ネタバレあらすじ
皇太子 朱高熾の元に、尚食 孟紫澐(孟尚食)が料理を届けます。朱高熾は、掌膳選びは順調かと尋ねると孟紫澐は「再吟味の最中」と答えます。
しかし、朱高熾が料理を口にすると食べ物の中から何か出てきました。朱高熾は自分のミスだと笑いましたが、夫の食事を確かめにやって来た皇太子妃の張氏が、孟紫澐をしかりつけます。
すると司膳の姜晩鶯が、「孟尚食はまもなく人気を終えて故郷に帰るため気が急くのでしょう。孟尚食の長年の務めに免じお許しを」と言いました。朱高熾は「些細なことだ」と宥めましたが、張氏は姜晩鶯に「孟尚食の大罪を代わりに詫びるのか」と尋ねます。
姜晩鶯は、自分は孟尚食に教えを受けて料理を覚えた恩義があると話すと、張氏は恩義を忘れぬとは義理堅いと褒めつつも、杖刑50回の後、追放と命じたのです。
そんな中、親征軍がアルクタイを破ったとの報告が入ります。陛下は凱旋しすでに昌平に行ったと聞いた張氏は、すぐに皇太孫 朱瞻基の居場所を調べるよう命じます。
その頃、朱瞻基に「陛下が間もなく帰還すること漢王がひそかに都入りしたこと」を知らせる伝言が届きます。伝言を確認した従者の陳蕪は、朱瞻基に伝えると”悪い予感がする”と、急ぎ都へ戻ることにしました。
その頃、司膳司では再吟味が行われていました。司膳がそれぞれ味見し、蘇月華、殷紫萍、姚子衿、の名が呼ばれます。3人の料理はどれも良く優劣がつけがたいとのことで、それぞれに”飲食の道”について尋ねました。
蘇月華は民にとって食こそが天と答え、殷紫萍は世の饗宴のすべてを知ると答え、姚子衿は父が嫁がせようとするから宮中に入りたいと答えます。
それぞれの言葉を聞いた司膳の王遥清は料理の技術を認めながらも、”飲食の道”も分からず最高の厨師を論じたこと、さらに姚子衿に至っては己の不純な動機を厳粛な宮中で口にしたと責め3人をその場から追放するよう命じたのです。
そこに孟尚食が戻って来て、陛下の帰還により宴の準備をすること、さらに城外では三軍をねぎらうため、急きょ尚食も手伝うことになったと言うのです。
これにより、再吟味の3人(蘇月華、殷紫萍、姚子衿)は残れることになりましたが、彼女たちの仕事は皿洗いから始まり、蘇月華は別の職場に回されることに。
その一方、帰還した永楽帝 朱棣は、出される料理に一切手をつけず光禄寺と尚膳監、司膳司たちは頭を抱えていました。
また、城外では鍋が不足して三軍の料理が間に合わず、兵士たちから苦情が続出していましたが、殷紫萍が、鍋を調達して難を乗り越えます。
【尚食】2話ネタバレあらすじ
朱棣がどの料理にも手を付けないことで宴の席では誰も料理に手が付けられず緊迫した状態になっていました。それを聞いた姚子衿は、自分に任せてほしいと胡善囲に申し出ます。
もし、これでうまくいかなかった場合、姚子衿は追放されてしまいます。その覚悟をしながらも、姚子衿には自信があるように見えました。姚子衿の作った料理が出されると、朱棣は初めて料理に手をつけたのです。
姚子衿は、朱棣が出征中に食べていた料理の記録から好物が少なく麺や豆腐が多かったことから、歯や胃腸の調子が悪かったのだろうと推測し、消化を促す料理を作ったのでした。
これを聞いた孟尚食は、首位にふさわしい考察だとして褒めたのです。ところが、朱棣に出した料理の中でひとつだけ、薬膳を使ったものがありました。
これについて司膳の王遥清は、処方もないのに薬膳を使った料理を出したことについて「病状を調べもせずに薬膳を出し、命を危険にさらした」と、姚子衿に追放を言い渡します。
姚子衿はすでに再吟味を通過したと主張すると、王遥清は宮生司に裁きを願うと言いました。胡善囲は、厳し過ぎると言いましたが王遥清は聞く耳を持ちません。姚子衿は、泣き言ひとつ言わず提鈴の罰を受けます。
翌日になっても姚子衿は、司膳司への出入りも王遥清から禁じられていましたが、他の典膳から助けられ少しの間だけ重い提鈴を外し野菜を洗う程度の作業を行うことが出来ました。
そんな中、姚子衿は朱瞻基が戻ると言う噂を耳にします。そしてその夜、再び提鈴の罰に戻っていた姚子衿は、朱瞻基が乗っている輿を見つけます。姚子衿は、朱瞻基の顔を見ようと輿に近づいてしまいましたが、そこで提鈴の罰を免除されたのです。
一方で、朱棣は朱瞻基からの土産物の料理や酒から、罪臣を許すよう訴えていることに気づき、投獄されている楊士奇を解放するよう命じたのです。
また、朱瞻基は妻の胡善祥に”みかん”を土産に持ち帰りましたが、胡善祥は「私のためにみかんを探すなんて悪意のある者が騒げば義父に迷惑が掛かる」と、喜びを見せませんでした。朱瞻基は「たかがみかんで、おおげさだ」と、その場を後にすると入れ違いに、胡善囲がやってきます。
胡善囲は、胡善祥に「父上は必死の思いであなたを入内させた。皇太孫と不仲だとすれば失望する」と言うと、胡善祥は「大姉上さまの代わりになれると思ってるの?」と胡善囲に答えます。
大姉上とは胡氏の長女でしたが若くして亡くなっていました。大姉上の出仕後に父上が胡善祥たちの世話を胡善囲に任せたとのこと。胡善祥は、大姉上の名前を名乗り実の姉のようにふるまい、その運命を生きている胡善囲をよく思っていないようでした。それでも、胡善囲は実の姉ではないけど面倒をみて来たから実の姉も同然だと反発します。
司膳司では、様々な料理が作られていましたが、司膳の厳しいチェックが入ります。また、方典膳は姚子衿は王遥清から難癖をつけられても文句を言わず前向きに務めていることを評価していました。
与えられた仕事を終えた姚子衿は、方典膳に次に何かできることがないかと尋ねると、方典膳は「今日は尚食が不在で私はここから出られない。代わりに草舎に行って欲しい」と仕事を与えられます。
【尚食】3話~14話あらすじネタバレ
行雲草舎へ膳を届けることになった姚子衿は、提鈴の罰を免じてくれたお礼にと目録に罹れていない料理も届けた。姚子衿の料理を気に入った朱瞻基は侍従を通じ、翌日もまた膳を持って来るよう命じます。出自を偽って宮中入りした者がいるとのことで尚食局に取り調べが入った。
そこで游一帆は、厨師の家系の出ではない姚子衿が蘇月華を上回る知識を持っていることを怪しみ調べ始める。皇宮内で火災が発生し、喩美人氏が投獄されほかの妃たちも関与が疑われ幽閉されてしまう。しかし、朱瞻基が調べると喩美人は家族の世話と引き換えに火事を起こした事が分かり……。
【尚食】15話~26話あらすじネタバレ
上元節の日、朱瞻基は行雲草舎に姚子衿がいると思い足早に戻るも姚子衿は来ていなかった。その後、南巡に行くよう命じられた朱瞻基は、「一緒に行こう」と姚子衿に行ったが帰りを待つと言われてしまう。朱棣の崩御により、子のない妃は殉葬されることが決まりとなっていた。
姚子衿は荘妃に殉葬前に母に会いたい、必ず戻るから少しだけ城から出してほしいと頼まれ手助けする。翌日、胡善圍が胡善祥を訪ね 姚子衿が皇后だけが持つ玉佩で荘妃の逃亡を助けたことを伝える。
【尚食】27話~38話あらすじネタバレ
酒のチェックをしていたところに棚が倒れ、殷紫萍を庇った姚子衿は手に怪我を負ってしまう。そんな中、上元節の宴が行われ孟尚食側と胡善圍側も料理対決をする。上元節に賑わいが増す頃、潜り込んでいた刺客が襲い掛かり、戦った朱瞻基は怪我を負ってしまう。
しかし、朱瞻基じゃ母・皇太后を心配させまいと秘密にしたが、夜の膳が傷に配慮した料理だったことから作ったのが姚子衿だとすぐに分かった。
【尚食】39話~48話(最終話)あらすじネタバレ
姚子衿は、朱瞻基から禁足(外出禁止)を命じられたショックで言葉を話すことが出来なくなってしまった。殷紫萍は姚子衿を騙したことを詫びるが、話してくれないためまだ怒りが収まっていないのだと思ってしまう。
姚子衿が離せなくなった理由を知った朱瞻基は彼女を抱きしめて詫び、姚子衿は話せなくなった間も支えてくれた殷紫萍に感謝を伝え、2人は友情をより一層深くした。