廃店が決まっている三友銀行蒲田支店の支店長に配属された片岡。
”頑張らなくていい”と上から言われている片岡でしたが、ついつい頑張ってしまい、上司も部下も混乱の渦に巻き込むことに!?
ドラマ『集団左遷!!』2話の見どころと感想をお伝えします。
『集団左遷!!』
『集団左遷!!』2話のあらすじ
「半年でノルマを達成したら蒲田支店の廃店を撤回して欲しい」と常務の横山に頼み込んだ片岡。
部下を思っての行動でしたが、副支店長はじめ、社員から猛反発されてしまいます。
策があるのかと聞かれた片岡は、「頑張るしかない!」と部下に頭を下げて頼みます。
社員でなんとか頑張ろういうムードが高まっていく中、本部からの報復が始まります。
審査部の部長・柘植が稟議書類にサインしていない事が判明。
直接本部に出向いた片岡ら社員は、電話1本で解決することを先延ばしにしていたことを知ります。
本社からの妨害が本格化しつつある中、横溝が町田エネラルから5000万円の融資の相談を受けたと戻ってきます。
喜んで社長の元へ挨拶へ向かいますが、他の銀行にも相談していて金利の低い方にすると相見を取っていることを知らされました。
なんとか、話をまとめて取引を成立させようとする片岡でしたが、思いがけない横やりが入ってきます。
なんと、ライバルの羽田支店に融資をお願いすることに決めたと町田社長から言われてしまいました。
蒲田支店と町田エネラルの取引を知った本部が裏で手を回していたのです。
「もうひと踏ん張り頑張ってみよう!」という片岡と、「本部に謝りに行こう」という副支店長の真山。
対立する2つの思いに片岡の取った行動は……?
『集団左遷!!』2話の見どころ
”がんばれ”と応援して良いこと、悪いこと
「頑張って!」という言葉は、応援する時にかける言葉の第1位だと思いますが、今回は、この片岡が発する「頑張ろう!」「頑張って!」が、相手によっては捉えられ方が違う事に気づかされます。
社内で「頑張ろう!」という片岡に、「また出たよ。がんばる」と言い返す滝川。
更に、受験生の息子・裕太に対しても、「勉強か?頑張れよ!」と応援する片岡でしたが、「もうさぁ、そういうのやめてよ。
頑張ってるのに、更に頑張れっていわれるとキツいんだよ。会社でも言わない方がいいと思うよ。」と言われてしまいます。
確かに、苦しみながら一生懸命全力でやってる時に、これ以上どう頑張ればいいんだよ!と言いたくなる事もあります。
若い世代にとっては、”頑張りすぎない”ということも必要なのかも……と考えさせられます。
どこで頑張るか、どこまで頑張るか、というのは人それぞれ。片岡は言うまでもなくいつでもどこでも頑張ってしまうタイプです。
”働き方改革”という言葉が世間でよく聞かれるようになってきた中で、真逆を行くような頑張りを見せる片岡。
この頑張りが今回も奇跡を起こすこととなります。
悩みつつ”頑張る”を選んだ片岡
幼なじみの青島と鈴木と一緒で岩盤浴をしながら、「今は、人に頑張れっていっちゃダメなんだってよ。」と話す片岡。
「頑張った者には奇跡が訪れるって25年間言い続けてきたのになぁ」と、その場に居合わせた三嶋(赤井英和)の言葉に、「やっぱり我々は頑張るでいいですよね」と、昭和生まれだしな、などと半ばこじつけな理由も含めつつ、頑張る事に決めました。
「頑張った者に、奇跡は訪れますよ!……たぶん」と、社員を鼓舞する片岡。
町田エネラルのメガソーラー事業向けの土地を探すことにしました。
取られたものはきっちり取り返すべきだと真山に話す片岡。
不動産を担当する木田にお願いして、花沢と共に太陽光発電の土地を探しに現地へ出向いたり、知人のつてを駆使して土地探しに奮闘します。
そして遂にピッタリな土地を見つけることに成功!
しかも、それがきっかけで羽田支店に取られた融資の話も取り返す事ができました。
頑張ることで、今回も成功をおさめた片岡。このまま順調にノルマを達成することになるのでしょうか?
本部が今後どのような手を打ってくるのか? 蒲田支店vs本部の対決が楽しみです。
『集団左遷!!』2話の感想
1話に続き、コメディタッチな内容な中にも、熱い副支店長とのやり取りがあったり、社員が片岡の人柄に徐々に惹かれている様子など、飽きさせない展開が組み込まれていました。
2話の後半では、蒲田支店の中にスパイがいるのかも知れないという話が浮上してきてきました。
このスパイが誰なのか?という所も、今後のキーとなりそうです。
真山が怪しい行動を起こしていますが、それが本部と繋がっていることを匂わせています。
奥さんが入院していてお見舞いに訪れているシーンが出てきましたが、その時に「お金は大丈夫?」と奥さんに聞かれていました。
もしかしたら、入院費のために、お金のために情報を漏らしているのかな?という感じもします。
次回では、そんな真山が疑われるようです。次回で真山に疑いの目が来るという事は、真山がスパイではない可能性が高そうです。
しかし、他にスパイがいるとなると、どのキャラクターも怪しく感じてきます。
だれが本部と繋がってるのか?推測しながら見るのも楽しいかも知れません。
2話の視聴率は8.9%でした(ビデオリサーチ調べ、関東地区)