『集団左遷!!』9話のネタバレあらすじと感想。
信頼していた頭取・藤田に大切な証拠を託した片岡でしたが、みごとに裏切られてしまいました。
横山の悪事を暴くことができずに悔しさをにじませる片岡。
横山についた藤田の真の狙いは何なのでしょうか?
難を逃れた横山の悪事がエスカレートしていく!?
『集団左遷!!』9話のあらすじ
頭取・藤田がなぜ横山だけをリストから外したのか納得のいかない片岡でしたが、それはダイバーサーチとの資本提携が関係していると隅田は感じていました。
片岡は、横山の不正をなんとか暴こうと真山と共に鮫島の周辺を探りますがあえなく失敗。
そんな中、三友銀行はダイバーサーチとの資本提携を結ぶ基本合意を交わすとの記者会見を行いました。
その中で藤田は今後2年間で27店の統廃合と9500人の人員削減を行うと発表しました。遂に横山の”集団左遷”が始まったのです。
役員会議で、行員たちを必死に守ろうとする隅田でしたが、藤田と横山の二人を前に歯が立たず。
そんな状況の中、最近の三友銀行の動きに不信感を持つ元蒲田支店のメンバー達は、久々に集結します。
片岡から事情を聞いた社員たちは、最後まで正しい銀行員であるために、三友を正しい会社にしようと一致団結して戦うことにするのですが……。
『集団左遷!!』9話の見どころと解説
藤田が横山を守った理由
三友銀行がダイバーサーチと提携することで、サイトが保有する世界中の顧客情報を入手でき、AIやITのノウハウを手に入れることが可能となります。
その提携話を持ってきたのが横山でした。藤田は、会長たちを切り捨ててまでも三友銀行が生き残る策として、横山との取引に応じていたのです。
生き残るために不正に目をつぶる会社でいいのかと納得いかない片岡は、なんとしてでも横山の不正を暴こうを更に奮闘することになります。
梅ちゃんの決断
横山の側近として働く梅原でしたが、根は片岡と同じように不正に対して抵抗のある性格です。
仲良しだった片岡が日本橋支店に首を突っ込めば突っ込むほど、梅原は鮫島から強い圧力を受けることになります。
「まだ今でも片岡さんと連絡を取っているんですか」という鮫島に対して、「自分の立場はわきまえています」と答える梅原。
出向させられていた梅原は、横山の側近となることで本部に復帰できたようです。どんなことをしてでも会社にしがみつきたいと、自分の気持ちは封印し横山のいいなりとなっていたのです。
しかし、次々とリストラを決行していく血も涙もない横山のやりかたを間近で見ていた梅原は、片岡の正しい会社にしたいという思いを結局応援することにします。
そして鮫島から預かっていた横山の不正を暴く大切な手帳を片岡に渡すのでした。
予告では、梅原が踏切の鳴る線路の向こう側に立っていたので、梅ちゃん……まさか!という感じでしたが、とりあえず命はまだ無事です。
しかし、手帳を渡した後、本部の屋上でネクタイを外しスッキリした顔をする梅原。
梅ちゃんのことが心配です!
蒲田支店メンバーが集結!
横山を探るため、元蒲田支店のメンバーが集結しました。
出向させられた社員も含めカラオケボックスに集まり、さながら同窓会のよう。久しぶりにみんなの顔が見れたのは嬉しかったです。
横山が顧問料として莫大な金額を受け取っていたことまで突き止めた片岡でしたが、その使われ方まで探る必要がありました。
他のメガバンクを出し抜いて、ダイバーサーチとの資本提携を金融庁に取り付けるため、その金を使っているのではと睨むメンバー達でしたが、なかなか決め手がつかめません。
そうしているうちに、あちこちにいる横山サイドの人間が片岡らの動きを察知。横山へ情報が漏れてしまいます。
これ以上深入りすると部下たちに処分が下ることになると横山から脅しともいえる圧力にあう片岡。絶体絶命の時に、梅原から手帳を渡され起死回生の勝負にでます。
遂に横山の裏の顔が明るみに!
梅原が渡した手帳により、横山の顧問料の使い道が判明しました。横山は、元金融担当大臣の島津に金を流していたのです。
副頭取が承認される役員会議開始ギリギリにそのことを明かすことができた片岡と隅田。これで横山も一貫の終わり……と思っていましたが、違いました!
役員会議の後、部屋に呼び出された片岡。全力ダッシュで部屋へ向かいました。そして、そこで待っていたのは「副頭取になれました」とドヤ顔で待っていた横山でした。
会社自体が、不正を許す風潮になってしまっていることに、悔しさをにじませる片岡なのでした。
『集団左遷!!』9話の感想
何度も窮地に追いやられるも、倒れない横山。最強すぎます。
頑張って働いている社員の上に立つものが不正をしていいのか!? と、絶対に不正が許せない片岡。会社ぐるみとなっての大掛かりな不正となっている状況ですが、最終回の次週は不正を断ち切ることができるでしょうか?
また、久々に片岡のプライベートシーンが登場しました。夕飯を食べている時に息子が「疲れたー。」と帰ってきました。
「どうだ?」と聞く片岡に「頑張ってるよ」と答える息子。少し前までは「頑張れとか言うな」と反抗的だった息子から出た言葉に父親として嬉しそうでしたね。
前は、受験勉強でイライラしていた息子くんでしたが、片岡が頑張っている間に、息子も頑張って合格したのかな?
息子の為にも、正義を貫き頑張り通してほしいと思います!
『集団左遷』9話の視聴率は10.1%でした(ビデオリサーチ調べ、関東地区)