10話~16話
張起霊の謎の行動(第10~13話)

呉邪は祭壇から毒蛇のいる穴へ落ちそうになってしまいます。そこへ張起霊が現れ、引き上げてくれました。張起霊のおかげで王胖子と潘子も祭壇の外に出ることができます。ところがその後、張起霊はまた姿を消してしまうのでした。
夜になって木の上の蛇の巣に阿寧の遺体を発見し、呉邪は取り返そうとしますが、大量の毒蛇が出てきて逃げるしかなくなります。
一方、呉三省の一行もまた毒蛇に遭遇し、黒眼鏡が足を咬まれてしまうのでした。
呉邪、王胖子、潘子が逃げる途中、木の上から「誰だ?」と呼びかける声がします。それが呉三省だと思った潘子はその木に登って行きました。ところがしばらくすると木から大蛇が降りてきて、潘子も肩を咬まれていました。
(木の上に大蛇がいたのなら、「誰だ?」と呼びかけていたのは一体何者?)
なんとか大蛇から逃れた一行は呉三省たちのキャンプ跡を見つけ、潘子の手当てをします。キャンプ跡に張起霊も来て、泥が蛇よけになることを教えてくれました。
その頃、呉三省の手下のトゥオバーは黒眼鏡を一行から引き離し、呉三省の命を狙っていました。トゥオバーの手下たちが縛り上げた黒眼鏡を殺そうとした時、手下たちは目が見えなくなり、同じ頃、呉三省と解雨臣を殺そうとしていたトゥオバーたちも目が見えなくなり……。
キャンプ跡でも呉邪の目が見えなくなりますが、王胖子は呉邪にマスクを被せ、じきによくなると言います。
実は山で有毒ガスが発生していて、もともとサングラスをしていた黒眼鏡と、黒眼鏡からサングラスを渡されていた呉三省と解雨臣は目が見えなくならずに済んだのです。
キャンプ跡を離れた呉邪たちは泥だらけの人間に荷物を奪われそうになります。泥人間を追った呉邪と王胖子は阿寧の遺体を見つけますが、毒蛇が集まってきました。呉邪が阿寧の遺体を運べるように、1人で毒蛇の気を引こうとする王胖子。
王胖子は毒蛇に咬まれて気を失ってしまいます。呉邪は阿寧を諦めて王胖子を背負って戻ろうとしますが、途中で川に落ち、地下水道に流れつきます。
呉邪が出口を探していると「小三爺」と呉邪のことを呼ぶ声がしました。声の主は毒蛇でした。
(毒蛇はトサカを振動で声のような音が出せるという設定らしい……すごい)
毒蛇に襲われそうになった呉邪を解雨臣が助けてくれました。呉三省一行も別の入口から地下水道に入っていたのです。呉三省に再会した呉邪は倒れてしまいます。幼蛇が背中に入っていたのです。呉三省が処置し、事なきを得ました。
呉三省は呉邪に送られてきたビデオテープは3本あり、もとは陳文錦が呉邪、呉三省、張起霊に送ったものだと言います。そして呉三省は阿寧の物資と人手を利用するために、張起霊のビデオテープを阿寧に送らせたと言いました。
地下水道を進むと床下が空洞になっているところがあり、一行は穴を開けて下に進みます。その後、また毒蛇に襲われ、一行とはぐれた呉邪は張起霊と再会。
張起霊は呉邪を陳文錦に会わせました。泥人間は陳文錦だったのです!呉邪は呉三省と同じ年齢の陳文錦が全く老けていないことに驚きます。
陳文錦は呉邪に西沙海底遺跡考古隊の写真を見せました。呉邪が写真を見て呉三省だと思った人物を、陳文錦は解雨臣の養父の解連環だと言います。陳文錦は、解連環は西沙からずっと呉三省のフリをしていると言うのでした。
(親族も間違えるくらいそっくりってあり得る!?)
また陳文錦は、西沙海底遺跡考古隊は昏睡させられ、目覚めると療養院にいたと言います。続けて療養院で目覚めた者たちは年を取らず、昏睡中に何かされたに違いないと言いました。
陳文錦は、やがて霍玲に異変が起き、化け物のようになったと言います。そして今、陳文錦の体も霍玲と同じ匂いがし始めてると言いました。
その時、王胖子が呉邪を捜しに来て呉三省が蛇に咬まれたと言います。呉三省に会った陳文錦は”解連環”と呼びかけました。それを聞いた解雨臣は驚きます。
西王母宮の聖地(第14~16話)

解雨臣が陳文錦にビデオテープのことを尋ねると、解連環、張起霊、コックスに送ったと言います。
(むむ、呉三省(解連環)と言ってることが違う!)
呉邪たちは地下へ通じる石門を見つけ、呉三省、解雨臣、黒眼鏡、トゥオバーの配下1人を残し、地下へ下りていきます。
そこは西王母宮の聖地で兵士の形の玉俑が置かれ、天井には不老不死の丹薬を作る炉が吊られていました。トゥオバーが置かれていた丹薬を動かすと入口が閉まり、玉俑が襲ってきます。
王胖子が入口をダイナマイトで爆破しようとすると衝撃で炉が落ちてきました。すると床に穴が開き、さらに地下へと続く通路がありました。一行が下りていくと、かつて張起霊が書き残したと思われる印があり、通路が開きました。
通路の奥の階段を登り切ると玉座があり、西王母のダミーと思われるミイラが座っていました。張起霊はミイラの装飾品を1つ取って呉邪に渡し、持っておくように言いました。
玉座の後ろの階段を下りると、隕玉がありました。陳文錦は”西王母の秘密”だと言って中に入っていき、張起霊も後に続きました。呉邪も後を追おうとしますが、滑って中に入ることができません。
そこへ解雨臣と黒眼鏡が別のルートでたどりつきます。解雨臣は自分も隕玉の中に入ろうとしますが、それを聞いた黒眼鏡はサングラスを外して解雨臣に自分の目を見せます。解雨臣は隕玉に入るのを止めます。
(えー、ここは視聴者には見えない角度になってるけど、黒眼鏡の目の秘密って何?気になる……)
張起霊が出てくるまで待つという呉邪と王胖子を残し、解雨臣、黒眼鏡、トゥオバーは呉三省がいる場所に戻ることにします。ところが解雨臣たちが戻ると、呉三省はいなくなっていました。
数日後、張起霊が隕玉から出てきますが、倒れてしまいます。隕玉をのぞき込んだ呉邪は、中に老女の姿を見つけ、西王母ではないかと考えるのでした。
(西王母だとしたら何千年生きてるんだ……)
呉邪と王胖子が張起霊を背負って帰ろうとすると母蛇が襲ってきましたが、呉邪が持っていた西王母のミイラの装飾品を見ると逃げて行きました。その後、外に出た呉邪たちは潘子と定主卓瑪、扎西に助けられるのでした。
北京に戻って張起霊は入院しますが、半月も意識を失ったままです。