【秀麗伝】11話と12話のネタバレ感想。天子(皇帝)になるのは誰!?

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秀麗伝しゅうれいでん~美しき賢后と帝の紡ぐ愛~】11話と12話のネタバレ。次は麗華の実家がある新野を攻めることになってしまいますが、争いが起きないようにと裏で陰識が手回ししてくれていました。この記事では、ストーリーの詳細と感想をお届けします。

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【秀麗伝】11話のネタバレ

新野へ

今回のいざこざの処理を任された劉縯りゅうえんは、ケンカ両成敗としてどちらも処罰しないと裁決をくだします。

平林軍のリーダー王匡おうきょうもそれに同意し、今回の件は水に流すこととなりました。

しかし麗華は、強奪を働いた張卯ちょうぼうが処罰を免れたことに納得がいきません。

劉秀はそんな彼女をなだめます。

「豪族出身の自分たちとは違い、大半が飢民である彼らは家族を養うのが精一杯で、他には気が回らないのだ。兵糧が豊かになれば、自然と強奪も減るはずだ」

麗華はしぶしぶ納得し、気を落ち着かせました。

一方の平林軍では、腹の虫がおさまらない張卯が、麗華の家族を殺して復讐してやると息巻いていました。

参謀の朱鮪しゅいはそれを止めた後、リーダーの王匡に進言します。

「まずは豪族の多い新野を攻めないか。陰家も富豪らしいぞ」

さらに朱鮪は、劉縯たちが反対できない理由も用意していました。

ついこの間、劉縯の兄の家族は 新野の県宰に粛清されたばかり。

それゆえに、「劉縯の兄の仇を討つ」と言えば新野への進攻を反対できないと踏んでいるのです。

連れ戻された麗華

実家のある新野を攻めることになったと聞いた麗華は慌てますが、「劉縯の兄敵討ち」だと言われては反対できませんでした。

一同が新野に到着すると、県宰はすぐに降伏し「この降伏は陰識殿に勧められてのことです。あなたがたに従います」と話します。

陰識は無駄な争いが起きないように“裏で”動いていたのです。

これにより争いを避けられ、略奪も起こらずにすみました。

しかしその後、麗華は屋敷に連れ戻されてしまいます。

敵の奇襲

ここでは何も奪えないことが分かった王匡たちは、次の目的地・棘陽へ行くといいます。

劉秀は、実家に戻った麗華に別れを告げないまま 王匡たちと出発しました。

棘陽に着くと、城はもぬけの殻で金銭や食糧も残っていませんでした。

兵たちが「敵は恐れて逃げたんだ!」と楽観する中、劉秀だけは「敵の作戦かもしれない」と危惧していました。

実際、敵将の岑彭しんほうは、勝利に浮かれて気を緩めている今がチャンスだとばかりに、次の目的地に向かう劉秀たちに奇襲をかけてきました。

劉秀一同は大混乱に陥り、撤退を余儀なくされます。

その頃。

陰識を説得して屋敷を出た麗華は、劉秀たちと合流するべく馬を走らせていました。

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11話の感想

平林軍の表向きのリーダーは王匡ですが、その彼を陰からうまく操っている朱鲔という男には注意が必要かもしれません。

今回、麗華が家に連れ戻されてしまいましたが、劉秀は内心ほっとする部分もあるのではないでしょうか。

新朝を倒したいという彼女の志を尊重はしていても、それでもやはり危険からは遠ざけたいはず。

だから、麗華が連れ戻されるのを見ても止めなかったのでしょう。

一方の麗華は、なんとか陰識を説得して再び戦争に参加することになりました。

あれほど頑なだった陰識の心を動かしたのは、おそらく鄧嬋の死。

時代に則ったがんじがらめの“女の生き方”を彼女に歩ませたことを、鄧嬋の死に直面して初めて悔いたのかもしれません。

だからこそ陰識は、麗華を規則で縛るのはやめて自由にさせたのではないでしょうか。

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【秀麗伝】12話のネタバレ

決意を新たに

移動中に奇襲をかけられた劉縯りゅうえんたちは、多くの仲間の命を失ってしまいました。

劉縯は“自分が油断したせいだ”と自責に苦しみ、そんな彼を麗華が慰めます。

そんな中、李通や鄧晨とうしん鄧奉とうほうが軍に合流。

一同は家族や仲間たちの仇を討つと誓い、新軍との次の戦に臨みました。

敵の軍営テントに火を放った夜襲は見事に成功し、大勝利をおさめます。

これに焦った皇帝・王莽おうもうは「何としても劉縯の首を取れ」と布告を出しました。

新たな天子

連盟軍のメンバーたちは、“打倒新軍”という名目のもと天子(皇帝)をたてようとしていました。

それを知った麗華たちは、戦で大きな戦功を残し 人望もある劉縯が選ばれるに違いないと期待します。

ところが、劉秀だけは冷静に分析し、天子の件は期待しないほうがいいと言いました。

「私欲のために戦い 強奪に明け暮れている奴らが、劉縯兄上を天子に選ぶとは思えない」

その読みどおり、王匡おうきょうらが天子に選んだのは、自分たちが所属する平林軍のメンバーで 皇族の直系である劉玄りゅうげんでした。

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12話の感想

どんな正義を掲げていたとしても、戦争をする以上は必ず犠牲者が出てしまいます。

劉秀たちも多くの血縁者を失ってしまいましたが、だからこそ後戻りはできないし、必ず勝たなくてはならないと決意したはず。

しかし、順調なことばかりではなく、劉縯が謀反人として指名手配されてしまったりと心配事が絶えません。

そんな中、「新朝を倒す」という名目で天子が立てられましたが、まさか劉玄が選ばれるとは意外な展開でした。

おそらく王匡たちは、天子に立てた劉玄を意のままに操るつもりでしょうが、切れ者の彼を操るのは至難のわざ。

逆に、利用しようとして痛い目にあうのではないかと推測します。

*次回13話と14話のネタバレ感想はこちらから。